データベースへの接続を管理します。
データベースとの接続・切断や,SQL文を実行するオブジェクトの生成・削除などのメソッドを提供するクラスです。
データベースに接続するためには,DBDriverクラスのConnectメソッドを呼び出して,DBConnectionオブジェクトを生成します。このとき,同期接続,又は非同期接続を選択できます。
非同期接続を選択した場合,データベースへの接続処理を含めて,同一セッション中のデータベースへの処理要求(クラスライブラリのメソッド呼び出し)は,非同期に実行されます。この場合は,別スレッド上で処理されるため,メソッドの呼び出しでアプリケーションが「待ち」になることはありません。その代わりに,メソッドの実行中にエラーが発生した場合,非同期で処理されているメソッドではエラーをスローできません。アプリケーション側で適当なタイミングを設定し,必要であればエラーを確認してください。
機 能 | メソッド名 |
---|---|
データベースとの接続を切り離します。 | Close |
Closeメソッドを使って切断したデータベースと再接続します。 | Connect |
DBCallableStatementオブジェクトを生成します。 | CreateCallableStatement |
DBPreparedStatementオブジェクトを生成します。 | CreatePreparedStatement |
DBStatementオブジェクトを生成します。 | CreateStatement |
Transactionオブジェクトとの関連付けを解消します。 | EraseTransaction |
検索結果を必要としない,SQL文を実行します。 | ExecuteDirect |
DBRArrayDataFactoryオブジェクトを生成します。 | GetArrayDataFactory |
SQL文の非同期実行時のエラー情報を得るために,DBSQLCAオブジェクトへのポインタを取得します。 | GetErrorStatus |
DBDatabaseMetaDataオブジェクトを生成します。 | GetMetaData |
DBConnectionオブジェクトの名称を取得します。 | GetName |
DBConnectionオブジェクトで実行待ち,又は実行中のステートメントがあるかどうかを確認します。 | InWaitForDataSource |
データベースが切断されているかどうかを確認します。 | IsClosed |
対象となるオブジェクトを生成したDBDriverオブジェクトのポインタを取得します。 | Parent |
DBTransactionオブジェクトとDBConnectionオブジェクトを関連付けます。 | RegisterTransactions |
DBConnectionオブジェクト(自分自身)を削除します。 | Remove |
DBCallableStatementオブジェクトを削除します。 | RemoveCallableStatement |
DBPreparedStatementオブジェクトを削除します。 | RemovePreparedStatement |
DBStatementオブジェクトを破棄します。 | RemoveStatement |
RegisterTransactionsメソッドで関連付けたDBTransactionオブジェクトのポインタを取得します。 | Transaction |
DBConnectionオブジェクトで要求した実行待ち,及び実行中の非同期処理がすべて終了するまで待ちます。 | WaitForDataSource |