SCMRF CD for Windowsでは,一つのデータベースにローカル複合プロセサシステム全体の入出力構成,ACOD構成およびPRMF構成を定義できます。定義できる構成の組み合わせを表2-1に示します。
表2-1 定義できる構成の組み合わせ
組み合わせ | PRMFを使用するシステム | VOS3システム | ||||
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パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | パターン5 | パターン6 | |
PRMF構成 | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
入出力構成 | ○ | ○ | - | - | ○ | ○ |
ACOD構成 | ○ | - | ○※ | - | ○ | - |
データベースでは,入出力機器の構成とACOD構成が一体化しています。このため,ACOD構成は入出力構成,またはPRMF構成内の入出力構成とともに定義します。ACOD構成を定義するとき,チャネル・ACOD・入出力制御装置の接続と,ACODのポート間の接続とを一本の経路として定義します。この経路を「ACOD経路」と呼びます。
PRMF構成では,CPU動作モードがM/EXおよびM/ASAモードのLPARを定義できます。LPAR上のゲストOSの入出力構成は,ゲストOSがVOS3の場合に定義できます。データベースでは,PRMF構成内の入出力構成と,LPAR上のゲストOSの入出力構成が一体化しています。このためゲストOSの入出力構成は,PRMF構成内の入出力構成の一部分として定義します。