HITSENSER5では,ROLAPを実施する場合,及びMOLAPでもドリルスルー機能を利用する場合にDABrokerを使用してデータベースに接続します。DABrokerは,データベース接続を実現するミドルウェアです。複数の異なるリレーショナルデータベースに一つのインタフェースで接続できる環境を提供します。
DABrokerは,リレーショナルデータベースから見た場合,リレーショナルデータベースのクライアントになります。そのため,DABrokerをインストールしたマシンに,リレーショナルデータベースのクライアントを配置してください。
ここでは,HITSENSER5にバンドルされるWindows NT版のDABrokerについて,次の内容を説明します。必要な関連プログラムの詳細については,DABrokerの「readme.txt」を参照してください。
- セットアップ
DABrokerのインストールと環境設定をし,HITSENSER5とリレーショナルデータベースを接続できるように準備する操作を説明します。
- DABrokerの起動と終了
DABrokerを起動する操作,及び終了する操作手順について説明します。
- 実行できるユティリティ
DABroker起動中に実行できるユティリティと,その操作手順について説明します。
なお,これらの説明は,次の条件を前提にしています。
- リレーショナルデータベースを使用できる環境が構築されていること
- HITSENSER5を組み込むマシン,及びDABrokerを組み込むマシンをネットワーク上で使用できる環境が既に構築されていること
- 参考
- UNIX版のDABrokerを利用する場合
- この場合は,UNIX版DABrokerのマニュアルを参照してください。
- マニュアル中の「DBPARTNER」を「HITSENSER5」と読み替えてください。
- トレース編集ユティリティ(dabdbtrc)に指定するアプリケーション名については,「表D-2 アクセストレース出力時の設定内容」の[UAP名]を参照してください。
- <この節の構成>
- 付録D.1 セットアップ
- 付録D.2 DABrokerの起動と終了
- 付録D.3 DABrokerの起動中に使用できるユティリティ