5.4.1 連携レコードのコピーおよび貼り付け操作例

[編集オプション]で[ウィンドウ内で連携するレコードを対象にする(L)]オプションを有効にした場合の,ウィンドウごとの操作方法を説明します。なお,説明の中の構成図は次に示す形式で記述しています。

[図データ]

<この項の構成>
(1) 入出力制御装置定義ウィンドウ
(2) 接続定義ウィンドウ(チャネル基準時)
(3) 接続定義ウィンドウ(入出力装置基準時)
(4) 装置グループ定義ウィンドウ(装置グループ基準時)
(5) 装置グループ定義ウィンドウ(入出力装置基準時)
(6) LPAR構成定義ウィンドウ
(7) EXPATH定義ウィンドウ
(8) 貼り付け時のデータ形式の選択

(1) 入出力制御装置定義ウィンドウ

プロセサ「SYSA」で定義している入出力制御装置のうち,一つの入出力制御装置をコピーしてプロセサ「SYSB」に追加します。構成図を図5-60に示します。

図5-60 入出力制御装置操作の構成図

[図データ]

(a) 操作方法
  1. プロセサ「SYSA」のレコードを選択し,[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. プロセサ「SYSB」の1レコードを選択し,[貼り付け]を実行します

    [図データ]

  3. 左側定義シート(キー値)のレコードが貼り付けられレコードが保存されます。
    この場合,手入力時と同じエラーチェックが実行されます。したがって,右側定義シート(DEVA,NUMフィールド)への貼り付けレコード保存が完了するまでは「W3001」エラー("指定した入出力制御装置に,装置アドレスを定義していません。")が表示されます。

    [図データ]

  4. 右側の定義シート(キー値に連携するレコード)にフォーカスが移動し,連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(2) 接続定義ウィンドウ(チャネル基準時)

プロセサ「SYSA」で定義しているチャネル配下の接続定義をコピーしてプロセサ「SYSB」のチャネル配下の接続定義として追加します。構成図を図5-61に示します。

図5-61 接続定義操作の構成図

[図データ]

(a) 操作方法
  1. プロセサ「SYSA」のチャネルで基準とするレコードを選択後,コピーの対象とする入出力制御装置のレコードを選択(複数レコード可)します。次に[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付けの対象とするプロセサ「SYSB」を選択し,貼り付け対象とするレコードを選択後[貼り付け]を実行します。

    [図データ]

  3. 入出力制御装置にレコードが貼り付けられ,レコードが保存されます。

    [図データ]

  4. 入出力装置にフォーカスが移動し,連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(3) 接続定義ウィンドウ(入出力装置基準時)

プロセサ「SYSA」で定義している入出力装置の接続定義をコピーしてプロセサ「SYSB」の入出力装置の接続定義として追加します。構成図を図5-62に示します。

図5-62 接続定義(入出力装置基準時)操作の構成図

[図データ]

(a) 操作方法
  1. プロセサ「SYSA」で入出力制御装置の1レコードを選択し,[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付け対象とするプロセサ「SYSB」を選択し,貼り付けの対象とするレコードを選択後[貼り付け]を実行します。

    [図データ]

  3. 入出力制御装置にレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

  4. 入出力装置にフォーカスが移動し,連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(4) 装置グループ定義ウィンドウ(装置グループ基準時)

プロセサ「SYSA」で定義している装置グループ"DISK"をコピーしてプロセサ「SYSB」の装置グループ定義として追加します。構成図を図5-63に示します。

図5-63 装置グループ定義(装置グループ基準時)操作の構成図

[図データ]

(a) 操作方法
  1. プロセサ「SYSA」の1レコードを選択し,[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付け対象とするプロセサ「SYSB」を選択し,貼り付け対象となるレコードを選択し,[貼り付け]を実行します。

    [図データ]

  3. 装置グループ定義シートにレコードが貼り付けられレコードが保存されます。
    手入力時と同じエラーチェックが実行されるため,対象入出力装置への貼り付けレコードの保存が完了するまでは「W5001」エラー("指定した装置グループに入出力装置が指定されていません。")が表示されます。

    [図データ]

  4. 対象入出力装置定義シートにフォーカスが移動し連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(5) 装置グループ定義ウィンドウ(入出力装置基準時)

プロセサ「SYSA」で装置グループ"DISK"に定義している入出力装置"DEV00100"をコピーしてプロセサ「SYSB」の装置グループ"DISK"の入出力装置として追加します。構成図を図5-64に示します。なお,入出力装置基準でのコピーおよび貼り付けは,同一グループへの追加だけです。そのため,コピー元の装置グループと異なる装置グループへは追加できません。

図5-64 装置グループ定義(入出力装置基準時)操作の構成図

[図データ]

(a) 操作方法
  1. プロセサ「SYSA」の1レコードを選択し,[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付け対象とするプロセサ「SYSB」を選択し,貼り付け対象となるレコードを選択し,[貼り付け]を実行します。

    [図データ]

  3. 入出力装置定義シートにレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

  4. 対象装置グループ定義シートにフォーカスが移動し連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(6) LPAR構成定義ウィンドウ

PRMF構成で,物理プロセサ「PRMF1」のLPAR構成定義をコピーして,物理プロセサ「PRMF2」の構成定義として追加します

(a) 操作方法
  1. 物理プロセサ「PRMF1」の1レコードを選択し,[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付け対象とする物理プロセサ「PRMF2」を選択し,貼り付け対象となるレコードを選択し,[貼り付け]を実行します。

    [図データ]

  3. LPAR定義シートにレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

  4. OPTION定義シート(単票)にフォーカスが移動し連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(7) EXPATH定義ウィンドウ

物理プロセサ「PRMF1」のEXPATH定義(ラベルA)をコピーして,物理プロセサ「SYSB」に構成定義として追加します。

(a) 操作方法
  1. 物理プロセサ「PRMF1」でコピー対象レコードを選択し,編集メニューから[コピー]を実行します。

    [図データ]

  2. 貼り付け対象とする物理プロセサ「PRMF2」を選択し,貼り付け対象とするレコードを選択後「貼り付け」を実行します。

    [図データ]

  3. EXPATH定義シートにレコードが貼り付けられレコードが保存されます。
    手入力時と同じエラーチェックが実行されるため,連携するレコードの貼り付け,レコード保存が完了するまでは「WF230」エラー("指定したEXPATHにCNCチャネル,またはBLMPX・CVCチャネルのどれかが指定されていません。")が表示されます。

    [図データ]

  4. CNCチャネル定義シートにフォーカスが移動し,連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

  5. BLMPX/CVCチャネル定義シートにフォーカスが移動し,連携するレコードが貼り付けられレコードが保存されます。

    [図データ]

(8) 貼り付け時のデータ形式の選択

貼り付けるときに選択したレコードだけの貼り付けか,または連携レコードを含んだ貼り付けをするかがメニューで選択できます。貼り付けの操作例を図5-65に示します。

図5-65 形式を選択した貼り付けの操作例

[図データ]