以下の方法でビルドをしてください。
DABroker for C++はマルチスレッド(UNIX98スレッド)対応のライブラリなので,マルチスレッド(UNIX98スレッド)動作用のコンパイルオプションやリンクする共有ライブラリを指定する必要があります。詳細については,VisualAge C++のマニュアルを参照してください。
なお,64ビットモード用コンパイルオプションは使用しないでください。
コンパイル時の指定例を次に示します。少なくとも,以下の指定が必要です。"xxxx.cpp"には,ユーザプログラムのソースファイルを指定してください。
-Iオプションでは,DABroker運用ディレクトリの下のcpp/includeディレクトリを指定します。ここではDABroker運用ディレクトリが/opt/DABrokerの場合の例を示します。
xlC_r -c -DDAB_AIX -D_POSIX_1003_1C -I/opt/DABroker/cpp/include xxxx.cpp
xlC -c -DDAB_AIX -DDABCPP_SINGLE_THREAD -I/opt/DABroker/cpp/include xxxx.cpp
リンケージ時の指定例を次に示します。少なくとも,次の指定が必要です。
"xxxx.out"は出力ファイル名を,"xxxx.o"はリンクするオブジェクトファイル名を指定してください。
xlC_r -oxxxx.out xxxx.o -L/opt/DABroker/lib -ldabcpp20 -lpthreads
TPBrokerのOTSインタフェースを使ってトランザクション制御する場合でHiRDB使用時は,必ずlibzcltyk.aをリンクしてください。
xlC -oxxxx.out xxxx.o -L/opt/DABroker/lib -ldabcpp20st