4.5.7 LPARで使用できる入出力装置の割り当ての定義

共用属性のチャネルに接続する入出力装置に対して使用できるLPARを制限する場合,入出力装置のLPARへの割り当てを,LPARへの共用チャネル配下の入出力装置割り当て定義ウィンドウで定義します。次に示す二つの方法で定義できます。

<この項の構成>
(1) 入出力装置を基準にした場合のウィンドウの形式
(2) LPARを基準にした場合のウィンドウの形式
(3) 操作方法
(4) 注意事項

(1) 入出力装置を基準にした場合のウィンドウの形式

入出力装置を基準にした場合のLPARへの共用チャネル配下の入出力装置割り当て定義ウィンドウを図4-42に示します。

図4-42 LPARへの共用チャネル配下の入出力装置割り当て定義ウィンドウ(入出力装置基準)

[図データ]

〈入出力装置一覧(U)〉
PRMF構成で定義しているすべての入出力装置が表示されます。
ADDR,管理名称
デバイス番号と管理名称が表示されます。
接続
チャネルタイプがCNC,CTCまたはFCで割り当て属性が共用属性であるチャネルに接続する入出力装置の場合,「SHR」が表示されます。
LPAR
共用属性のチャネルが割り当てられているすべてのLPARに対して割り当てを指定している入出力装置の場合,「ALL」が表示されます。
[全LPAR割り当て(S)]
選択している入出力装置に対して,すべてのLPARへの割り当てを指定します。
未定義LPAR(Q)
選択している入出力装置に対して,割り当てを指定していないLPARが表示されます。
〈割り当てLPAR(K)〉
選択している入出力装置に対して,割り当てを指定しているLPARが表示されます。
対象
割り当ての指定が有効である場合空白になり,無効である場合「*」が表示されます。接続フィールドが空白の場合,または入出力装置と接続するチャネルがLPARに割り当てられていない場合,割り当ての指定が無効になります。
[割り当て(A)>]
[未定義LPAR(Q)]ボックスで選択しているLPARへの入出力装置の割り当てを指定します。
[<割り当て解除(X)]
[割り当てLPAR(K)]ボックスで選択しているLPARへの入出力装置の割り当ての指定を解除します。

(2) LPARを基準にした場合のウィンドウの形式

LPARを基準にした場合のLPARへの共用チャネル配下の入出力装置割り当て定義ウィンドウを図4-43に示します。

図4-43 LPARへの共用チャネル配下の入出力装置割り当て定義ウィンドウ(LPAR基準)

[図データ]

LPAR一覧(Q)
PRMF構成で定義しているすべてのLPARが表示されます。
〈未定義入出力装置(U)〉
選択しているLPARへの割り当てを指定していない入出力装置が表示されます。
ADDR,管理名称
デバイス番号と管理名称が表示されます。
接続
チャネルタイプがCNC,CTCまたはFCで,割り当て属性が共用属性であるチャネルに接続する入出力装置の場合,「SHR」が表示されます。
〈割り当て入出力装置(K)〉
選択しているLPARへの割り当てを指定している入出力装置が表示されます。
ADDR,管理名称
デバイス番号と管理名称が表示されます。
接続
チャネルタイプがCNC,CTCまたはFCで,割り当て属性が共用属性であるチャネルに接続する入出力装置の場合,「SHR」が表示されます。
LPAR
共用属性のチャネルが割り当てられているすべてのLPARに対して割り当てを指定している入出力装置の場合,「ALL」が表示されます。
対象
割り当ての指定が有効である場合空白になり,無効である場合「*」が表示されます。接続フィールドが空白の場合,または入出力装置と接続するチャネルがLPARに割り当てられていない場合,割り当ての指定が無効になります。
[割り当て(A)>]
[未定義入出力装置(U)]ボックスで選択している入出力装置に対して,LPARへの割り当てを指定します。
[<割り当て解除(X)]
[割り当て入出力装置(K)]ボックスで選択した入出力装置に対して,LPARへの割り当ての指定を解除します。

(3) 操作方法

(a) 定義基準の切り替え

ヘッダにある[定義基準]ボックスのボタンをクリックして切り替えます。

(b) 入出力装置を基準にした場合の定義
(c) LPARを基準にした場合の定義

(4) 注意事項

対象フィールドに「*」が表示されている割り当ての指定は,PRMFシステム構成定義文には反映されません。