管理情報をファイルで管理する場合の設定の流れを次に示します。
図3-18 ファイルで管理する場合の設定
![[図データ]](figure/zu03b024.gif)
(a) フォルダの作成
管理情報をファイルとして格納するため,任意のフォルダを作成しておきます。フォルダの作成にあたっては,管理情報を格納するのに十分な容量を確保してください。
(b) 管理情報の設定
作成したフォルダに管理情報が格納されるよう,設定します。
- マネージャの起動
タスクバーから[スタート]-[プログラム]-[HITSENSER5]-[マネージャ]を選択します。
[ログイン]ダイアログが表示されます。
- ユーザIDとパスワードの入力
システム管理者のユーザID,パスワードを入力します。最初にマネージャにログインするときは,ユーザIDは「system」と入力してください。パスワードは設定されていないので空欄とします。
- 注意
- マネージャにログインするためには,ユーザ権限に「システム管理者」が設定されている必要があります。
- [OK]ボタンを選択すると,マネージャのメインウィンドウが表示されます。
- 初めてログインしたときは,[管理情報],[ドリルスルー環境定義],[終了]ボタンだけが選択できます。
図3-19 マネージャのメインウィンドウ
![[図データ]](figure/zu03b002.gif)
- 管理方法と管理フォルダの設定
管理情報の格納先としてファイルを選択し,格納先フォルダを設定します。管理情報の種類によって,操作が異なります。
- [管理情報設定]ダイアログの表示
マネージャのメインウィンドウで[管理情報]ボタンを選択します。選択すると,[管理情報設定]ダイアログが表示されます。
- 管理情報の種類の選択
[管理情報設定]ダイアログで[HITSENSER5管理情報]タブを選択します。
- 管理方法の設定
[HITSENSER5管理情報]タブで[ファイルで管理]ラジオボタンをチェックします。ダイアログ下部の[ファイルで管理]部分が活性化します。
- 接続先の設定
[ファイルで管理]部分の[管理フォルダ]欄に,「(a) フォルダの作成」で準備した管理フォルダを絶対パスで入力します。
図3-20 [HITSENSER5管理情報]タブ(ファイルで管理)
![[図データ]](figure/zu03b005.gif)
管理情報をリレーショナルデータベースで管理する場合の設定の流れを次に示します。なお,この設定をする前に,「3.5.4 管理情報をリレーショナルデータベースで管理する場合の設定」での設定をしてください。
図3-21 リレーショナルデータベースで管理する場合の設定
![[図データ]](figure/zu03b023.gif)
なお,管理情報の格納先として使用できるリレーショナルデータベースは次の製品です。
- HiRDB
- ORACLE
- Microsoft SQL Server
ORACLEを使用する場合は,「3.6.1(2)(b) 管理テーブル作成領域の設定」での設定は必要ありません。
(a) 管理情報の設定
システム管理者が,マネージャを起動してリレーショナルデータベースと接続するための設定をします。また,HITSENSER5の管理テーブルを作成します。
- リレーショナルデータベースの起動
マネージャの操作を開始する前に,接続先のリレーショナルデータベース,及びDABrokerを起動してください。
- マネージャの起動方法
- マネージャの起動
タスクバーから[スタート]-[プログラム]-[HITSENSER5]-[マネージャ]を選択します。
[ログイン]ダイアログが表示されます。
- ユーザIDとパスワードの入力
システム管理者のユーザID,パスワードを入力します。最初にマネージャにログインするときは,ユーザIDは「system」と入力してください。パスワードは設定されていないので空欄とします。
[OK]ボタンを選択すると,マネージャのメインウィンドウが表示されます。
- 注意
- マネージャにログインするためには,ユーザ権限に「システム管理者」が設定されている必要があります。
- 初めてログインしたときは,[管理情報],[ドリルスルー環境定義],[終了]ボタンだけが選択できます。
図3-22 マネージャのメインウィンドウ
![[図データ]](figure/zu03b002.gif)
- 管理方法と接続先の設定
最初に,HITSENSER5 の管理情報,及び分析情報ファイルの格納先としてリレーショナルデータベースを選択し,接続先と作成先領域を設定します。
