はじめに

このマニュアルは,次に示すプログラムプロダクトの機能と使い方について説明したものです。

対象読者

次に示す操作や機能を理解されていることを前提としています。

ROLAP(Relational On-line Analytical Processing)を利用する場合

-HITSENSER5を利用したシステムを管理する方
Windowsの基本的な操作
リレーショナルデータベースでのデータベースの構築
DABrokerの環境設定
Windows Server 2003,Windows 2000,Windows NTのユーザアカウントの設定
ODBCドライバの設定(ドリルスルーを実行する場合)
-リレーショナルデータベースをHITSENSER5で分析する方
Windowsの基本的な操作
リレーショナルデータベースの概念
ROLAPの概念
-分析結果を参照する方
Windowsの基本的な操作

MOLAP(Multi-dimensional On-line Analytical Processing)を利用する場合

-HITSENSER5を利用したシステムを管理する方
Windowsの基本的な操作
Cosmicubeでの多次元データベースの構築
MOLAPの概念
リレーショナルデータベーステーブルの作成
Windows Server 2003,Windows 2000,Windows NTのユーザアカウントの設定
ODBCドライバの設定(ドリルスルーを実行する場合)
-多次元データベース「Cosmicube」をHITSENSER5で分析する方
Windowsの基本的な操作
Cosmicubeの概念
MOLAPの概念
-分析結果を参照する方
Windowsの基本的な操作

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。

第1章 HITSENSER5の概要
HITSENSER5の役割,特長,及びシステム構成例について説明しています。
第2章 HITSENSER5の機能
HITSENSER5の機能の概要について説明しています。
第3章 セットアップ
インストールする前に準備すること,インストールの手順,データベースと接続するための基本的な設定など,HITSENSER5で分析操作を始める前に必要な準備作業について説明しています。
第4章 HITSENSER5の運用準備
HITSENSER5を使用するユーザ,及び分析の対象となるデータの準備について説明しています。
第5章 HITSENSER5 Local Data Optionの利用
HITSENSER5 Local Data Optionの概要と利用方法について説明しています。
第6章 HITSENSER5 Personalの利用
HITSENSER5 Personalの概要と利用方法について説明しています。
第7章 アナライザのバッチモードの利用
HITSENSER5をバッチモードで利用する方法について説明しています。
第8章 HITSENSER5で使用するデータの管理
分析データベースの運用制御の方法について説明しています。
付録A HiRDBのRDエリアの算出方法
HITSENSER5の管理情報をHiRDBに格納する場合に用意する格納先RDエリアの算出方法について説明しています。
付録B HiRDBの作業表用ファイルの算出方法
HiRDBの作業表用ファイルの算出方法について説明しています。
付録C HITSENSER5のトレース情報の取得
障害対策の資料となるトレースの取得方法について説明しています。
付録D DABrokerの利用
ROLAPの場合に,リレーショナルデータベースに接続するために必要なDABrokerのインストール,環境設定,及び操作方法について説明しています。
付録E HITSENSER3資産の移行
HITSENSER3のデータをHITSENSER5で使用するために必要な操作について説明しています。
付録F HITSENSER5の外字の扱い
HITSENSER5でROLAPを利用する場合の外字の扱いについて説明しています。
付録G Personalモードでの機能制限
HITSENSER5 Personal及びパーソナルモード使用時のメニューについて説明しています。
付録H 用語解説
HITSENSER5を使用する上で知っておく必要がある用語について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

読書手順

このマニュアルは,利用目的に合わせて直接章を指定して読むことができます。利用目的別に,次の手順でお読みいただくことをお勧めします。

[図データ]

図中で使用する記号

このマニュアルの図中で使用する記号を次のように定義します。

[図データ]

このマニュアルで使用する記号

このマニュアルでは,次に示す記号を使用して操作方法を説明しています。

記号意味
[ ]メニュー,コマンド,ウィンドウ,ダイアログの名称,ボタン及びキーボードのキーを示します。
[A]-[B]-の前に示した[A]メニューから,[B]コマンドを選択することを示します。
「 」ウィンドウ又はダイアログ中に表示される項目を示します。
↓計算式↓計算式の答えの小数点以下を切り捨てることを示します。
↑計算式↑計算式の答えの小数点以下を切り上げることを示します。

このマニュアルでは,次に示す記号を使用してコマンドの書式を説明しています。

記号意味
複数の項目に対する項目間の区切りを示します。
{ }この記号で囲まれている複数の項目の中から,必ず一つの項目を選択します。
(例)
{A|B|C}は,「A,B,Cの中から必ずどれか一つだけを選んで指定すること」を示します。
[ ]必要でない場合,省略できます。
(例)
[A]は,「必要に応じてAを指定すること」を示します(必要でない場合,Aを省略できます)。

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を以下に示す略称で表記しています。

製品名称略称
Hitachi OLAP Server CosmicubeCosmicube
HITSENSER5 Professional for Cosmicube,
HITSENSER5 Standard for Cosmicube,
HITSENSER5 Professional for RDB,
HITSENSER5 Standard for RDB,
HITSENSER5 Professional,及び
HITSENSER5 Standard
HITSENSER5
Microsoft(R) ExcelExcel
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System,Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System,及びMicrosoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating SystemWindows 2000
Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating SystemWindows 95
Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating SystemWindows 98
Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating SystemWindows Me
Microsoft (R) Windows(R) XP Home Edition Operating System,Microsoft (R) Windows(R) XP Professional Operating SystemWindows XP
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition,Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise EditionWindows Server 2003
Microsoft (R) Windows NT (R) Server Network Operating System Version 4.0Windows NT Server
Microsoft (R) Windows NT (R) Workstation Operating System Version 4.0Windows NT Workstation

マニュアルとオンラインヘルプの使い分け

HITSENSER5ではオンラインヘルプを提供しています。マニュアルとオンラインヘルプは,それぞれの用途に応じて使い分けてください。

マニュアル
HITSENSER5を初めて使うとき,HITSENSER5の機能の概要とセットアップについて知りたいときにお使いください。
オンラインヘルプ
HITSENSER5の機能の詳細を知りたいときにお使いください。

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次の用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

貼り付け(はりつけ)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。