4.3.7 接続の定義

チャネル,入出力制御装置,入出力装置間の接続を接続定義ウィンドウで定義します。また,チャネルと入出力制御装置との間をACODで動的接続する場合,リンクアドレスを定義します。入出力構成のプロセサ単位,またはPRMFを使用する場合は物理プロセサ単位に定義します。

接続は次に示す方法で定義できます。

【LPARの場合】
ゲストOSの入出力機器の接続にはPRMF構成の入出力機器の接続が反映されるため,接続の表示だけができます。
<この項の構成>
(1) チャネルを基準にした場合のウィンドウの形式
(2) 入出力制御装置を基準にした場合のウィンドウの形式
(3) 入出力装置を基準にした場合のウィンドウ形式
(4) 操作方法
(5) 注意事項

(1) チャネルを基準にした場合のウィンドウの形式

チャネルを基準にした場合の接続定義ウィンドウを図4-23に示します。

図4-23 接続定義ウィンドウ(チャネル基準)

[図データ]

〈チャネル〉
定義しているチャネルがすべて表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
PATHID
定義しているチャネルパスIDが表示されます。
TYPE
チャネルパスIDに対するチャネルタイプが表示されます。
ACOD名称
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。接続するACODのACOD名称を指定します。ACONARCチャネルと入出力制御装置との間でACODを経由して動的接続する場合に指定します。定義しているACOD名称の中から選択できます。
〈接続先入出力制御装置〉
選択しているチャネルに接続している入出力制御装置が表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
CUNO
チャネルに接続する入出力制御装置の制御装置番号を指定します。定義している制御装置番号の中から選択できます。
IOC名称
制御装置番号に対するIOC名称が表示されます。
CUADR
ACONARCを使用する物理プロセサの場合に,制御装置番号に対する制御装置アドレスが表示されます。
LNKA
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。ACODの動的接続するリンクアドレスを指定します。ACOD名称を指定した後に指定できます。定義しているACODのポートアドレスの中から選択できます。
〈接続先入出力装置〉
選択している入出力制御装置に接続している入出力装置が表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
DEVA
装置アドレスを指定します。定義している装置アドレスの中から選択できます。
ADDR
入出力制御装置に接続する入出力装置のデバイス番号を指定します。入出力装置定義ウィンドウで指定したデバイス番号の中から選択できます。
NUM
デバイス番号に対する装置数が表示されます。
管理名称
デバイス番号に対する管理名称が表示されます。
PREPATH
デバイス番号に対する,優先して選択するチャネルパスIDが表示されます。

(2) 入出力制御装置を基準にした場合のウィンドウの形式

入出力制御装置を基準にした場合の接続定義ウィンドウを図4-24に示します。

図4-24 接続定義ウィンドウ(入出力制御装置基準)

[図データ]

〈接続先チャネル〉
選択している入出力制御装置に接続しているチャネルが表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
PATHID
入出力制御装置に接続するチャネルのチャネルパスIDを指定します。定義しているチャネルパスIDの中から選択できます。
TYPE
チャネルパスIDに対するチャネルタイプが表示されます。
ACOD名称
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。接続するACODのACOD名称が表示されます。
LNKA
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。ACODの動的接続するリンクアドレスが表示されます。
〈入出力制御装置〉
定義している入出力制御装置がすべて表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
CUNO
定義している制御装置番号が表示されます。
IOC名称
制御装置番号に対するIOC名称が表示されます。
CUADR
ACONARCを使用する物理プロセサの場合に,制御装置番号に対する制御装置アドレスが表示されます。
〈接続先入出力装置〉
選択している入出力制御装置に接続している入出力装置が表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
DEVA
装置アドレスを指定します。定義している装置アドレスの中から選択できます。
ADDR
入出力制御装置に接続する入出力装置のデバイス番号を指定します。定義しているデバイス番号の中から選択できます。
NUM
デバイス番号に対する装置数が表示されます。
管理名称
デバイス番号に対する管理名称が表示されます。
PREPATH
デバイス番号に対する,優先して選択するチャネルパスIDが表示されます。

(3) 入出力装置を基準にした場合のウィンドウ形式

入出力装置を基準にした場合の接続定義ウィンドウを図4-25に示します。

図4-25 接続定義ウィンドウ(入出力装置基準)

[図データ]

〈接続先チャネル〉
選択している入出力制御装置に接続しているチャネルが表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
PATHID
入出力制御装置に接続するチャネルのチャネルパスIDを指定します。定義しているチャネルパスIDの中から選択できます。
TYPE
チャネルパスIDに対するチャネルタイプが表示されます。
ACOD名称
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。接続するACODのACOD名称が表示されます。
LNKA
ACONARCを使用するプロセサの場合だけ表示されます。ACODの動的接続するリンクアドレスが表示されます。
〈接続先入出力制御装置〉
選択している入出力装置に接続している入出力制御装置が表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
CUNO
入出力装置に接続する入出力制御装置の制御装置番号を指定します。定義している制御装置番号の中から選択できます。
IOC名称
制御装置番号に対するIOC名称が表示されます。
CUADR
ACONARCを使用する物理プロセサの場合に,制御装置番号に対する制御装置アドレスが表示されます。
DEVA
装置アドレスを指定します。定義している装置アドレスの中から選択できます。
〈入出力装置〉
定義している入出力装置が表示されます。
変更
変更種別が表示されます。
ADDR
定義している入出力装置のデバイス番号が表示されます。
NUM
デバイス番号に対する装置数が表示されます。
管理名称
デバイス番号に対する管理名称が表示されます。
PREPATH
デバイス番号に対する,優先して選択するチャネルパスIDを指定します。接続しているチャネルのチャネルパスIDの中から選択できます。省略すると,空欄になります。

(4) 操作方法

(a) 定義基準の切り替え

ヘッダの[定義基準]ボックスにある,次に示すボタンをクリックします。

(b) チャネルを基準にした接続の定義

定義する前に,接続を定義するチャネルを選択しておきます。

(c) 入出力制御装置を基準にした接続の定義

定義する前に,接続を定義する入出力制御装置を選択しておきます。

(d) 入出力装置を基準にした接続の定義

定義する前に,接続を定義する入出力装置を選択しておきます。

(5) 注意事項

ACODに対する入出力制御装置をチャネルと接続すると,ACOD名称とリンクアドレス「FE」が自動的に設定されます。