一つのローカル複合プロセサシステム,単一システムの定義データは,一つのデータベースに格納して管理します。データベースの構成を図1-5に示します。
図1-5 データベースの構成
SCMRF CD for Windowsでは,データベースや定義データを識別するための情報(データの管理情報)を設定します。データの管理情報を設定することを「システム構成の設定」と呼びます。システム構成の設定を表1-2に示します。
表1-2 システム構成の設定
項番 | 対象 | 設定する情報 |
---|---|---|
1 | データベース | システム名称,ACONARC制御機能使用の指定(使用することを指定した場合,ACOD構成が定義できる) |
2 | 入出力構成定義データ | プロセサ名称,シンタクスレベル,物理プロセサ名称※1,LPAR番号※1,CPUモデル,ACONARCの装備または非装備,情報識別子,構成ID,SCDS番号,IOD番号 |
3 | ACOD構成定義データ | 情報識別子,構成ID,ACOD構成定義情報番号 |
4 | PRMF構成定義データ | 物理プロセサ名称,制御システム,シンタクスレベル,物理CPU名称※2 ,IOG番号※2,CPUモデル,ACONARCの装備または非装備,情報識別子,構成ID,SCDS番号 |
5 | PRMF構成定義データ(512チャネル構成定義データ)※2 | 物理CPU名称,制御システム,シンタクスレベル,CPUモデル,ACONARC,構成ID,SCDS番号 |
定義データを流用または更新して定義する場合,流用元または更新前のシステム構成の設定を記録できます。これを「ベースシステム情報」と呼びます。ベースシステム情報によって,定義データの経歴が確認できます。
ある時点からある時点までの変更個所を記録できます。変更記録の例を図1-6に示します。
図1-6 変更記録の例
表示した内容は印刷または外部ファイルへの出力ができます。
構成定義データを編集後,SCMRF CD for Windowsのデータベースにある,定義データの編集前と編集後を比較して,結果をファイルに出力できます。