2.5.2 ユーザの登録

ユーザを登録するには,ユーザの名前のほかに,ユーザIDと権限を設定する必要があります。ユーザIDは,ユーザがHITSENSER5にログインするときのIDです。権限は,そのユーザが操作できる範囲を規定する単位です。与えられた権限によって,HITSENSER5で操作できる範囲が決まります。

<この項の構成>
(1) 権限の種類
(2) 権限ごとに操作できる範囲

(1) 権限の種類

権限には,次の三種類があります。ユーザの使用目的に応じた権限を設定してください。

システム管理者
マネージャを使ってHITSENSER5のユーザ情報,及びユーザが作成した分析情報ファイルの情報などを管理するユーザです。また,アナライザで階層表,階層グラフ,及び明細表を作成して分析処理をし,その結果を分析情報ファイルとして保存できます。さらに,自分の所属するグループがアクセス権限を持つ分析情報ファイルを更新できます。
分析情報登録ユーザ
アナライザで階層表,階層グラフ,及び明細表を作成して分析処理をし,その結果を分析情報ファイルとして保存できるユーザです。さらに,自分の所属するグループがアクセス権限を持つ分析情報ファイルを更新できます。
一般ユーザ
自分の所属するグループがアクセス権限を持つ分析情報ファイルを開き,保存されている階層表,階層グラフ,及び明細表に対してドリルダウン,ドリルアップ,スライス,ドリルスルーなどの分析処理をするユーザです。分析情報ファイルを新規に作成したり,既存の分析情報ファイルを更新したりはできません。また,階層表,階層グラフ,及び明細表を新規に作成することもできません。

(2) 権限ごとに操作できる範囲

権限ごとに操作できるメニューを次に示します。なお,一般ユーザに公開するメニューは,追加,変更できます。詳しくは「2.9.1 一般ユーザに公開するメニューの制御」を参照してください。

表2-3 権限ごとに操作できる範囲(マネージャメインウィンドウ)


メニュー
システム
管理者
分析情報
登録ユーザ
一般
ユーザ
ファイル終了××
ツール管理情報××
ドリルスルー環境定義××
分析情報ファイル管理××
ROLAP管理××
ユーザ管理××
ヘルプトピックの検索××
バージョン情報××
(凡例)
○:操作できる
×:操作できない

表2-4 権限ごとに操作できる範囲(ROLAP管理メニュー画面)

メニューシステム
管理者
分析情報
登録ユーザ
一般
ユーザ
接続環境管理××
システム定義××
分析データベース定義××
計算式設定××
集約テーブル定義××
分析データベース条件定義××
コード検索テーブル定義××
分析データベース制限項目××
分析対象データ定義××
(凡例)
○:操作できる
×:操作できない

表2-5 権限ごとに操作できる範囲(アナライザメインウィンドウ)


メニュー
システム
管理者
分析情報
登録ユーザ
一般
ユーザ
ファイル新規作成×
表・グラフを新規作成×
開く分析情報ファイル
ローカル分析情報ファイル
表・グラフファイル×
閉じる
保存上書き保存×
名前を付けて保存×
ローカルファイルに保存×
表・グラフファイルに保存×
出力表・グラフ
ドリルスルー結果
プロパティ×
管理分析情報ファイル×
ページ設定
印刷
終了
編集コピー×
複製×
表・グラフ形式を指定して複製×
項目を変更して複製階層表×
グラフ×
明細表×
削除×
表示ブックメニュー
ビューアの非表示
ツールバー
ステータスバー
ウィンドウ一覧×
コマンド一覧×
一覧非表示×
ウィンドウ一覧の表示形式ツリー表示×
ボタン表示×
一覧の位置左側×
右側×
書式表で表示×
グラフで表示×
明細表の変更×
グラフ種類の変更×
強調表示×
表示名称の選択×
表・グラフの名前の変更×
ドリルオプション×
表・グラフプロパティ×
操作ドリルアップ
ドリルダウン
前へスライス
後へスライス
軸の割当て変更×
集計方法の設定×
ドリルスルー条件設定
表示
外部プログラム起動
外部プログラム起動
Excel連携設定×
実行
設定して実行×
データメンバフィルタ選択×
ソート×
表示/非表示×
分析項目の追加×
ビューア分析対象データ参照×
分析対象データ新規作成×
条件付き複写×
編集×
一覧×
EUR連係分析対象データ×
ツールコマンドの編集×
絞り込み条件画面の編集×
ブックメニュータグタイトルの編集×
メニュー項目の編集×
一覧表示×
表・グラフ形式編集×
表・グラフから作成×
表・グラフから更新×
メニューの表示/非表示設定×
オプション
ウィンドウ上下に並べて表示
左右に並べて表示
重ねて表示
ヘルプトピックの検索
バージョン情報
(凡例)
○:操作できる
×:操作できない