1.6.6 レコードの削除
(1) ResultSetを利用したレコード削除
検索したレコードを削除するためには,次の順序で処理する必要があります。
- 更新目的でレコードを検索
- Editメソッドの呼び出し
- Deleteメソッドで削除を指示
- Nextメソッドで次のレコードに位置付け
(2) DELETE文を利用した削除
SQL文のDELETE文を使った削除にも二つの方法があり,DBStatementクラスとDBPreparedStatementクラスを利用できます。
- DBStatementクラスを利用した削除
DBConnectionクラスのCreateStatementでStatementオブジェクトを生成します。実行するDELETE文をExecuteメソッドに渡すことでレコードを削除できます。
又は,DBConnectionクラスも使えます。DELETE文をExecuteDirectメソッドで指定して,DBStatementクラスよりも簡単に行を削除できます。
- DBPreparedStatementクラスを利用した削除
DBPreparedStatementクラスを使用する場合,?パラメタを利用した検索条件を実行時に変更することができます。
?パラメタを指定したDELETE文をCreatePreparedStatementメソッドで指定し,Executeメソッドを呼び出します。SetParamメソッドで?パラメタへのデータを設定し,ExecuteUpdateメソッドで削除します。