CreateStatementメソッド

機能

DBStatementオブジェクトを生成します。

DBStatementオブジェクトでは,SQL文の実行を管理します。

形式

DBStatement *CreateStatement(LPCTSTR lpctName=NULL)
                                             throw DBSQLCA

引数

lpctName

生成するDBStatementオブジェクトの名前,又はNULLを指定します。

NULLを指定する,又は指定を省略すると,DABrokerが名前を自動生成して,DBStatementオブジェクトを生成し,オブジェクトへのポインタを返します。

指定した名前を持つオブジェクトが既にある場合は,そのオブジェクトのポインタを返します。

戻り値

データ型:DBStatement*

DBStatementオブジェクトへのポインタ。

機能詳細

?パラメタを使わないSQL文を実行する場合,このメソッドでDBStatementオブジェクトを生成します。?パラメタを含むSQL文を実行したい場合は,CreatePreparedStatementメソッドを呼び出してDBPreparedStatementオブジェクトを生成してください。

SQLの実行方法については「2.6 詳細版クラスのデータベースアクセス」を参照してください。

自動的に生成されるオブジェクト名については,「3.3.1 オブジェクトの生成と削除」を参照してください。

オブジェクトの個数には制限があります。詳細については,「3.3.2 データベースアクセスリソース数の制限」を参照してください。

発生する例外

DBSQLCA(RetCode)

DB_ERROR_NOT_ENOUGH_MEMORY
メモリ容量が不足しています。
DB_ERROR_DRIVER_ERROR
DBMSでエラーが発生しました。
DB_ERROR_NOT_CONNECTED
データベースに接続していません。
DB_DRV_ERROR_STAT_COUNT
ステートメントの個数が上限値を超えました。