4.5.6 PRMF構成の入出力装置の定義

入出力装置定義(PRMF)ウィンドウで,物理プロセサ単位に入出力装置のデバイス番号,装置形式などを定義します。

<この項の構成>
(1) ウィンドウの形式
(2) 操作方法
(3) 注意事項

(1) ウィンドウの形式

入出力装置定義(PRMF)ウィンドウを図4-40に示します。

図4-40 入出力装置定義(PRMF)ウィンドウ

[図データ]

入出力装置数
定義している入出力装置の数が表示されます。表示される入出力装置の数はレコードの数ではなく,NUMフィールドの装置数の合計です。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
ADDR
デバイス番号を指定します。磁気テープライブラリ装置の装置群では,自動ライブラリ制御機構のアドレスが偶数の装置群に対するデバイス番号を指定します。
NUM
装置数を指定します。次に示す場合に指定します。
  • 同じ入出力制御装置に接続されていて,装置形式が同じである,入出力装置の装置アドレスが昇順に複数個ある場合
  • 通信回線アドレスが昇順に複数個ある場合
省略すると,PRMFシステム構成定義文の仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
管理名称
入出力装置を管理するための名称を指定します。先頭が英字で始まる,8文字以内の半角大文字の英数字で指定します。省略すると,「DEV0xxxx」(xxxx:デバイス番号)が仮定されます。
UNIT
装置形式を指定します。ゲストOSで使用する入出力装置の場合,ゲストOSで指定できる値を指定します。ゲストOSで指定できるすべての装置形式の中から選択できます。
MODEL
モデル番号を指定します。UNITフィールドに装置形式を指定した後に指定します。ゲストOSで使用する入出力装置の場合,ゲストOSで指定できる値を指定します。装置形式の値によって限定されるモデル番号の中から選択します。
ADDR2
磁気テープライブラリ装置の自動ライブラリ制御機構のアドレスが奇数の装置群に対するデバイス番号を指定します。磁気テープライブラリ装置の自動ライブラリ制御機構のアドレスが奇数の装置群の場合だけ指定します。
NUM2
ADDR2フィールドに定義したデバイス番号の入出力装置が昇順に複数個連続している場合の装置数を指定します。ADDR2フィールドに値を指定した場合に指定します。ADDR2フィールドに値を指定した場合に省略すると,PRMFシステム構成定義文の仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
XFEATUR
入出力装置に付加する拡張チャネルシステム特有の識別情報を指定します。UNITフィールドとMODELフィールドの値によって限定される識別情報の中から選択できます。省略すると,PRMFシステム構成定義文の仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
コメント
コメント番号に対応したコメントを指定します。全角ならば32文字,半角ならば64文字以内で指定します。コメントは省略できます。

(2) 操作方法

(a) 入出力装置の追加・削除,指定値の変更
(b) ゲストOSの入出力装置の定義を修正する

PRMF構成で入出力装置の指定値を変更したときに,ゲストOSの入出力装置の定義を修正する必要があると,エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージから,ゲストOS入出力装置定義の修正ダイアログを開いて,ゲストOSの入出力装置の指定値を変更できます。

ゲストOS入出力装置定義の修正ダイアログを図4-41に示します。

図4-41 ゲストOS入出力装置定義の修正ダイアログ

[図データ]

物理プロセサ名称
入出力装置の指定値を変更したPRMF構成が表示されます。
入出力装置
指定値を変更した入出力装置が表示されます。
ERROR
ゲストOSの定義に対するエラー番号が表示されます。
プロセサ名称
入出力装置の定義の修正が必要なゲストOSのプロセサが表示されます。
ADDR,NUM
ゲストOSの入出力装置のデバイス番号と装置数が表示されます。
DEVMN,基数,IOTIME,OFFLINE,FEATURE
ゲストOSの入出力装置に対する指定値が表示されます。エラーがある値を修正します。
[完了(F)]
ゲストOSの入出力装置の指定値を変更します。
[キャンセル]
ゲストOSの入出力装置の指定値の変更を取り消します。
[エラー詳細(D)]
選択している入出力装置に対するエラーの内容を表示します。

(3) 注意事項

デバイス番号を指定した後は,装置形式とモデル番号をほかの値より先に指定してください。