4.1.1 構成定義の起動・終了

構成定義の起動・終了方法を説明します。

<この項の構成>
(1) 構成定義の起動
(2) 構成定義の終了

(1) 構成定義の起動

構成定義の起動方法を図4-1に示します。

図4-1 構成定義の起動方法

[図データ]

(a) 起動手順

構成定義の起動は次に示す手順で実行します。

  1. スタートメニューからプログラムフォルダを開き,SCMRF CDフォルダにある[構成定義]アイコンをクリックします。
  2. 初期ウィンドウ上のログオンダイアログに,ユーザ名とパスワードを指定します。
    初期ウィンドウを図4-2に,ログオンダイアログを図4-3に示します。

    図4-2 初期ウィンドウ

    [図データ]

    図4-3 ログオンダイアログ

    [図データ]

  3. [OK]ボタンをクリックします。起動を中止する場合は[キャンセル]ボタンをクリックします。
(b) メインウィンドウの形式

構成定義を起動すると,構成定義のメインウィンドウが開きます。構成定義のメインウィンドウを図4-4に示します。

図4-4 メインウィンドウ(構成定義)

[図データ]

メインウィンドウには,データの管理情報および定義データの状態が表示されます。

システム名称,コメント
システム名称およびシステムにつけるコメントが表示されます。これらはシステム構成の設定ウィンドウで設定する情報です。システム構成の設定方法については,「4.2 システム構成の設定」を参照してください。
〈入出力構成定義〉
入出力構成定義データおよびPRMF構成定義データに関する情報が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
プロセサ名称
VOS3のプロセサ名称,PRMF構成の物理プロセサ名称または512チャネル構成時の物理CPU名称が表示されます。これはシステム構成の設定ウィンドウで設定する情報です。システム構成の設定方法については,「4.2 システム構成の設定」を参照してください。表示形式を表4-1に示します。

表4-1 プロセサ名称の表示形式

データの種類表示形式
PRMF構成定義データ(512チャネル構成)*PRMF(物理CPU名称)
PRMF構成定義データ(512チャネル構成-I/Oグループ)*IOGn(物理プロセサ名称)※2
PRMF構成定義データ*PRMF(物理プロセサ名称)
入出力構成定義データ(ゲストOS)ゲストOSのプロセサ名称[LPAR番号]※1
入出力構成定義データプロセサ名称
 ゴシック体で記載している表示形式はシステム構成の設定ウィンドウで定義している名称が表示されることを示します。
注※1 LPAR番号とプロセサ名称を対応づけていない場合,「[LPAR*]」と表示されます。LPAR番号とプロセサ名称を対応づけるには,システム構成を設定した後にLPAR構成を定義します。システム構成の設定方法については,「4.2.2 PRMFを使用する場合のシステム構成の設定方法」を,LPAR構成の定義方法については,「4.5.1 LPAR構成の定義」を参照してください。
注※2 “*IOGn”の“n”はI/Oグループ番号が表示されます。
(例:I/Oグループ0の場合,“IOG0(物理プロセサ名称)”となります)
制御システム
システム構成の設定ウィンドウで設定した,PRMF構成の制御システム名称が表示されます。このフィールドは,PRMF構成定義以外の場合には空白が表示されます。
システム構成の設定ウィンドウで,PRMF構成を一つも定義していない場合,このフィールドは表示されません。
シンタクスレベル,CPUモデル,ACONARC,コメント
プロセサまたは物理プロセサに関する情報が表示されます。これらはシステム構成の設定ウィンドウで設定する情報です。システム構成の設定方法については,「4.2 システム構成の設定」を参照してください。
情報識別子,構成ID,SCDS番号,IOD番号
入出力構成定義データおよびPRMF構成定義データに関する情報が表示されます。これらはシステム構成の設定ウィンドウで設定する情報です。システム構成の設定方法については,「4.2 システム構成の設定」を参照してください。
更新日時
入出力構成およびPRMF構成の更新日時が表示されます。
〈ACOD構成定義〉
ACOD構成定義データに関する情報が表示されます。ACONARC制御機能を使用する場合,またはACODが一つ以上定義されている場合に表示されます。
ERROR(C)
エラー番号が表示されます。
更新日時
ACOD構成の更新日時が表示されます。
AOMPLUS-ACONARC制御機能
ACONARC制御機能を使用する場合に,ACOD構成定義データの次に示す情報が表示されます。これらはシステム構成の設定ウィンドウで設定する情報です。システム構成の設定方法については,「4.2 システム構成の設定」を参照してください。
  • シンタクスレベル
  • 構成ID
  • 情報識別子
  • 構成定義情報番号
[エラー表示の更新(S)]
定義データにエラーがあるかどうかを確認します。
(c) 作業するデータベースを変更する

データベースは複数開けません。作業中のデータベース以外のデータベースを開くには,次に示す手順で作業するデータベースを変更します。

  1. メインウィンドウで,[ファイル(F)]-[閉じる(C)]を選択します。メインウィンドウ以外のウィンドウを開いている場合,それらのウィンドウも同時に閉じられます。
  2. 初期ウィンドウから[ファイル(F)]-[開く(O)...]を選択します。
  3. 作業するデータベースのファイル名を指定して,[開く(O)]ボタンをクリックします。
(d) ログオンダイアログにあらかじめユーザ名を表示させる

ログオンダイアログによく使うユーザ名をあらかじめ表示できます。ユーザ名をあらかじめ表示させるには,SCMRF CD for Windowsの初期化ファイルでユーザ名を指定しておきます。初期化ファイルにユーザ名を指定する方法については,「付録C SCMRF CD for Windowsの初期化ファイル」を参照してください。

(e) 構成定義ウィンドウを開いたときに表示する定義データを選択する

メインウィンドウの入出力構成定義の定義シートで定義データを選択すると,構成定義ウィンドウを開いたときに表示される定義データを変更できます。

(f) 定義データにエラーがあるかどうかを確認する

定義データにエラーがあるかどうかを確認するには,[エラー表示の更新(S)]ボタンをクリックします。定義データにエラーがあると,ERRORフィールドにエラー番号が表示されます。

(2) 構成定義の終了

構成定義を終了するには,[ファイル(F)]-[終了(X)]を選択します。