ソートマージ


19.2.2 デバッグ情報ファイル

コマンド処理が異常終了した場合は,デバッグ情報ファイルを作成します。デバッグ情報ファイルは,次の表で示すディレクトリ下にテキスト形式で作成されます。すでに同名のファイルがある場合は上書きされます。デバッグ情報の出力先ディレクトリに書き込み権限がない場合,デバッグ情報は出力されません。

デバッグ情報ファイルの出力先ディレクトリとファイル名を次に示します。

表19‒8 デバッグ情報ファイルを出力するディレクトリ

OS

作成ディレクトリ

Windows

次の優先順位で使用するディレクトリが決まります。

  • sortdmp/sortrdmp/SORTDMP2/SORTIODMP

    1. wnsort.wseファイルのdmp_dirオプションで指定したディレクトリ

    2. 環境変数「TMP」または「TEMP」で指定したディレクトリ

    3. 環境変数「USERPROFILE」または「SYSTEMROOT」で指定したディレクトリ

    4. カレントディレクトリ

  • sortidmp

    1. 環境変数「TMP」または「TEMP」で指定したディレクトリ

    2. 環境変数「USERPROFILE」または「SYSTEMROOT」で指定したディレクトリ

    3. カレントディレクトリ

UNIX

次の優先順位で使用するディレクトリが決まります。

  • sortdmp

    1. 環境変数「SORT_DMPDIR」で指定したディレクトリ

    2. /usr/tmp

    3. /tmp

  • sortrdmp

    1. 環境変数「SORT_DMPDIR」で指定したディレクトリ

    2. /usr/tmp

    3. /tmp

    4. カレントディレクトリ

  • SORTDMP2/SORTIODMP

    1. 環境変数「SORT_DMPDIR」で指定したディレクトリ

    2. /usr/tmp

表19‒9 デバッグ情報ファイル名

OS

SORTの種別

デバッグ情報ファイル名

Windows

32ビット版

sortdmp

sortidmp

sortrdmp

SORTDMP2

SORTIODMP

64ビット版

sortdmp64

sortidmp

sortrdmp64

SORTDMP264

SORTIODMP64

UNIX

sortdmp

sortrdmp

SORTDMP2

SORTIODMP

(凡例)

−:該当しない。

デバッグ情報ファイルを出力するメッセージID

デバッグ情報ファイルを出力するメッセージIDを次の表に示します。丸括弧( )内のファイル名は,64ビット版のデバッグ情報ファイル名を示します。

表19‒10 デバッグ情報ファイルを出力するメッセージID

メッセージID

デバッグ情報ファイル

sortdmp(sortdmp64)

sortidmp

sortrdmp(sortrdmp64)

SORTDMP2(SORTDMP264)

SORTIODMP(SORTIODMP64)

KBLS201-E

×

KBLS202-E

×

×

KBLS207-E

×

×

KBLS209-E

×

×

KBLS210-E

×

KBLS211-E

×

×

KBLS212-E

×

×

KBLS213-E

×

×

KBLS217-E

×

×

KBLS218-E

×

×

KBLS290-E

×

×

KBLS300-E

×

×

KBLS401-E

×

×

KBLS402-E

×

×

KBLS501-E

×

×

KBLS601-E

×

×

KBLS602-E

×

×

KBLS605-E

×

×

×

KBLS606-E

×

×

×

KBLS607-E

×

×

×

(凡例)

○:出力する。

×:出力しない。

注※

Windows版のC言語のSORT関数でエラーとなった場合に出力するファイルです。