- [管理情報設定]ダイアログの表示
マネージャのメインウィンドウで[管理情報]ボタンを選択します。選択すると,[管理情報設定]ダイアログが表示されます。
- 管理情報の種類の選択
[管理情報設定]ダイアログで[HITSENSER5管理情報]タブを選択します。
図3-23 [HITSENSER5管理情報]タブ(RDBで管理)
![[図データ]](figure/zu03b003.gif)
- 管理方法の設定
[HITSENSER5管理情報]タブで[RDBで管理]ラジオボタンをチェックします。ダイアログ下部の[RDBで管理]部分が活性化します。
- 接続先の設定
[RDBで管理]部分の各欄に,次に示す項目を設定します。
- DBMS:
- 接続先リレーショナルデータベースを選択します。
- HiRDBの場合
![[図データ]](figure/zu03b018.gif)
- ORACLEの場合
![[図データ]](figure/zu03b019.gif)
- Microsoft SQL Serverの場合
![[図データ]](figure/zu03b020.gif)
- 「HiRDB」又は「SQL Server」を選択すると,[詳細]ボタンが活性化します。「ORACLE」を選択した場合は,[詳細]ボタンは活性化しません。
- データソース名:
- 「3.5.4(3) ODBCデータソースの追加」で設定したデータソース名を選択します。
- DBMSユーザID:
- 接続先リレーショナルデータベースの表・インデクスを作成するための権限を持つユーザIDを指定してください。このユーザIDが管理テーブルの所有者となります。
- DBMSパスワード:
- DBMSユーザIDに設定したユーザIDに対応したパスワードを指定してください。
(b) 管理テーブル作成領域の設定
HITSENSER5の管理テーブルの作成に使う領域を設定します。DBMSにORACLEを選択した場合は,この設定は必要ありません。
- [HiRDBの設定]ダイアログの表示
[管理情報設定]ダイアログで[詳細]ボタンを選択します。[HiRDBの設定]ダイアログが表示されます。
- 作成先RDエリアの設定
[HiRDBの設定]ダイアログの各欄に,事前に準備したRDエリアを入力します。
入力後,[OK]ボタンを選択すると,作成先RDエリアが設定され,[HiRDBの設定]ダイアログが閉じます。なお,ユーザ管理情報作成先RDエリア,及び分析情報ファイル管理情報作成先RDエリアの入力を省略した場合,容量が空いている適当なRDエリアに管理テーブルが作成されます。分析情報ファイル格納先BLOB用RDエリアは必ず設定してください。
図3-24 [HiRDBの設定]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu03b004.gif)
- DBMSにMicrosoft SQL Serverを選択した場合
- [SQL Serverの設定]ダイアログの表示
[管理情報設定]ダイアログで[詳細]ボタンを選択します。[SQL Serverの設定]ダイアログが表示されます。
- ファイルグループの設定
[SQL Serverの設定]ダイアログの各欄に,事前に準備したファイルグループを入力します。
入力後,[OK]ボタンを選択すると,作成先ファイルグループが設定され,[SQL Serverの設定]ダイアログが閉じます。なお,ユーザ管理情報作成先ファイルグループ,分析情報ファイル管理情報作成先ファイルグループ,及び分析情報ファイル格納先BLOB用ファイルグループの入力を省略した場合,Microsoft SQL Serverのデフォルトのファイルグループに格納されます。
図3-25 [SQL Serverの設定]ダイアログ
![[図データ]](figure/zu03b013.gif)
- エラーメッセージが表示された場合
- 指定した内容に誤りがある場合,又は前提ソフトウェアの準備などが不十分な場合,エラーメッセージが表示されます。次に示す点を確認して,誤りを訂正してください。
- 前提となるソフトウェアがインストールされているかどうか。
- ODBCドライバの設定(データソース)に,管理テーブルを設けるリレーショナルデータベースのホスト名を設定しているかどうか。
- 接続先のリレーショナルデータベースが起動しているかどうか。
- DABrokerが起動しているかどうか。