HITSENSER5 Personalのアナライザは,ネットワークから切り離した環境下で,ローカルキューブを用いた分析情報ファイルを参照し,データウェアハウスでの分析を支援するツールです。HITSENSER5 Local Data OptionをインストールしたHITSENSER5,又はHITSENSER5 Webで作成したローカルキューブを使用した分析情報ファイルを参照して分析できます。
HITSENSER5 Personalの概要を次に示します。
図6-1 HITSENSER5 Personalの概要
![[図データ]](figure/zu060300.gif)
HITSENSER5 Personalには,次のような機能があります。
- 階層表,階層グラフ,明細表でデータを分析する
- 分析とは,分析対象データを様々な条件で分類・集計し,いろいろな角度から数値データを見ることです。アナライザでは,分析対象データを分析するために,階層表,階層グラフ,又は明細表を利用できます。データを表やグラフで表現することで,データの持つ意味を的確に理解できるようになります。
- 例えば,売上高の分析をする場合,「売上高を商品ごとに分類して比較する」,「店舗ごとに分類して比較する」,「期間別に分類して比較する」といったことが考えられます。この場合,「売上高」を分析対象として,「商品」,「店舗」,「期間」で分類・集計することになります。
- 階層表,階層グラフ,明細表
- 階層表,階層グラフ及び明細表は,分析対象とする分析次元と,分析次元を分類するキー次元を選択し,表やグラフの縦や横の軸に割り当てて作成されています。階層表,階層グラフ及び明細表の例を次に示します。
図6-2 階層表
![[図データ]](figure/zu060400.gif)
図6-3 階層グラフ
![[図データ]](figure/zu060500.gif)
図6-4 明細表
![[図データ]](figure/zu060600.gif)
- ダイス,スライス,ドリルダウン,ドリルアップ
- 階層表,階層グラフ,明細表を作成した後,ダイス,スライス,ドリルダウン,ドリルアップといった分析を進めるための操作ができます。
- 明細表では,ダイスはできません。
- 階層表,明細表をファイルに出力する
- 階層表又は明細表のデータを外部のプログラムに読み込める形式でファイルに出力できます。出力できる形式は「CSV」と「XLS」です。
- 階層表,階層グラフ,明細表をプログラムに出力する
- 外部のプログラムを起動して,その中に階層表,階層グラフ,又は明細表を表示できます。
- 階層表,階層グラフ,明細表を印刷する
- 作成した階層表,階層グラフ,又は明細表を印刷できます。
- 作業環境をカスタマイズする
- ツールバーをユーザ層や用途に応じてカスタマイズできます。
- なお,メニューは,参照する分析情報ファイルの作成者が公開しているメニューだけが表示されます。そのため,参照する分析情報ファイルの設定によって異なります。