ソートマージ


12.2.10 -w{中間ファイルのディレクトリ名|RTNファイルのディレクトリ名}

rsortsum(rsortsum64)コマンドが使用する中間ファイルまたはRTNファイルを割り当てるディレクトリを指定します。作成するファイルは,-hパラメタの指定有無によって異なります。

表12‒2 -wパラメタで作成するファイルの種別

-hパラメタ

ファイルの種別

意味

作成ファイル名

指定なし

中間ファイル

rsortコマンドのソート結果を格納する一時ファイル

「rsort」+「プロセス番号」+「_ホスト名」

指定あり

RTNファイル

rsortコマンドの終了コードを格納する一時ファイル

「rsort」+「プロセス番号」+「.RTN」

rsortsum(rsortsum64)コマンドは,このディレクトリに「表12-2 -wパラメタで作成するファイルの種別」に示すファイルを一時的に作成します。この指定は,省略できます。指定を省略した場合に使用するディレクトリの優先順位を次に示します。

  1. 環境変数TMPDIRに設定されているディレクトリ

  2. -wパラメタに設定されているディレクトリ

  3. 環境変数SORTOPTの-Tパラメタに設定されているディレクトリ

  4. 環境変数SORTOPTの-T2パラメタに設定されているディレクトリ

  5. /tmp

環境変数TMPDIRの指定

環境変数TMPDIRを指定した場合,-Tパラメタ,-T2パラメタ,-Wパラメタおよび環境変数SORTOPTで指定したディレクトリ名は無効となり,TMPDIRで指定したディレクトリに中間ファイルまたはRTNファイルが割り当てられます。