ソートマージ


2.10 内部10進数符号保障機能

集約機能を使用する場合,集約項目の属性が内部10進数について,最初の集約項目の演算符号が(F)16(絶対値)であるとき,以降の集約項目の集約結果に対して同じ演算符号(絶対値)を適用します。

最初の集約項目の演算符号が(C)16(正)である場合は,以降の集約項目に対して(C)16(正)を適用します。また,このオプションを指定しない場合は,演算符号が(F)16(絶対値)である集約項目に対して(C)16(正)を適用します。

最初の集約項目の符号

内部10進数符号保障機能

指定あり

指定なし

F

F

C

C

C

C

製品

オプション名

備考

SORT EE

内部10進数符号保障オプション(ABSオプション)

5.5.8

SORT

/ifオプション(Windows)

10.1.2(1)

-ifオプション(UNIX)

10.2.2(1)

このオプションを指定した場合および指定しない場合の内部10進数符号保証機能の使用例を次に示します。

図2‒4 内部10進数符号保証機能の使用例(オプションを指定した場合)

[図データ]

<説明>
  1. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が正値の場合,集約結果には先頭レコードの符号(C)16(正)を適用します。

  2. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が正値の場合,集約結果には先頭レコードの符号(F)16(絶対値)を適用します。

  3. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が正値で先頭レコードの符号が(D)16(負)の場合,集約結果には(C)16(正)を適用します。

  4. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が負値の場合,集約結果には(D)16(負)を適用します。

図2‒5 内部10進数符号保証機能の使用例(オプションを指定しない場合)

[図データ]

<説明>
  1. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が正値の場合,集約結果には(C)16(正)を適用します。

  2. 同じキーを持つ連続したレコードを先頭レコードに集約します。集約結果が負値の場合,集約結果には(D)16(負)を適用します。