PDE - Form Designerの適用範囲を次に示します。
- メインフレームから転送された印刷データを,Windows上で分散タイプPDEによって出力しているシステムで,次に示す作業に適用できます。
- 分散タイプPDEで使用する書式・制御イメージの新規作成
- 分散タイプPDEで使用する書式・制御イメージの変更
- オープン環境で作成された印刷データを,Windows上でPDE for Openによって出力しているシステムで,次に示す作業に適用できます。
- PDE for Openで使用する書式・制御イメージの新規作成
- PDE for Openで使用する書式・制御イメージの変更
- PDE - Form Designer記述文オプションは,書式オーバレイゼネレータ(FOG)の書式記述文を使用するシステムで次に示す作業に適用できます。
- 新規作成した書式イメージからの書式記述文生成
- 修正した書式イメージからの書式記述文生成
- 書式記述文からの書式イメージの生成
- メインフレームから転送された印刷データを,Windows上で分散タイプPDEによって出力しているシステムで,次に示す作業に適用できます。
- 分散タイプPDEで使用する書式・制御イメージの一覧表示
- オープン環境で作成された印刷データを,Windows上でPDE for Openによって出力しているシステムで,次に示す作業に適用できます。
- PDE for Openで使用する書式・制御イメージの一覧表示
PDEが入力できる書式オーバレイモジュールを次の表に示します。
表1-10 PDEが入力できる書式オーバレイモジュール
プログラム | VOS3用 | VOS1用 | VOSK用 | オープン用 |
---|
PDE - Print Edition | ○ | ○ | ○ | × |
PDE - PDF Edition | ○ | ○ | ○ | × |
PDE for Open | ○※ | ○※ | ○※ | ○ |
- (凡例)
- ○:入力できます。
- ×:入力できません。
- 注※ 分散タイプPDEで使用していた書式オーバレイモジュールは,そのままPDE for Openで使用できます。ただし,拡張文字セット3の文字およびユーザ定義文字を使用していた場合や,PDE - Form DesignerまたはSTAMPSⅡ Windows95版 書式プロトタイピング機能でランダム・マッピングを指定して定義した書式は,オープン用書式に作り直す必要があります。また,PDE for OpenではKEIS90として書式を処理するため,KEIS78で作成された書式オーバレイモジュールで,KEIS83でコードの入れ替えがあった文字を使用している場合は,該当する文字の入れ替わりが発生します。このため,該当する文字を使用しているときは,書式を作り直すことになります。
PDE - Form Designerで作成できる制御イメージのサポート範囲を次の表に示します。
表1-11 PDE - Form Designerで作成できる制御イメージのサポート範囲
入出力ファイルの種類 | PDE - Form Designerでのサポート範囲 |
---|
書式オーバレイモジュール | - 書式イメージファイルから書式オーバレイモジュールを生成できます。書式オーバレイモジュール内のKEISコードは,KEIS90です※1。
- 書式オーバレイモジュールを入力して,編集はできません。
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FCBイメージ | - FCBイメージを生成します。
- 生成したFCBイメージおよびメインフレームから転送した(VOS1/VOSKの場合,PDEイメージ転送での変換が前提)FCBイメージも編集できます。
- 単機能カット紙用FCBの読み込み,両面印刷カット紙用FCB,および連続紙用FCB※2についてサポートします※3。
- 用紙サイズを任意に設定したり,ホスト用FCBイメージでは設定できない行間値を設定したりできます。※3
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デフォルト機能キャラクタイメージ | - デフォルト機能キャラクタイメージを生成します。
- 生成したデフォルト機能キャラクタイメージおよびメインフレームから転送した(VOS1/VOSKの場合,PDEイメージ転送での変換が前提)デフォルト機能キャラクタイメージも編集できます。
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外字イメージ | サポートしていません。 |
書式記述文 | - 書式イメージファイルから書式記述文を生成できます。書式記述文に展開されるKEISコードは,KEIS90です※4。
- 書式記述文から書式イメージファイルを生成できます。
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- 注※1 分散タイプPDEではKEIS78およびKEIS90,PDE for OpenではKEIS90に対応しています。分散タイプPDEでKEIS78のコード変換を使用する場合の注意事項については,「付録E PDE - Form Designerでの文字コードの扱い(分散タイプPDEだけ適用)」を参照してください。
- 注※2 単機能カット紙用FCBの読み込み,両面印刷カット紙用FCB,および連続紙用FCBの詳細については,「付録A.1 FCBイメージ作成(VOS3 KAPS E3(KLIB))」,「付録B.1 FCBイメージ作成(VOS1 KAPS(KLIB))」,または「付録C.1 FCBイメージ作成(VOSK EDIT DCIコマンド)」を参照してください。
- 注※3 PDEでのプリンタ出力制御,およびPDF出力の制御に使用できます。PDE - LP EditionおよびPDE - LP Optionでのプリンタ出力制御には使用できません。
- 注※4 書式設計機能で画面入力した全角文字は,シフトJISコードからKEIS90コードに変換され,書式イメージに保存されます。そして書式記述文ではそのコードが16進数形式で展開されます。書式記述文を使用するシステムの前提がKEIS78の場合は「付録E PDE - Form Designerでの文字コードの扱い(分散タイプPDEだけ適用)」を参照してください。
なお,PDE - Form Designerでは出力するプリンタの解像度に関係なく1/240インチを基本単位として制御イメージを作成します(解像度240dpi)。出力するプリンタとの解像度の違いは,PDEおよびプリンタによって補正され,解像度誤差を除き,定義で設定した値と同等な大きさで出力されます。このマニュアルでは,1/240インチ四方の矩形を1ドットと表現します。