ソートマージ


2.47 出力レコードフォーマットの演算機能(SORT EEの機能)【UNIX SORT EE(64) 09-00以降】

演算機能は,formatオペランドまたはcsvformatオペランドに指定された計算式の結果を10進数レコード項目に代入する機能です。

計算式には,10進数項目と10進数項目,10進数項目と定数,および定数と定数の四則演算(加減乗除)を指定できます。

【計算式に指定できる組み合わせ】

計算式に指定できる組み合わせを次の表に示します。

表2‒6 計算式に指定できる組み合わせ

指定種類

指定例

10進数項目と10進数項目

10進数項目A+10進数項目B

10進数項目と定数

10進数項目A*100

定数と定数

100*0.25

注※

fieldオペランドまたはcsvfieldオペランドで指定されたフィールド名のフィールドの10進数項目データを示す。

【計算式に指定できる10進数項目】

計算式に指定できる10進数項目を次の表に示します。

表2‒7 計算式に指定できる10進数項目

ファイル編成

10進数項目

属性コード

CSVファイル(C)

固定小数点数

z

固定長順編成ファイル(S)

テキストファイル(A)

内部10進数

外部10進数

左符号付き外部10進数

右分離符号付き外部10進数

左分離符号付き外部10進数

p

z

x

s

t

注※

データの形式については,「3.2 キー属性と形式」を参照してください。

【計算式に指定できる内容】

計算式に指定できる内容を次の表に示します。

表2‒8 計算式に指定できる内容

項番

指定内容

意味

指定最大

1

+(加算),-(減算),*(乗算),/(除算)

演算子

2

「0〜9」の数字

数値データ

16個

3

( ),

({+|- } 数値)

優先順位,

符号付き数値

24ネスト

4

フィールド名

fieldオペランドで指定された,10進数項目のフィールド名

16個

注※

レコード中の値を演算に使用する場合に指定します。

演算機能の指定方法については,「5.10.14(2) calcサブオペランド」または「5.10.15(2) calcサブオペランド」を参照してください。

【出力レコードフォーマットの演算機能のパラメタ使用上の注意事項】

出力レコードフォーマットの演算機能は,UNIXのexsort64(64ビット版SORT EE)コマンドだけ指定できます。Windowsのexsort64コマンド,またはexsort(32ビット版SORT EE)コマンドに指定した場合,KBLS1100-Eエラーとなります。