ソートマージ


5.8.19 csvfieldオペランド

意味

-inpfileパラメタのfileorgオペランドで指定したファイル編成がCSVの場合,入力レコードのフィールド情報を指定します。

  • 1つのオペランドで,1つのフィールド情報を定義します。

  • 複数のフィールドで,同じフィールド位置を指定できます。

  • 定義したフィールドは,次の表に示す項目やキーとして指定できます。

    パラメタ,オペランド

    内容

    -joindata

    結合条件項目

    -csvkey

    キー項目

    -csvsum

    集約項目

    csvinclude,csvomit

    比較項目

    csvformat

    フォーマット項目

  • 1つの入力ファイルパラメタに指定できるcsvfieldオペランドの個数を,環境ファイル「EXS_CSVFIELDNUMMAX」で指定できます。環境ファイル「EXS_CSVFIELDNUMMAX」については「15.1.1(28) EXS_CSVFIELDNUMMAX【SORT EE(64) 09-00以降】」を参照してください。

  • csvfieldオペランド,ならびにcsvfieldオペランドで定義したフィールド名を指定したパラメタおよびオペランドは,exsortパラメタファイルで指定します。exsort64コマンドラインに,csvfieldオペランドを指定した場合はKBLS1114-Eエラー,csvfieldオペランドで定義したフィールド名を指定した場合はKBLS1115-Eエラーとなります。

  • csvfieldオペランドは,UNIXのexsort64(64ビット版SORT EE)コマンドだけ指定できます。Windowsのexsort64コマンド,またはexsort(32ビット版SORT EE)コマンドに指定した場合,KBLS1100-Eエラーとなります。

形式
csvfield=csvfield-definition
指定値

csvfield-definitionの形式を次に示します。

csvfield-definition形式1
csvfield-name:[r]field-attributecellposlen
  • 文字データのセルを定義します。

  • csvfield-name:[r]field-attributecellposlenは必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。

  • field-attributeには,属性コード「j,c,q,w,u,v,d」が指定できます。

csvfield-definition形式2
csvfield-name:[r]field-attributecellposp[,s]
  • 数値データ(固定小数点数)のセルを定義します。

  • csvfield-name:[r]field-attributecellposp[,s]は必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。

  • field-attributeには,属性コード「z」だけ指定できます。

csvfield-definition形式3
csvfield-name:[r]key-attributecellposd,dateform
  • 日付データのセルを定義します。

  • csvfield-name:[r]field-attributecellposd,dateformは必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。

  • field-attributeには,属性コード「g」だけを指定できます。

csvfield-definition形式4
csvfield-name:[r]field-attributecellposdatedigit[,timedigit]
  • 日付時刻データのセルを定義します。

  • csvfield-name:[r]field-attributecellposdatedigit[,timedigit]は必ず続けて指定してください。それぞれの値の間に空白やタブを指定しないでください。

  • field-attributeには,属性コード「h」だけを指定できます。

field-definitionに指定するそれぞれの値について次に示します。

csvfield-name

フィールド名を指定します。

フィールド名は,先頭が半角大文字の英字(A〜Z)ではじまる2文字から32文字以内の半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)とアンダーバー( _ )を指定します。

入力ファイルパラメタ内で,指定したフィールド名が重複しないようにしてください。

[r]

キーのソート順序を指定します。

rオプション

意味

指定なし

キーの昇順でソートまたはマージします。

指定あり

キーの降順でソートまたはマージします。

  • csvfield-nameをcsvkeyパラメタに指定した場合に有効となります。

  • 降順でソートまたはマージする場合は,フィールドの属性を「rc」のようにつなげて指定します。

  • 昇順か降順かは,フィールドごとに指定できます。フィールドを指定した複数のキーを指定して,昇順と降順を混在させたソートまたはマージもできます。

field-attribute

フィールドの属性を指定します。

指定できる属性は,csvkeyパラメタに指定するkey-attributeと同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「key-attribute」を参照してください。

cellpos

レコード内の処理対象セル(列)の位置を,番号で指定します。

指定できるセル(列)の位置は,csvkeyパラメタに指定する+cellposと同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「-cellpos」を参照してください。

len

field-attributeに,属性コード「j,c,q,w,u,v,d」を指定した場合,文字データの最大バイト長を,10進数で指定します。

指定できる範囲は,csvkeyパラメタに指定する-lenと同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「-len」を参照してください。

p[,s]

field-attributeに,属性コード「z」を指定した場合,数値データの有効桁を10進数で指定します。

指定できる桁の範囲は,csvkeyパラメタに指定する-p[,s]と同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「-p[,s]」を参照してください。

ddateform

field-attributeに,属性コード「g」を指定した場合,日付データの有効桁,および書式番号を指定します。

指定できる有効桁および書式番号は,csvkeyパラメタに指定する-d,dateformと同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「-d,dateform」を参照してください。

datedigit[,timedigit]

field-attributeに,属性コード「h」を指定した場合,日付および時刻データの有効桁を10進数で指定します。

指定できる有効桁および書式番号は,csvkeyパラメタに指定する-datedigit[,timedigit]と同じです。詳細は,「5.16 -csvkeyパラメタ」の「-datedigit[,timedigit]」を参照してください。