4.1.3 コマンドによる一括登録

グループの作成,及びユーザの登録はコマンドを使って,バッチファイルから実行することもできます。ここでは,コマンドを使用したグループ作成,及びユーザ登録の方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 指定方法
(2) ログの出力
(3) エラー発生時の対策

(1) 指定方法

コマンドを使用する場合,マネージャがある環境で,「HITSENSER5インストールディレクトリ¥Program」にある「hs5usreg.exe」ファイルを実行します。

書式

hs5usreg /u (ユーザID)[/p (パスワード)] { /r /f (一括登録用ファイル名) | /i }

引数
/u (ユーザID)
ユーザ一括管理にログインするユーザIDを指定します。省略できません。
/p (パスワード)
ユーザ一括管理にログインするユーザIDのパスワードを指定します。パスワードを設定していない場合は省略できます。
/r
一括登録を実行します。一括登録を実行する場合は省略できません。/iとは同時に指定できません。
/f (一括登録用ファイル名)
一括登録用ファイル(CSV形式)を絶対パスで指定します。パス名に空白が含まれる場合はパス名全体をダブルクォーテーションで囲んでください。/rを指定したときは省略できません。
(例)

/f "C:¥Program Files¥HITACHI¥HITSENSER5¥USERS¥USER.CSV"

/i
初期化を実行します。初期化を実行する場合は省略できません。/rとは同時に指定できません。
注意
  • 各引数は,1文字以上の半角の空白で区切ってください。
  • コマンドはバッチファイルから実行してください。「コマンドプロンプト」「MS-DOSプロンプト」などから実行した場合,コマンド終了前に処理がリターンしてしまうため,連続してコマンドを実行できません。
    バッチファイルの作成例を次に示します。

    hs5usreg /r /u system /f "C:¥Program Files¥HITACHI¥HITSENSER5¥USERS¥USER.CSV"
    IF ERRORLEVEL 1 GOTO ERR
    GOTO END
    :ERR
    echo      エラーが発生しました。
    :END

戻り値
0:正常終了
1:エラー
2:警告

(2) ログの出力

コマンドを実行すると,ログファイルは「HITSENSER5インストールディレクトリ¥TRACE¥hs5usreg.log」に出力されます。フォルダがない場合は出力されません。ログファイルがある場合は,既存のログファイルに追加して出力されます。

ログには次の情報を出力します。

ログの出力例を次に示します。

ログ出力例
  • 一括登録正常終了時

    15:20:44  ***** HITSENSER5 ユーザ一括管理ツール コマンド開始(2003/04/09)*****
    15:22:01  ユーザ管理情報の登録が完了しました。
    15:22:01  ***** HITSENSER5 ユーザ一括管理ツール コマンド終了 *****

(3) エラー発生時の対策

コマンド実行中にエラーが発生した場合,表示されるメッセージに従って,コマンドのエラーを取り除いてください。