4.23.1 ディレクタ名称の定義
(1) ウィンドウの形式
ディレクタ定義ウィンドウを図4-138に示します。
図4-138 ディレクタ定義ウィンドウ
![[図データ]](figure/zu041621.gif)
- 〈DIR一覧〉
- 定義しているディレクタが表示されます。また,ディレクタを追加・削除します。
- ERROR
- エラー番号が表示されます。
- DIR名称
- ディレクタを識別するための名称を指定します。
- DIR種別※
- ディレクタの種別を指定します。
- ACOD:ACONARCディレクタ
- FBD:FIBARCディレクタ
- DIRモデル※
- DIR種別が「ACOD」の場合,ACODモデルを指定します。
- コメント
- ディレクタに対するコメントを指定します。全角ならば32文字,半角ならば64文字以内で指定します。コメントは省略できます。
- 注※ システム構成の設定ウィンドウのディレクタ定義オプションで「ACODを定義する(K)」を指定した場合に表示されます。
- [ポートアドレスの変更(C)...]
- ポート一覧で選択しているポートに対して,ポートアドレス変更機能を実行します。
- 〈ポート一覧〉
- DIR一覧で選択しているディレクタのポートが表示されます。
- 未使用ポート数
- 外部・内部のどちらも接続していないポートの数が表示されます。
- 変更
- 変更種別が表示されます。
- ERROR
- エラー番号が表示されます。
- ポート
- すべてのポートのポートアドレスが表示されます。
- 接続属性
- 定義しているポートの接続属性が表示されます。
- 動的接続:動的
- 占有接続:占有
- 切替可能占有接続:占有切替
- 未使用のポートにはすべて「動的」が表示されます。
- 状態
- ポートの接続を定義しているかどうかが表示されます。
- 使用(黒色):接続定義ウィンドウで接続を定義している
- 使用(赤色):ディレクタ経路定義ウィンドウで接続を定義している
- 未使用:接続を定義していない
- 〈外部接続先〉
- 選択しているポートが外部接続している接続先が表示されます。
- プロセサ名称,PATHID
- ポートがチャネルと接続している場合,接続先チャネルのプロセサのプロセサ名称と,接続先チャネルのチャネルパスIDが表示されます。
- IOC名称
- ポートが入出力制御装置と接続している場合,接続先入出力制御装置のIOC名称が表示されます。
- DIR名称,ポート
- ポートがディレクタと多段接続している場合,接続先ディレクタの名称と,接続先ポートのポートアドレスが表示されます。
- 〈内部接続先〉
- 選択しているポートが内部接続している接続先のポートが表示されます。
- ポート
- 接続先ポートのポートアドレスが表示されます。
(2) 操作方法
- ディレクタの追加・削除
追加するには,追加用レコードに追加するディレクタのDIR名称を指定して,必要ならばコメントを指定します。削除するには,削除するディレクタのレコードを削除します。
- 指定値の変更
指定値を変更するには,値を上書きします。
- ポートアドレス変更機能の実行
- DIR一覧でポートアドレスを変更するディレクタを選択した後,ポート一覧で,変更するポートを選択します。
- [ポートアドレスの変更(C)...]ボタンをクリックして,ポートアドレスの変更ダイアログを開きます。
ポートアドレスの変更ダイアログを図4-139に示します。
図4-139 ポートアドレスの変更ダイアログ(ディレクタ)
![[図データ]](figure/zu041622.gif)
- 変更後のポートアドレスを指定します。変更できるポートアドレスの中から選択できます。
- [OK]ボタンをクリックすると,ポートアドレスが変更されます。ポートアドレスの変更を中止するには,[キャンセル]ボタンをクリックします。
(3) 注意事項
- ディレクタに対する入出力制御装置を定義している場合,ディレクタに対する入出力制御装置のIOC名称とDIR名称を一致させる必要があります。
- ディレクタを削除すると,ディレクタに対する入出力制御装置が削除されます。ただし,ディレクタの入出力装置は削除されません。また,ディレクタを削除すると,削除したディレクタを経由するすべてのディレクタ経路(多段接続も含む)とリンクアドレスが削除されます。
- ポートアドレス変更機能では,次に示す変更が実行できません。
- 変更前のポートと同じポートアドレスのポートに変更する
- ポートアドレス「FE」に変更する
- 未使用のポート同士を変更する
- FBDは多段接続できません。
- ACONARCチャネルをFBDに接続することはできません。