4.21.1 ファイル転送の指定
(1) ファイル転送ダイアログの形式
ファイル転送ダイアログを図4-133に示します。この図は,メニューからファイル転送する場合の表示例です。
図4-133 ファイル転送ダイアログ
![[図データ]](figure/zu041760.gif)
- 〈転送種別〉
- ファイル転送の種別を選択します。
- ホスト->PC(C)
- ホストからPCへファイル転送をする場合に選択します。
- PC->ホスト(H)
- PCからホストへファイル転送する場合に選択します。
- 〈ホスト接続情報〉
- ホスト接続情報を設定します。
- IPアドレス(I)
- ファイル転送したいホスト(VOS3)側のIPアドレスまたはホスト名を指定します。
- ポート番号(R)
- ホスト(VOS3)側のポート番号を指定します。
- [標準(D)]
- FTPで標準ポート番号を使用する場合にこのボタンを押します。
- ユーザID(U)
- FTPによる転送時に使用するユーザ名を指定します。
- パスワード(P)
- ユーザIDに対するパスワードを指定します。
- その他(A)
- FTPによる転送時にユーザID/パスワードのほかに必要な情報(課金情報など)を指定します。指定項目が2項目以上の場合は間に空白を指定します。
- 【指定例】
- "G(G1234567) S(6500)"
- 〈ホスト側〉
- ホスト側のデータセットを指定します。指定できるデータセット種別は,順データセットと区分データセットだけです。
- データセット名(T)
- ホスト側のデータセット名を指定します。
- 指定形式は,部分データセット(アポストロフィなし),または完全データセット(アポストロフィあり)です。
- メンバ名(M)
- データセット種別が区分データセットの場合,メンバ名を指定します。
- メンバの置換(E)
- 転送種別が[PC->ホスト]の場合,ホスト側に指定したメンバが存在するときにメンバを置換するかどうかを指定します。
- 〈PC側〉
- PC側の転送ファイルを指定します。
- ファイル名(F)
- PC側の転送ファイル名を絶対パス名で指定します。
- [参照(B)...]
- PC側のファイルを選択できます。
- ファイルの置換(L)
- 転送種別が[ホスト->PC]の場合,PC側に指定したファイルが存在するときにファイルを置換するかどうかを指定します。
- コード変換
- 転送ファイルのコードを変換するかどうかを選択します。
- コード変換有り(Y)
コード変換が必要な場合に選択します。
- コード変換無し(N)
コード変換が不要な場合に選択します。
- [OK]
- ファイル転送を開始します。ファイル転送実行中は,ステータスバーに転送ファイル名が完全パス名で表示されます。
- [キャンセル]
- ファイル転送を中止します。
(2) 操作方法
ファイル転送ダイアログは,[ツール(T)]-[ファイル転送(F)]メニューを選択して開きます。
また,オプションダイアログ(ファイル転送オプション)での指定により,搬入,搬出,およびゼネレーションパラメタ生成の実行と同期させて自動的に開くことができます。
(3) 注意事項
搬入,搬出,およびゼネレーションパラメタ生成の実行と同期させてファイル転送を実行する場合,「転送種別」や「コード変換」といった情報は同期する操作により自動的に設定されます。