4.2 簡易版クラスの概要

DatabaseオブジェクトをポイントしてResultSetオブジェクトを生成します。

HiRDBの繰り返し列を利用する場合は,DBRArrayDataFactoryクラスを利用し,DBRArrayDataオブジェクトを生成します。オブジェクトのデータ(繰り返し列の要素の値)はDBRArrayDataPtrクラス,又はDBRArrayDataConstPtrクラスを利用して取得します。

なお,繰り返し列用のクラスライブラリは,詳細版でも利用できるため,詳細については,「6. 共通関数詳細」を参照してください。

簡易版クラスライブラリのクラスの一覧を表4-1に示します。

表4-1 簡易版クラスライブラリのクラスの一覧

クラス名概 要
DBRDatabaseクラス接続するデータベースについて管理します。
DBRResultSetクラス検索したResultSetについて管理します。
DBRArrayDataFactoryクラス繰り返し列を扱うDBRArrayDataクラスを管理します。
DBRArrayDataクラス繰り返し列のデータを管理します。
DBRArrayDataPtrクラス要素の値を変更したり,参照します。
DBRArrayDataConstPtrクラス要素の値を参照します。