ソートマージ


5.8.8 cellsepaオペランド

意味

CSVファイルの入力レコードのデリミタ(セル区切り文字)を指定します。

このオペランドは,CSVファイルを指定した場合だけ有効です。CSVファイル以外を指定した場合は,KBLS2201-Eエラーとなります。

オペランド省略時のデフォルト値を,環境ファイル「EXS_CELLSEPA」で指定できます。

形式
cellsepa={TAB|'cell-separator'}[△{TAB|'cell-separator'} … ]]
指定値

cell-separatorに指定する値を次の表に示します。

指定値

意味

'cell-separator'

セルのデリミタとして,タブを除いた任意の1文字(半角英数字)を,シングルクォーテーションで囲んで指定します。

【指定例】

空白を指定

cellsepa='△'(△は空白1文字を表す)

タブ,セミコロン,コンマ,空白,コロンの5個のデリミタを指定

cellsepa=TAB ';' ',' '△' ':'

TAB

セルのデリミタとして,タブを指定します。

【指定例】

cellsepa=TAB

注※ 半角英数字の文字コードは(0x20〜0x7E)です。

  • 最大5個のデリミタを指定できます。

  • 環境ファイル「EXS_CELLSEPA」およびこのオペランドの両方を省略した場合,デリミタにコンマ(,)を仮定します。

  • 引用符(シングルクォーテーション,ダブルクォーテーション),改行文字,およびマルチバイト文字(日本語)はデリミタとして指定できません。

  • codetypeオペランドに指定した入力データのエンコードで,入力データ中のデリミタを解析します。入力データのエンコードについては,「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

  • 入力データのエンコードが「UCS-2LE」,「UCS-2BE」,「UTF-16LE」または「UTF-16BE」の場合,「UCS-2」の文字コードのデータ形式となります。「付録H Unicode操作文字コード一覧(SORT EE)」の「表H-3 ASCII対応予約文字一覧」を参照してください。

  • 入力データのエンコードが「UCS-4LE」,「UCS-4BE」,「UTF-32LE」または「UTF-32BE」の場合,「UCS-4」の文字コードのデータ形式となります。「付録H Unicode操作文字コード一覧(SORT EE)」の「表H-3 ASCII対応予約文字一覧」を参照してください。

注意事項
  • cell-separatorは,必ずシングルクォーテーション(')で囲んで指定してください。

  • 同じ文字は複数指定できません。

  • 6個以上の文字は指定できません。

  • 環境ファイル「EXS_CELLSEPA」に指定する場合は,cell-separatorをダブルクォーテーション(")で囲みます。コマンドと指定方法が異なるので注意してください。

  • exsortコマンドに指定する場合は,指定値全体をダブルクォーテーションで囲んでください。ただし,TAB指定の場合は,ダブルクォーテーションで囲む必要はありません。

【指定例】

-inpfile cellsepa="'△' ',' TAB"

ダブルクォーテーションで囲む

-inpfile cellsepa=TAB

ダブルクォーテーションの囲みは不要

  • このオペランドをexsortパラメタファイルに指定する場合は,指定値をダブルクォーテーションで囲まないでください。

【指定例】

-inpfile cellsepa='△' ',' TAB

-inpfile cellsepa=TAB