ソートマージ


5.8.3 reclenオペランド

意味

入力レコード長を指定します。

形式
reclen=record-length
指定値
  • 入力レコード長を数字で指定します。指定できる桁数は,レコード長の上限値をバイト単位に変換した値の桁数以内です。

    record-lengthに指定する値を次の表に示します。

    入力ファイル編成

    レコード長の範囲

    (単位:バイト)

    説明

    固定長順編成ファイル

    1〜レコード長の上限値

    • 固定長順編成ファイルを入力ファイルとする場合は,このオペランドを省略できません。

    • Windows版,UNIXの32ビット版の場合,レコード長の上限値は「65,535バイト」です。

    • UNIXの64ビット版の場合,レコード長の上限値は,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定した「レコード長の上限値」です。環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合は「65,535バイト」です。

    可変長順編成ファイル

    • reclenオペランドの指定は不要です。指定しても無視されます。ただし,各コマンドで処理できるレコード長の範囲は,1〜レコード長の上限値です。

    • Windows版,UNIXの32ビット版の場合,レコード長の上限値は「65,535バイト」です。

    • UNIXの64ビット版の場合,レコード長の上限値は,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定した「レコード長の上限値」です。環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合は「65,535バイト」です。

    テキストファイル

    1〜レコード長の上限値

    • このオペランドは省略できます。省略した場合の最大レコード長と,このオペランドで指定できるレコード長の最大値を次に示します。

    【Windows版,UNIXの32ビット版】
    • オペランドを省略した場合,入力データの最大レコード長は,レコード長の上限値「65,535バイト」が設定されます。

    • レコード長の上限値は,入力データのエンコード種別や改行文字の長さによって変わります。レコード長については「3.3.1 パラメタ」のレコード長を,改行文字については「5.8.7 recsepaオペランド」を,入力データのエンコードについては「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

    【UNIXの64ビット版】
    • レコード長の上限値は,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定した「レコード長の上限値」です。環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合は「65,535バイト」です。

    • 入力データの最大レコード長は,次に示す優先順位で設定されます。

      1.このオペランドで指定した値

      2.環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」で指定した,reclenオペランドのデフォルト値

      3.環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」で指定した,最大レコード長の上限値

      4.「65,535バイト」

      注※

      環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合,入力データのエンコード種別や改行文字の長さによって,レコード長の上限値が異なります。

      レコード長については「3.3.1 パラメタ」のレコード長を,改行文字については「5.8.7 recsepaオペランド」を,入力データのエンコードについては「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

    • 入力ファイルの合計サイズが1MB未満の場合にレコード長の指定を省略すると,ソート機能で一時ファイルが作成されることがあります。処理時間を短くしたい場合は,レコード長を指定することを推奨します。

    • レコード長を指定する場合は,入力ファイル内の最大レコード長よりも大きい値を指定してください。入力ファイル内の最大レコード長よりも小さい値を指定した場合は,KBLS1751-Eエラーとなります。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録L メッセージ」を参照してください。

    CSVファイル

    1〜レコード長の上限値

    • このオペランドは省略できます。省略した場合の最大レコード長と,このオペランドで指定できるレコード長の最大値を次に示します。

    【Windows版,UNIXの32ビット版】
    • オペランドを省略した場合,入力データの最大レコード長は,レコード長の上限値「65,535バイト」が設定されます。

    • レコード長の上限値は,入力データのエンコード種別や改行文字の長さによって変わります。レコード長については「3.3.1 パラメタ」のレコード長を,改行文字については「5.8.7 recsepaオペランド」を,入力データのエンコードについては「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

    【UNIXの64ビット版】
    • レコード長の上限値は,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」に指定した「レコード長の上限値」です。環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合は「65,535バイト」です。

    • 入力データの最大レコード長は,次に示す優先順位で設定されます。

      1.このオペランドで指定した値

      2.環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」で指定した,reclenオペランドのデフォルト値

      3.環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」で指定した,最大レコード長の上限値

      4.「65,535バイト」

      注※

      環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がない,または指定が無効の場合,入力データのエンコード種別や改行文字の長さによって,レコード長の上限値が異なります。

      レコード長については「3.3.1 パラメタ」のレコード長を,改行文字については「5.8.7 recsepaオペランド」を,入力データのエンコードについては「5.8.13 codetypeオペランド」を参照してください。

    • 入力ファイルの合計サイズが1MB未満の場合にレコード長の指定を省略すると,ソート機能で一時ファイルが作成されることがあります。処理時間を短くしたい場合は,レコード長を指定することを推奨します。

    • レコード長を指定する場合は,入力ファイル内の最大レコード長よりも大きい値を指定してください。なお,入力ファイル内の最大レコード長よりも小さい値を指定した場合,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定がなければエラーにはなりません。ただし,環境変数「EXSORT64MAXRECLEN」の指定があれば,KBLS1751-Eエラーとなります。メッセージが表示されたときの原因と対処方法の詳細は,「付録L メッセージ」を参照してください。

    (凡例)−:なし

    ・入力データのエンコードが「UCS-2LE」,「UCS-2BE」,「UTF-16LE」または「UTF-16BE」の場合,レコード長は2の倍数でなければなりません。

    ・入力データのエンコードが「UCS-4LE」」,「UCS-4BE」,「UTF-32LE」または「UTF-32BE」の場合,レコード長は4の倍数でなければなりません。