書式中に配置された全角文字は,書式イメージファイルではKEISコードで保存されています。書式設計機能で書式イメージを入出力する場合,および書式イメージ生成機能では,KEISコードとシフトJISコード間のコード変換を行っています。このコード変換で,Windows側のシフトJISコード上の外字領域とホスト側のKEISコード上の外字領域を対応させるために,PDE - Form Designerでは,次に示す二つのマッピング方法をサポートしています。
書式イメージの移行は行わないで,新規にPDE for Openと連携して使用する場合は,シーケンシャル・マッピングを選択し,外字第一領域の先頭コードを81A1,外字第二領域の先頭コードを8DA1に設定されることを推奨します。
外字コードのマッピング方法を設定する手順を次に示します。
漢字コード変換テーブルは,漢字コードマップ定義ファイルでシフトJISコードとKEISコードの対応関係を定義したあと,漢字コードマップジェネレータで作成します。
ランダム・マッピングを設定する手順を次に示します。
#
# シフトJIS ⇔ KEISコードマップ
#
# SJIS = KEIS
#
F040 = 81A1
F041 = 81A2 # コメント
F042 = 81A3, F043 = 81A4, F044 = 81A5
F0A5=81A6,F0A6=81A7,F0A7=81A8
表3-2 マッピング可能なシフトJISコードの範囲
領域名 | 内容 |
---|---|
Windows特殊文字 | 8740~889D |
NEC選定IBM拡張文字 | ED40~EEFC |
外字 | F040~F9FC |
IBM拡張文字 | FA40~FCFC |
漢字コード変換テーブルは,漢字コードマップジェネレータで生成します。
漢字コードマップジェネレータは,漢字コードマップ定義ファイルの内容を解析し,漢字コード変換テーブルを生成します。
PDE - Form Designerをインストールすると,漢字コードマップジェネレータがインストールされ,[漢字コードマップジェネレータ]のアイコンが登録されます。
このアイコンを選択すると,[漢字コードマップジェネレータ]画面が表示されます。
[生成]ボタンをクリックすると,漢字コードマップ定義ファイルの解析を開始し漢字コード変換テーブルを生成します。
[終了]ボタンをクリックすると,プログラムを終了します。
解析途中のガイダンス/エラーメッセージはメッセージ領域に表示します。