プログラムの障害調査及びプログラムテストのため,トレースログを採取できます。DABrokerでは,環境変数によって採取する情報のレベルを設定できるため,実行時間と取得できる情報量を状況に応じて調整できます。
トレースログを採取するための設定は,confディレクトリの環境定義ファイルdasysconfで行います。
dasysconfファイルの設定例を次に示します。
# DABroker Event Trace
# DABroker for C++
DABCPP_EVTTRC_SIZE=256 # イベントトレースサイズ
DABCPP_EVTTRC_LEVEL=1 # 取得レベル
DABCPP_EVTTRC_00=ON # 事象種別 20thビット 0x00000010
DABCPP_EVTTRC_01=OFF
DABCPP_EVTTRC_02=ON
DABCPP_EVTTRC_03=OFF
- DABCPP_EVTTRC_SIZE
採取するトレースログのファイルサイズをKB単位で指定します。標準値は32KBです。
-1:トレースログを採取しない
0:ファイルサイズに制限なし
10~32767:出力ファイルサイズを10~32767[KB]の範囲で指定する。
- DABCPP_EVTTRC_LEVEL
トレースログ出力レベルを指定します。
0:エラー発生時にエラーの内容を出力します。それ以外の情報は出力しません。DABCPP_EVTTRC_00がOFFのときは何も出力しません。
1:C++インタフェース部
- DABCPP_EVTTRC_00
エラー発生時に,エラーの内容を出力するかどうかを指定します。
ON:出力する
OFF:出力しない
- DABCPP_EVTTRC_01
現在使用していません。ONでもOFFでも出力情報には変更ありません。
- DABCPP_EVTTRC_02
関数の最初と最後で出力するかどうかを指定します。
ON:出力する
OFF:出力しない
- DABCPP_EVTTRC_03
DABroker for C++の障害調査情報を出力します。
ON:出力する
OFF:出力しない