4.4.2 ACOD経路の定義

ACOD経路定義ウィンドウでACOD経路をプロセサ単位に定義します。チャネルを基準にして,チャネルと入出力制御装置との間のポートの接続を定義します。

ACOD経路は,1段接続,または多段接続を選択して定義できます。

【LPARの場合】
ゲストOSのACOD経路の定義にはPRMF構成のACOD経路の定義が反映されるため,ACOD経路の表示だけができます。
<この項の構成>
(1) ACODの1段接続の場合のウィンドウの形式
(2) ACODの多段接続の場合のウィンドウの形式
(3) 操作方法
(4) 注意事項

(1) ACODの1段接続の場合のウィンドウの形式

1段接続の場合のACOD経路定義ウィンドウを図4-28に示します。

図4-28 ACOD経路定義ウィンドウ(1段接続)

[図データ]

多段接続あり(B)
多段接続を定義するかどうかを指定します。1段接続だけを定義している場合はチェックボックスがオフになっています。
〈チャネル側〉
接続を定義しているACONARCチャネルが表示されます。また,チャネルに接続しているACODとポートが表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
PATHID
接続を定義しているACONARCチャネルのチャネルパスIDが表示されます。
TYPE
チャネルパスIDに対するチャネルタイプが表示されます。
ACOD名称
接続するACODのACOD名称を指定します。定義済みのACOD名称の中から選択できます。
IN
チャネルに接続するポートのポートアドレスを指定します。ACOD名称を指定した後に指定します。指定できるポートアドレスの中から選択できます。
接続属性
INフィールドのポートの接続属性を指定します。次に示す接続属性の中から選択できます。
  • 動的接続:動的
  • 占有接続:占有
  • 切替可能占有接続:占有切替
〈入出力制御装置側〉
選択しているACONARCチャネルに接続している入出力制御装置が表示されます。また,入出力制御装置に接続しているポートが表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
OUT
入出力制御装置に接続するポートのポートアドレスを指定します。指定できるポートアドレスの中から選択できます。INフィールドのポートが動的接続の場合,定義しているリンクアドレスが自動的に設定されます。
CUNO
ACONARCチャネルに接続している入出力制御装置の制御装置番号が表示されます。
IOC名称
制御装置番号に対するIOC名称が表示されます。

(2) ACODの多段接続の場合のウィンドウの形式

多段接続を定義する場合のACOD経路定義ウィンドウを図4-29に示します。

図4-29 ACOD経路定義ウィンドウ(多段接続)

[図データ]

多段接続あり(B)
多段接続を定義するかどうかを指定します。多段接続を定義する場合にチェックボックスをオンにします。多段接続が定義されているデータを搬入すると,自動的にチェックボックスがオンになります。多段接続を定義している状態ではチェックボックスをオフにできません。
〈チャネル側〉
接続を定義しているACONARCチャネルが表示されます。また,チャネルに接続しているACODとポートが表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
PATHID
接続を定義しているACONARCチャネルのチャネルパスIDが表示されます。
TYPE
チャネルパスIDに対するチャネルタイプが表示されます。
ACOD名称
チャネル側ACODのACOD名称を指定します。定義しているACOD名称の中から選択できます。
IN
チャネルに接続するポートのポートアドレスを指定します。チャネル側ACODのACOD名称を指定した後に指定します。指定できるポートアドレスの中から選択できます。
接続属性
INフィールドのポートの接続属性を指定します。次に示す接続属性の中から選択できます。
  • 動的接続:動的
  • 占有接続:占有
  • 切替可能占有接続:占有切替
〈入出力制御装置側〉
選択しているACONARCチャネルに接続している入出力制御装置が表示されます。また,入出力制御装置に接続しているポート,および多段接続しているACOD間のポートが表示されます。この定義シートで1段接続を定義する場合は,OUTフィールドだけを指定します。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
OUT
1段接続の場合,入出力制御装置に接続するポートのポートアドレスを指定します。
多段接続の場合,入出力制御装置側ACODに接続している,チャネル側ACODのポートのポートアドレスを指定します。
指定できるポートアドレスの中から選択できます。INフィールドのポートが動的接続の場合,定義しているリンクアドレスが自動的に設定されます。
ACOD名称2
ACODを多段接続する場合に,入出力制御装置側ACODのACOD名称を指定します。定義しているACOD名称の中から選択できます。1段接続の場合は省略します。
IN2
チャネル側ACODに接続している,入出力制御装置側ACODのポートのポートアドレスを指定します。入出力制御装置側ACODのACOD名称を指定した後に指定します。指定できるポートアドレスの中から選択できます。1段接続の場合は省略します。
接続属性
IN2フィールドのポートの接続属性を指定します。次に示す接続属性の中から選択できます。
  • 動的接続:動的
  • 占有接続:占有
  • 切替可能占有接続:占有切替
INフィールドのポートの接続属性が占有接続または切替可能占有接続の場合に省略すると,動的接続が自動的に仮定されます。
OUT2
入出力制御装置に接続している,入出力制御装置側ACODのポートのポートアドレスを指定します。指定できるポートアドレスの中から選択できます。1段接続の場合は省略します。IN2フィールドのポートが動的接続の場合,定義しているリンクアドレスが自動的に設定されます。
CUNO
ACONARCチャネルに接続している入出力制御装置の制御装置番号が表示されます。
IOC名称
制御装置番号に対するIOC名称が表示されます。

(3) 操作方法

(a) 多段接続と1段接続の表示の切り替え

多段接続のACOD経路を定義するには,ヘッダの[多段接続あり(B)]チェックボックスをオンにします。

1段接続のACOD経路を定義するには,多段接続のACOD経路を定義していない状態でチェックボックスをオフにします。

(b) ACOD経路の追加・削除

(4) 注意事項