ソートマージ


11.4.1 レコードを選択したあとにソートする例

選択したレコードをソートする例を示します。この例では,複数の社員データファイルから,営業部の社員レコードを選択し,社員番号順にソートします。

〈この項の構成〉

(1) 条件

条件は,次のとおりです。

(2) パラメタファイルの形式

「wnsortex」コマンドに続けて指定するパラメタファイルの形式を次の図に示します。

図11‒5 パラメタファイルの形式(その1)

[図データ]

(3) パラメタの指定内容

パラメタの指定内容を次の表に示します。

表11‒15 パラメタの指定内容(その1)

入力項目

指定内容

[WNSORTEX]

パラメタファイルの先頭である予約語を指定する。

exec_opt=select:sort

選択機能およびソート機能を使用することを指定する。

file_org=s

入力ファイルに「固定長順編成ファイル」を指定する。

record_leng=320

入力ファイルおよび出力ファイルのレコード長を「320」バイトと指定する。

select_exp=

比較条件式を示す予約語を指定する。

c+6-1

比較項目の属性を「文字(英数字)」,比較項目の開始バイト位置を「6」バイト目,バイト長を「1」バイトと指定する。

=

比較演算子を「条件値と等しい」と指定する。

c'D'

条件値に文字項目「D」を指定する。

sort_key=

ソートキーを示す予約語を指定する。

c+0-5

キーの属性を「文字(英数字)」,キーの開始バイト位置を「0」バイト目,キー長を「5」バイトと指定する。

output_file=OUTFILE

結果の出力ファイル名を「OUTFILE」と指定する。

input_file=INFILE1|INFILE2

入力ファイル名を「INFILE1」,「INFILE2」と指定する。

注1

キーおよび項目の比較はJIS8単位コード体系に従うので,機能オプションの指定を省略する。

注2

出力ファイルのファイル編成は入力ファイルと同じなので,指定を省略する。