SCMRF CD for Windowsの用語の意味を説明します。
(数字)- 1段接続
- チャネルと入出力制御装置の間に,1台のACODを接続した構成です。
(英字)- ACOD(Advanced Connection Optical Director)
- ACONARCディレクタ。ACONARCを構成する装置の一つです。チャネルと入出力制御装置の間に位置し,チャネルと入出力制御装置間を動的,または占有的に接続するダイナミックスイッチ機構を持つ装置です。
- ACOD外部構成定義初期データ
- ホストのACOD外部構成定義コマンドから生成した初期データです。
- ACOD外部構成定義データ
- SCMRF CD for Windowsから搬出したACOD外部構成定義に相当するデータです。搬出するときにACOD経路の定義から生成されます。
- ACOD経路
- あるチャネルパスIDから,経由するACODのポート,ポートと接続する入出力制御装置までの接続に関する情報です。
- ACOD構成情報
- ACOD外部構成情報(ACODと接続するチャネルや入出力制御装置が,ACODのどのポートと接続されているかを定義した情報)とACOD内部構成情報(ACOD内のポート間の接続情報)の総称です。
- ACOD構成定義初期データ
- ACOD外部構成定義初期データとACOD内部構成定義初期データの総称です。
- ACOD構成定義データ
- SCMRF CD for Windowsで定義するACOD外部構成定義データ,およびACOD内部構成定義データの総称です。
- ACOD内部構成定義初期データ
- ホストのACOD内部構成定義コマンドから生成した初期データです。
- ACOD内部構成定義データ
- SCMRF CD for Windowsから搬出したACOD内部構成定義に相当するデータです。搬出するときにACOD経路の定義から生成されます。
- ACODモデル
- ACONARCディレクタをハードウェアのスペックで分類/識別するためのコードです。
- ACONARC(Advanced Connection Architecture)
- 光ファイバーケーブルを使用した,接続距離延長,接続装置台数拡張などの特長を持つ入出力アーキテクチャです。
- ACONARCコンバータ
- ACOC(Advanced Connection Optical Converter)ともいいます。非ACONARCインタフェースの周辺装置をACONARCチャネルに接続するための装置です。
- ACONARC制御機能(AOMPLUS/AF)
- AOMPLUSの補助機能の一つです。ACODを管理・制御することによって,ACOD配下の入出力制御装置を対象に,ホットスタンバイやシナリオ指令によって,構成変更ができます。
- ACONARCチャネル
- CNCチャネル,CTCチャネル,およびCVCチャネルの総称です。
- AOMPLUS(Auto-Operation Monitor PLUS for Multiple Systems)
- 統合システム自動運転を実現するためのプログラムプロダクトです。システムの統合運転や自動運転などが管理できます。
- CPU識別記号
- CPUの機種を識別する記号です。プロセッサグループごとに決まっています。
- CSV形式
- Windowsで使用できる,コンマ区切りのファイル形式です。
- DAT形式
- OFIS/POL for Windowsで使用できる,コンマ区切りのファイル形式です。
- FBD
- FIBARC(FIBre connection ARChitecture)ディレクタの略称です。
- FCチャネル
- FCチャネル(Fibre Connection channel)とは,FIBARCチャネルのチャネルタイプの一つです。
- FIBARCチャネル
- FIBARC(FIBre connection ARChitecture)チャネルとは,ACONARC同様光ファイバ技術を応用し,従来のACONARCの機能を更に拡張した入出力接続アーキテクチャのチャネルの総称です。
- FIBARCディレクタ
- ACONARCディレクタと同様に複数ポートのマトリクスで構成され,光ファイバーケーブルに接続されるポートを介して,ホスト側のFIBARCチャネルや周辺機器を動的に接続する装置です。ACONARCディレクタと異なり,ディレクタ制御装置を持たず,AOMPLUS/AFによるポートの制御はできません。
- HLUSCCP
- PRMA E2またはPRMA E3のユティリティプログラムの一つで,サービスプロセサのコンソールファイルにSCDSとLCDSを作成するためのシステム構成制御プログラムです。SCDSとLCDSのほかに,PRMF構成定義初期データ,SCMRFのIOCDF入出力構成定義情報も作成できます。
- IOCDF(Input/Output Configuration Definition File)
- システム構成定義データ,および初期データを格納するためのホスト上のデータセットです。
- IOC名称
- 機器構成の管理用に入出力制御装置に付ける名称です。
- LPAR(Logical Partition)
- PRMFによって論理的に分割された論理プロセサです。
- LPAR間高速連携機能
