Transactionメソッド
機能
DBTransactionオブジェクトを生成します。
DBTransactionオブジェクトは,トランザクション管理のためのオブジェクトで,1コネクションにつき,一つのDBTransactionオブジェクトとしてください。
なお,複数のコネクションを一つのトランザクションで管理したい場合は,TPBrokerのOTS機能を利用してください。Driverメソッドで,TPBrokerを使用する設定ができます。
形式
DBTransaction *Transaction (LPCTSTR lpctName=NULL) throw DBSQLCA
引数
lpctName
DBTransactionオブジェクトの名前,又はNULLを指定します。
名称を指定すると,その名前を持つDBTransactionオブジェクトを生成し,オブジェクトへのポインタを返します。
NULLを指定する,又は指定を省略すると,DABrokerが名前を自動生成して,DBTransactionオブジェクトを生成し,オブジェクトへのポインタを返します。
戻り値
データ型:DBTransaction*
DBTransactionオブジェクトへのポインタ。
機能詳細
引数に指定した名称でDBTransactionオブジェクトを生成します。データベースを更新するアプリケーションの作成では,必ずトランザクションを設定してください。設定しないと,SQL文単位にコミットされます。
オブジェクト名の自動生成については,「3.3.1 オブジェクトの生成と削除」を参照してください。
発生する例外
DBSQLCA(RetCode)