4.3.3 入出力装置の定義

プロセサ単位に入出力装置のデバイス番号,装置形式などを入出力装置定義ウィンドウで定義します。

<この項の構成>
(1) ウィンドウの形式
(2) 操作方法
(3) 注意事項

(1) ウィンドウの形式

入出力装置定義ウィンドウを図4-15に示します。

図4-15 入出力装置定義ウィンドウ

[図データ]

入出力装置数
定義している入出力装置の数が表示されます。表示される入出力装置の数はレコードの数ではなく,NUMフィールドの装置数の合計です。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
ADDR
デバイス番号を指定します。磁気テープライブラリ装置の装置群では,自動ライブラリ制御機構のアドレスが偶数の装置群に対するデバイス番号を指定します。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義したデバイス番号の中から選択します。
NUM
装置数を指定します。次に示す場合に指定します。
  • 同じ入出力制御装置に接続されていて,装置形式が同じである,入出力装置の装置アドレスが昇順に複数個ある場合
  • 通信回線アドレスが昇順に複数個ある場合
省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義した装置数の範囲内で指定できます。
管理名称
入出力装置を管理するための名称を指定します。8文字以内の半角大文字の英数字で指定します。省略すると,「DEV0xxxx」(xxxx:デバイス番号)が仮定されます。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義した管理名称が表示されます。
UNIT
装置形式を指定します。指定できるすべての装置形式の中から選択できます。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義した装置形式が表示されます。
MODEL
モデル番号を指定します。UNITフィールドに装置形式を指定した後に指定します。装置形式の値によって限定されるモデル番号の中から選択します。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義したモデル番号が表示されます。
DEVMN
装置記号名を指定します。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
基数
装置記号名の下2けたの基数を指定します。指定できる基数の中から選択できます。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
IOTIME
入出力終了割り込み監視時間を秒単位で指定します。監視時間は10の倍数で指定します。10の倍数でないときには,10の倍数に切り上げられます。入出力割り込み時間監視機能を使用しない場合,「NO」を指定します。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
OFFLINE
システム開始時に,入出力装置をオフライン状態とみなすかどうかを選択します。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
ADDR2
磁気テープライブラリ装置の自動ライブラリ制御機構のアドレスが奇数の装置群に対するデバイス番号を指定します。磁気テープライブラリ装置の自動ライブラリ制御機構のアドレスが奇数の装置群の場合だけ指定します。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義したデバイス番号が表示されます。
NUM2
ADDR2フィールドに定義したデバイス番号の入出力装置が昇順に複数個連続している場合の装置数を指定します。ADDR2フィールドに値を指定した場合に指定します。ADDR2フィールドに値を指定した場合に省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義した装置数が表示されます。
FEATURE
入出力装置に付加する選択機能の組み合わせを指定します。UNITフィールドとMODELフィールドの値によって限定される組み合わせの中から選択できます。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
XFEATUR
入出力装置に付加する拡張チャネルシステム特有の識別情報を指定します。UNITフィールドとMODELフィールドの値によって限定される識別情報の中から選択できます。省略すると,SYSGENマクロの仮定値と同じ規則で値が仮定されます。
【LPARの場合】
PRMF構成で定義した識別情報が表示されます。ただし,PRMF構成で「ES」を指定した場合は空白になります。
コメント
コメント番号に対応したコメントを指定します。全角ならば32文字,半角ならば64文字以内で指定します。コメントは省略できます。

(2) 操作方法

(a) 入出力装置の追加・削除,指定値の変更
(b) ウィンドウに表示されない装置記号名を確認する

装置数の指定によってウィンドウに表示されない装置記号名を確認するには,装置記号名の確認ダイアログを開きます。

装置記号名の確認ダイアログを図4-16に示します。

図4-16 装置記号名の確認ダイアログ

[図データ]

[装置記号名一覧]ボックスに,選択した入出力装置の装置記号名がすべて表示されます。

ダイアログを閉じるには,[OK]ボタンをクリックします。

(c) ウィンドウに表示されない装置タイプを確認する

定義している入出力装置の装置タイプを確認するには,装置タイプの確認ダイアログを開きます。

装置タイプの確認ダイアログを図4-17に示します。

図4-17 装置タイプの確認ダイアログ

[図データ]

[装置タイプ一覧]ボックスに,選択した入出力装置の装置タイプがすべて表示されます。

ダイアログを閉じるには,[OK]ボタンをクリックします。

(3) 注意事項