13.3 IT Report Utilityを利用した保守情報の採取
Windows ServerでIT Report Utilityがインストールされている環境の場合,IT Report Utilityを利用した保守情報の採取ができます。IT Report Utilityのインストール方法,詳細な使用方法については,IT Report Utility(Windows版)が提供するドキュメント参照してください。
- <この節の構成>
- (1) 使用方法
- (2) 採取できる資料一覧
(1) 使用方法
IT Report Utilityを利用する場合は,次に示す方法で保守情報を採取して,サポートサービスに連絡してください。
- Administrator権限(コンピュータの管理者権限)で[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を起動します。
- 次のコマンドを実行します。なお,△はスペースを示します。
"%ProgramFiles%¥Hitachi¥systoru¥bin¥systoru"△-t△failure△-g△"PDE"△-g△"os" |
- 資料採取が完了するとコマンドプロンプト上に次のメッセージが表示されます。
KAIS214-I:Output file = [出力ファイル名]. size = [サイズ] bytes.
- メッセージに記載された出力ファイルを採取し,サポートサービスに連絡してください。
(2) 採取できる資料一覧
IT Report Utilityを利用して採取できる保守資料を次に示します。
- Windowsイベントログ
- 環境設定ファイル
- option.dat(オプション設定ファイル)
- 漢字コードマップ定義ファイル
- レジストリ情報(インストール情報)
- 注意
- 上記以外の保守資料は,IT Report Utilityを利用した採取はできません。障害調査に必要となる保守資料で不足がある場合は,IT Report Utilityを利用しないで採取してください。