OLAPのうち,リレーショナルデータベースでできたデータマートに対応するOLAPを「ROLAP」,多次元データベースでできたデータマートに対応するOLAPを「MOLAP」と言います。
HITSENSER5はROLAPとMOLAPの両方を支援します※。つまり,HITSENSER5では多次元データベース「Cosmicube」のデータはもちろん,リレーショナルデータベースのデータも多次元分析できるのです。操作はシームレスで,一般ユーザがROLAPとMOLAPの区別を意識する必要はありません。
より広範囲のデータを分析できるので,データから新たな意味を発見する可能性も高まります。
ROLAPもMOLAPも,多次元分析を目的とした処理であるのは同じです。ただ,ROLAPとMOLAPの導入手順や処理過程は若干異なり,それぞれに特徴があります。もし,これから新たにデータウェアハウスを構築する場合は,目的に合ったOLAPを利用できるデータベースを採用することをお勧めします。