- 複数のLPAR間で,高速なデータ転送を実現する機能です。ILA2(内蔵LANアダプタ タイプ2)と同様に使用することができ,また,新たな専用ハードウェアを追加することなく実現します。
- LPARモード
- PRMFが有効となるホストのCPU動作モードの一つです。
- PRMA E2(Processor Resource Management Feature Assist Extended Version 2)
- PRMF支援のことで,PRMFの運転を支援するプログラムプロダクトです。
- PRMA E3(Processor Resource Management Feature Assist Extended Version 3)
- PRMF支援のことで,PRMFの運転を支援するプログラムプロダクトです。
- PRMF(Processor Resource Management Feature)
- プロセサ資源を論理的に分割し,複数の論理プロセサ(LPAR)を実現する機能の総称です。また,ハードウェアに実装されるハードウェア機構そのものです。
- PRMF構成定義初期データ
- ホストのPRMFシステム構成定義文から生成した初期データです。
- PRMF構成定義データ
- SCMRF CD for Windowsで定義した,PRMFの入出力構成・LPAR構成に関するデータです。ホストに転送したPRMF構成定義データからPRMFのシステム構成定義文が生成されます。
- PRMFシステム構成定義文
- PRMFを使用するシステムの入出力構成とLPAR構成を表すパラメタです。PRMA E2またはPRMA E3のHLUSCCPでSCDSとLCDSを作成するとき,またはPRMF構成定義初期データを生成するときの入力となります。
- SCCP(System Configuration Control Program)
- サービスプロセサのコンソールファイルにSCDSを作成するためのシステム構成制御プログラムです。SCDSのほかに,入出力構成定義初期データ,SCMRFのIOCDF入出力構成定義情報なども作成できます。
- SCDS(System Configuration Data Set)
- システム構成データセットです。装置の物理的な構成情報をハードウェアに通知するためのデータセットです。サービスプロセサのコンソールファイルに作成します。
- VILA(Virtual ILA)
- ILA2のモデル種別Gigabit-Ethernet(1000BASE-SX)(alteon社製)のサブセットの機能を持つ,VILAネットワークでのネットワーク端点です。
- VILAチャネル
- VILAネットワークを定義するためのチャネルです。VILAネットワークと1対1に対応します。
- VILAネットワーク
- LPAR間高速連携機能によって生成される仮想的なネットワークです。
- VILAネットワークセグメント
- VILAが仮想的に接続される仮想LANです。一般的なLANのセグメントに相当します。
(カ行)- 外部ポート
- チャネルまたは入出力制御装置と接続されるACODのアクセスポイントです。
- カレントレコード
- 操作対象のレコードです。レコードセレクタに三角のマークが表示されます。
- キー値
- コピーおよび貼り付けの基準となるレコードを指します。
- 切替可能占有接続
- あるポートを占有接続で切り替えられるポートの接続形態です。ACONARCコンバータを介して,ACONARCに対応していない装置の切り替え制御をする場合に指定します。
- ゲストOS
- LPAR上で動作するOSです。
- 構成ID
- 初期データ,システム構成定義データ,システム構成情報間の整合を確認するための識別子です。それぞれのデータを生成するときにユーザが付けます。
- 構成定義
- 入出力構成,ACOD構成を定義・管理する機能です。データベースに関する操作は,ユティリティを使用します。
- コメント番号
- チャネルパスID,制御装置番号,デバイス番号に付けるコメントを管理するための番号です。コメント番号を変更することによって,表示するコメントを切り替えることができます。
(サ行)- シートセレクタ
- レコードセレクタとフィールドセレクタが交差している領域です。シートセレクタをクリックすると,定義シート全体が選択状態になります。
- システム構成情報
- VOS3システムを運用するために必要なハードウェアおよびソフトウェアの各種情報の総称です。
- システム構成定義データ
- 入出力構成定義データ,ACOD構成定義データ,およびPRMF構成定義データの総称です。SCMRF CD for Windowsで定義し,ホストのIOCDFに転送します。
- 情報識別子
- システム構成定義データを識別するための4けたの文字列です。SCMRF CD for Windowsで設定します。IOCDFに格納するときに,メンバ名の下4けたとしても使用されます。
- 初期データ
- 既存のSYSGENマクロ,ACOD構成定義コマンド,およびPRMFシステム構成定義文を流用する場合に,ホスト上で一時的に生成するデータです。初期データをPCに転送すると,PC上で編集できるようになります。SYSGENマクロから生成された初期データを「入出力構成定義初期データ」,ACOD構成定義コマンドから生成された初期データを「ACOD構成定義初期データ」,PRMFシステム構成定義文から生成された初期データを「PRMF構成定義初期データ」と呼びます。
