MOLAPの場合,HITSENSER5はCosmicubeクライアントを介してCosmicubeサーバへ接続します。Cosmicubeクライアントでは,Cosmicubeサーバと接続するために,次の三つの設定をします。HITSENSER5を使用する前に,Cosmicubeクライアントの環境設定を確認してください。設定内容の詳細は,マニュアル「Hitachi OLAP Server Cosmicube」,又は「AIX,HP-UX,Solaris Hitachi OLAP Server Cosmicube」を参照してください。
ネットワーク上でのCosmicubeのフロントエンドサーバと辞書サーバの位置を識別するため,それぞれが配置されているマシンのIPアドレスとノード名が,Windowsが管理するhostsファイルに記述されていることを確認します。
139.29.106.10 node1 #Cosmicube(フロントエンドサーバ,辞書サーバ)
このような記述がない場合は,Cosmicubeサーバにある,Windowsが管理するhostsファイルを参照し,フロントエンドサーバと辞書サーバについて同じ内容を追記してください。
Cosmicubeのフロントエンドサーバと辞書サーバを識別するために,Windowsが管理するservicesファイルにそれぞれのサービス名とポート番号が記述されていることを確認します。
fes 37501/tcp
dds 37502/tcp
このような記述がない場合は,Cosmicubeサーバにある,Windowsが管理するservicesファイルを参照し,フロントエンドサーバと辞書サーバについて同じ内容を追記してください。
Cosmicubeクライアントの[通信環境定義]ダイアログ([スタート]-[プログラム]-[HITSENSER5]-[Cosmicube Client]-[通信環境定義]で開きます)に,「3.5.2(2) ポート番号の設定」でWindowsが管理するservicesファイルに設定したフロントエンドサーバと辞書サーバのノード名とサーバ名が設定されていることを確認します。
FESのノード名 :node1
FESのサーバ名 :fes
DDSのノード名 :node1
DDSのサーバ名 :dds
図3-16 [通信環境定義]ダイアログ