2.1 構成定義機能

SCMRF CD for Windowsでは,一つのデータベースにローカル複合プロセサシステム全体の入出力構成,ACOD構成およびPRMF構成を定義できます。定義できる構成の組み合わせを表2-1に示します。

表2-1 定義できる構成の組み合わせ

組み合わせPRMFを使用するシステムVOS3システム
パターン1パターン2パターン3パターン4パターン5パターン6
PRMF構成
入出力構成
ACOD構成
(凡例)
○:定義できる。
-:該当しない。
注※ AOMPLUSのACONARC制御機能を使用する場合の定義はできません。

データベースでは,入出力機器の構成とACOD構成が一体化しています。このため,ACOD構成は入出力構成,またはPRMF構成内の入出力構成とともに定義します。ACOD構成を定義するとき,チャネル・ACOD・入出力制御装置の接続と,ACODのポート間の接続とを一本の経路として定義します。この経路を「ACOD経路」と呼びます。

PRMF構成では,CPU動作モードがM/EXおよびM/ASAモードのLPARを定義できます。LPAR上のゲストOSの入出力構成は,ゲストOSがVOS3の場合に定義できます。データベースでは,PRMF構成内の入出力構成と,LPAR上のゲストOSの入出力構成が一体化しています。このためゲストOSの入出力構成は,PRMF構成内の入出力構成の一部分として定義します。

<FBDについて>
FBDもACODと同じようにチャネル・FBD・入出力制御装置の接続と,FBDのポート間の接続とを一本の経路として定義できます。この場合の経路を「FBD経路」と呼び,「ACOD経路」,「FBD経路」を総称して,「ディレクタ経路」と呼びます。FBDの定義については,「2.1.10 FBDの定義」を参照してください。
<この節の構成>
2.1.1 定義方法
2.1.2 入出力機器の管理名称
2.1.3 ACONARC制御機能対象範囲の登録機能
2.1.4 CNC-CTC接続用入出力制御装置の登録機能
2.1.5 VOS3の入出力構成・ACOD構成の定義順序
2.1.6 PRMFを使用する場合の定義順序
2.1.7 512チャネル構成の定義
2.1.8 エラーのチェック・表示機能
2.1.9 構成定義データの比較
2.1.10 FBDの定義