4.5.1 書式情報の設定

書式を設計する場合には,書式の大きさなどを決める必要があります。これらの情報の設定は[書式情報]画面で行います。

書式情報を設定する手順を次に示します。

  1. [書式設計]画面のメニューバーの[設定]から[書式情報]を選択します。
    [書式情報]画面が表示されます。

    [図データ]

  2. 情報を設定します。
    書式サイズやます目の大きさなど必要な情報を設定します。
    ここでは,次に示す情報を設定します。
    書式名
    書式オーバレイ生成時または書式記述文生成時に書式名となる名前を半角4けた以内の英数字(0~9,A~Z,¥,#,または@)で指定します。
    書式オーバレイモジュールの生成またはPDE - Form Designer記述文オプションで書式記述文を生成した場合には,出力ファイル名に書式名が使われますが,書式名の設定に「¥」を使用すると,書式名の「¥」が「_」に置き換わります。
    作成者
    書式を作成した人の名前を20けた(全角10文字または半角20文字)以内で指定します。この項目は省略できます。
    概要
    書式の内容などの情報を40けた(全角20文字または半角40文字)以内で指定します。この項目は省略できます。
    書式サイズ
    プルダウンリストに表示されている項目の中から,作成する書式のサイズと用紙の方向を選択します。選択したサイズは[書式設計]画面の状態表示に表示されます。
    拡張書式サイズを使用するをチェックすると,書式サイズがプリンタマージン分(14mm)拡大されます。
    単位として,ドット,mm,またはinchのどれかを選択すると,その単位で書式の大きさが表示されます。
    書式サイズと各単位での大きさを次の表に示します。

    表4-3 書式サイズと各単位での大きさ

    種類用紙方向標準書式サイズ(拡張書式サイズ)
    ドット(横×縦)mm(横×縦)inch(横×縦)
    A32,674×3,836
    (2,806×3,968)
    283.0×406.0
    (297.0×419.9)
    11.14×15.98
    (11.69×16.53)
    3,836×2,674
    (3,968×2,806)
    406.0×283.0
    (419.9×297.0)
    15.98×11.14
    (16.53×11.69)
    A41,851×2,674
    (1,984×2,806)
    195.9×283.0
    (210.0×297.0)
    7.71×11.14
    (8.27×11.69)
    2,674×1,851
    (2,806×1,984)
    283.0×195.9
    (297.0×210.0)
    11.14×7.71
    (11.69×8.27)
    A51,266×1,851
    (1,398×1,984)
    134.0×195.9
    (148.0×210.0)
    5.28×7.71
    (5.83×8.27)
    1,851×1,266
    (1,984×1,398)
    195.9×134.0
    (210.0×148.0)
    7.71×5.28
    (8.27×5.83)
    B42,296×3,307
    (2,428×3,439)
    243.0×350.0
    (257.0×364.0)
    9.57×13.78
    (10.12×14.33)
    3,307×2,296
    (3,439×2,428)
    350.0×243.0
    (364.0×257.0)
    13.78×9.57
    (14.33×10.12)
    B51,587×2,296
    (1,719×2,428)
    168.0×243.0
    (181.9×257.0)
    6.61×9.57
    (7.16×10.12)
    2,296×1,587
    (2,428×1,719)
    243.0×168.0
    (257.0×181.9)
    9.57×6.61
    (10.12×7.16)
    レター1,908×2,507
    (2,040×2,636)
    201.9×265.3
    (215.9×279.0)
    7.95×10.45
    (8.50×10.98)
    2,507×1,908
    (2,636×2,040)
    265.3×201.9
    (279.0×215.9)
    10.45×7.95
    (10.98×8.50)
    普通紙3,360×2,400
    (3,360×2,400)
    355.6×254.0
    (355.6×254.0)
    14.00×10.00
    (14.00×10.00)
    任意(min)※11,064×600
    (1,064×600)
    112.6×63.5
    (112.6×63.5)
    4.43×2.50
    (4.43×2.50)
    任意(max)※1※2※48,191×8,191
    (8,191×8,191)
    866.9×866.9※3
    (866.9×866.9)
    34.13×34.13※3
    (34.13×34.13)
    (凡例)
    -:該当しません。
    注※1 任意の場合,(min)~(max)の範囲で指定できます。
    注※2 実際に使用するプリンタで印刷可能な範囲の値に設定してください。
    注※3 任意の場合のmm,inchでの値は,次に示す算出式で求めます。
    mm=25.4×ドット÷DPI
    inch=ドット÷DPI
    ドット:小数点以下は四捨五入
    mm:小数点第2位以下は四捨五入
    inch:小数点第3位以下は四捨五入
    注※4 PDE - Form Designerで生成した書式記述文を外部のシステムに入力する場合,書式サイズの横および縦が5,461ドット以下になるように書式設計してください。
    FCBの原点からの相対距離
    FCBの原点からの相対距離を指定します。用紙左上端からFCBの上マージンと左マージン分移動した点が原点です。上または左にずれる場合は負の値を入力します。
    [図データ]
    ます目の大きさ
    作画する図形の大きさや文字のサイズに合わせて作画しやすいます目の大きさを指定します。横,縦それぞれプルダウンリストから選択します。書式サイズと同様に選択した単位で大きさが表示されます。
    書式サイズと各単位でのます目の大きさを次の表に示します。

    表4-4 書式サイズと各単位でのます目の大きさ

    ます目の種類ます目サイズ
    ドットmmCPI
    12LPI202.1
    10LPI242.5
    8LPI303.2
    6LPI404.2
    4LPI606.4
    3LPI808.5
    任意(min)※1101.1※2
    任意(max)※110010.6※2
    5ポ161.715.0
    7ポ242.510.0
    9ポ323.47.5
    12ポ404.26.0
    任意(min)※1101.1※224※2
    任意(max)※110010.6※22.4※2
    (凡例)
    -:該当しません。
    注※1 任意の場合,(min)~(max)の範囲で指定できます。
    注※2 任意の場合のmm,CPIでの値は,次に示す算出式で求めます。
    mm=25.4×ドット÷DPI
    CPI=DPI÷ドット
    ドット:小数点以下は四捨五入
    mm:小数点第2位以下は四捨五入
    CPI:小数点第3位以下は四捨五入
     
  3. 設定した情報を確認して[OK]ボタンをクリックします。
    書式情報の内容が更新されます。
解説
書式情報の設定は,各ファイル固有の情報です。次にファイルを開いた場合,ファイルを保管したときの内容になります。
注意事項
書式作成の途中や再利用時に[書式情報]画面の内容を変更する場合,書式上の図形が収まらない変更はできません。図形が収まる範囲で変更してください。書式サイズは書式の左上頂点を基準に変更されます。