データベースの検索には,DBStatementクラスとDBPreparedStatementクラスを使用する方法があります。DBStatementクラスでは,アプリケーションでSELECT文をすべて組み立てますが,DBPreparedStatementクラスでは,?パラメタを使用したアクセスができます。この?パラメタとは,SQL文の一部を可変の変数として,アプリケーション実行時に,変数部分のデータを設定しSQL文を組み立てる方法です。ORACLEではプレイスホルダと呼ばれています。
データベースを検索した結果は,ResultSetで受け取り,このResultSetを参照することで,検索したレコードの内容を参照することができます。
一般的な使用方法としては,DBConnectionクラスのCreateStatementメソッドを呼び出して,Statementオブジェクトを生成します。次に,SELECT文をExecuteメソッドで渡して,データベースを検索し,検索結果であるResultSetを取得します。GetResultSetメソッドで検索結果を参照します。
DBPreparedStatementクラスでのデータベースアクセスは,?パラメタを使用したSELECT文をCreatePreparedStatementメソッドで渡し,SetParamメソッドで?パラメタへのデータを設定します。その後Executeメソッドで検索を実行し,検索結果であるResultSetを取得します。GetResultSetメソッドで検索結果を参照します。