- シンタクスレベル
- 構成定義のシンタクスチェックに適用する,ホスト側のゼネレーション実行プログラムのバージョンに対応したシンタクスチェック条件を示す情報です。
- 接続予約割り当て
- LPARのアクティベイト時にはチャネルを割り当てないで,ゲストチャネル動的再構成機能によってOS稼働中にあとからチャネルを割り当てるときの指定方法です。
- セル
- フィールドとレコードで示される,定義シートの1コマです。
- 占有接続
- あるポートとの接続を一つのポートだけに許可するポート間の接続形態です。
(タ行)- 多段接続
- チャネルと入出力制御装置の間に,2台のACODを接続した構成です。
- 追加レコード
- 定義シートの最終レコードで,データを追加するためのレコードです。レコードセレクタにアスタリスクマークが表示されます。
- 定義シート
- データベースの内容を表示する,ウィンドウ上の表形式の領域です。
- ディレクタ
- ACONARCディレクタとFIBARCディレクタの総称です。
- ディレクタ経路
- あるチャネルパスIDから,経由するディレクタのポート,ポートと接続する入出力制御装置までの接続に関する情報です。
- データの管理情報
- システム名称やプロセサ名称など,データベースや定義データを識別するための情報です。システム構成の設定ウィンドウで設定します。
- 転送ファイル
- PCとホストのファイル転送で使用するPC上のファイルです。
- 動的接続
- あるポートと同時に複数のポートとの接続を許可するポート間の接続形態です。
(ナ行)- 内部ポート
- ACODを制御する内部処理機構に接続するACOD内のアクセスポイントです。内部ポートのポートアドレスは「FE」です。
- 入出力構成定義初期データ
- ホスト上の既存のSYSGENマクロから生成する入出力構成に関するデータです。SCCPによって生成し,PCに転送します。
- 入出力構成定義データ
- SCMRF CD for Windowsのデータベースに格納したVOS3システムの入出力構成に関するデータです。ホストのIOCDFに転送し,SYSGENマクロを生成します。
(ハ行)- 搬出
- SCMRF CD for Windowsからホストにシステム構成定義データを転送するため,PCの転送ファイルにデータベース中のデータを格納することです。
- 搬入
- ホストから転送したデータをPCの転送ファイルからデータベースに格納することです。
- フィールド
- 定義シートの列です。
- フィールドセレクタ
- レコードの上にあり,フィールドに対するタイトルが表示される領域です。フィールドセレクタをクリックすると,クリックしたフィールドのすべてのセルが選択状態になります。
- プロセッサ資源分割管理機構
- →PRMFを参照のこと。
- ベーシックモード
- 物理計算機のCPU動作モードで,LPARモード以外のCPU動作モードを指します。OSが使用するCPU動作モードです。
- ベースシステム
- 構成を定義しているシステムの基になったシステムです。ベースシステムの情報として,プロセサ名称,CPUモデル,構成IDなどが表示できます。
- 変更記録
- キーとなるフィールドに対して,追加・変更・削除の操作があった日時と操作したユーザ名を記録する機能です。キーとなるフィールドには,チャネルパスID,制御装置番号,デバイス番号,ポートアドレスなどがあります。
- 変更レコード
- レコードセレクタに鉛筆マークが表示されているカレントレコードです。
- ポート
- ACODと外部装置とのアクセスポイントです。ACODと外部装置のアクセスポイントを「外部ポート」,ACODの内部処理機構へのアクセスポイントを「内部ポート」と呼びます。
- ポートアドレス
- ポートに付ける論理識別子です。2けたの16進数を指定します。
(マ行)- メニュー
- 幾つかのコマンドをグループにしたときのタイトルを指します。ウィンドウタイトルの下のメニューバーに表示されます。
(ヤ行)- ユーザ権限
- ユーザに対して設定するSCMRF CD for Windowsの使用権利です。データベースやユーザの管理ができる管理者権限と,データの操作ができる構成定義権限があります。どちらの権限も設定されていないユーザは,データの参照だけができます。
- ユティリティ
- ユーザの登録,データベースの作成・保守をする機能です。
(ラ行)- ラベル名称
- SCMRF/CDでSYSGENマクロまたはPRMFシステム構成定義文を生成した時,名称欄に付加される名称です。
- レコード
- 定義シートの行です。
- レコードセレクタ
- フィールドの左にあり,レコードの状態(カレントレコード,新規追加用レコード,変更レコード)を示すマークが表示される領域です。レコードセレクタをクリックすると,クリックしたレコードのすべてのセルが選択されます。
- 連携レコード
- 定義文(SYSGENマクロのCONTRLRなど)の性質上,一つの定義文を複数の定義シートで定義するものを連携レコードといいます。
- 論理パス
- ACODを介して接続する複数のチャネルと入出力制御装置間の接続パスです。