13.1.9 生成した書式記述文を使用するシステムでのトラブル

<この項の構成>
(1) 書式の文字が書式設計で指定した文字と異なるまたは印字されない
(2) 書式記述文がエラーとなる

(1) 書式の文字が書式設計で指定した文字と異なるまたは印字されない

要因
書式定義機能でのコード変換結果が,書式記述文を使用するシステムで該当する文字の文字コードと異なります。
対処
書式定義機能で画面入力した全角文字は,シフトJISコードからKEIS90コードに変換され,書式記述文内にはコードの形式で記載されます。書式記述文を使用するシステムの前提がKEIS78またはKEIS78とKEIS83/90の場合,一部の文字が書式設計で指定した文字と異なるまたは印字されないことがあります。詳細については,「付録E PDE - Form Designerでの文字コードの扱い(分散タイプPDEだけ適用)」を参照してください。
また,丸付き数字などのWindows固有の文字コードは外字として扱われます。
外字テーブルをカスタマイズするかまたは書式記述文の該当する文字コードをテキストエディタで直接修正してください。修正方法については,「3.4.3 外字領域の設定」を参照してください。

(2) 書式記述文がエラーとなる

要因
PDE - Form Designerで設計した書式イメージから書式記述文を外部のシステムで入力した場合,外部システムで未サポートの書式記述文が生成されると読み込みでエラーとなることがあります。
対処
  • 環境設定でエラーとなる書式記述文を設計できないように設定するか,または書式記述文のバージョンを指定してから再生成してください。
    禁止項目の設定については,「3.4.2 禁止項目の設定」,書式記述文のバージョンの指定については,「付録G オプション設定ファイル」を参照してください。
  • 文字属性の設定が正しくないおそれがあります。オプション設定ファイルの設定を見直して再生成してください。