CreateArrayDataメソッド
機能
更新のためのDBRArrayDataオブジェクトを生成し,DBRArrayDataPtrオブジェクトのポインタを取得します。
形式1 繰り返し列の要素を一括して更新する場合
virtual DBRArrayDataPtr CreateArrayData
(INT32 i32Type,
INT32 i32MaxSize = 1,
INT32 i32Scale = DBR_ARRAYSCALE_DEFAULT)
throw DBSQLCA
形式2 既存のオブジェクトを基に更新用オブジェクトを作成する場合
virtual DBRArrayDataPtr CreateArrayData
(const DBRArrayDataConstPtr& cpArray) throw DBSQLCA
引数
i32Type
繰り返し列のデータ型を,次に示すどれかで指定します。
COL_TYPE_INT16:2バイト長符号付き2進整数。
COL_TYPE_INT32:4バイト長符号付き2進整数。
COL_TYPE_SINGLE:4バイト長浮動小数点数。
COL_TYPE_DOUBLE:8バイト長浮動小数点数。
COL_TYPE_NUMERIC:符号付き10進数。(DECIMAL型)
COL_TYPE_CHAR:固定長文字列。
COL_TYPE_VARCHAR:可変長文字列。最大長指定あり。
COL_TYPE_DATE:日付型。
COL_TYPE_TIME:時間型。
COL_TYPE_INTERVAL_YEAR:年間隔型。
COL_TYPE_INTERVAL_HOUR:時間間隔型。
i32MaxSize
引数i32Typeで指定したデータ型によって,指定する値が異なります。
i32Scale
cpArray
繰り返し列の要素を更新するときに指定します。インスタンスを持たないオブジェクトは指定できません。また,引数は省略できません。
この引数に指定したオブジェクトが保持するDBRArrayDataクラスのインスタンスと同じ状態のDBRArrayDataオブジェクトを生成し,そのポインタを保持するDBRArrayDataConstPtrオブジェクトを返します。
戻り値
データ型:DBRArrayDataPtr
DBRArrayDataPtrオブジェクトを返します。
機能詳細
DBRArrayDataオブジェクトを生成し,DBRArrayDataPtrオブジェクトのポインタを取得します。
形式1
ResultSetの内容を参照する必要のない場合,例えば繰り返し列の要素を新規作成する場合や要素全体を一括して更新する場合に,ResultSetに格納する繰り返し列を定義する必要があります。このような場合に,形式1を使ってデータ属性を定義し,DBRArrayDataオブジェクトのCreateメソッドを使って,設定する要素分の領域を確保します。
形式2
既にあるDBRArrayDataオブジェクトを基に,その複製を更新用として生成する場合に指定します。ResultSetの繰り返し列を取得するときにGetFieldメソッドを呼び出しますが,このとき生成されるDBRArrayDataオブジェクトは参照だけができます。このような場合に,形式2の引数pArrayに参照元のオブジェクトを指定し,更新用のDBRArrayDataオブジェクト生成します。
発生する例外
DBSQLCA(RetCode)