4.5.1 LPAR構成の定義

LPARの追加・削除や,オプション機能の指定をします。

<この項の構成>
(1) LPARの追加・削除,オプション機能の指定
(2) すべてのLPARに共通する機能の指定

(1) LPARの追加・削除,オプション機能の指定

LPAR構成定義ウィンドウで,LPARの追加・削除,および各LPARのオプション機能の指定をします。

(a) ウィンドウの形式

LPAR構成定義ウィンドウを図4-32および図4-33に示します。

図4-32 LPAR構成定義ウィンドウ(制御システムがPRMA E2の場合)

[図データ]

図4-33 LPAR構成定義ウィンドウ(制御システムがPRMA E3の場合)

[図データ]

[LPAR共通の構成定義(C)...]
すべてのLPARに共通する機能を定義します。
〈LPAR〉
定義しているLPARが表示されます。また,LPARを追加・削除します。
変更
変更種別が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
LPAR番号
LPAR番号を指定します。
LPAR名称
LPAR名称を指定します。
CPUMODE
LPARのCPU動作モードを指定します。
CPUID
LPARのCPU識別情報のビット16~31の値を指定します。
プロセサ名称
LPAR番号に対応するゲストOSのプロセサ名称が表示されます。
MODE
論理IPの割り当て属性を指定します。
GROUP
論理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,論理IPのスケジューリンググループを指定します。
SRVGROUP
論理IPの割り当て属性が変動共用割り当て属性の場合,物理IPの割り当て量(CPUサービス比)のCPUサービスグループ番号を指定します。このフィールドは,制御システムがPRMA E3でシンタクスレベルがLEVEL4以上の場合に表示されます。
SRVRATIO
論理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,論理IPの割り当て量(CPUサービス比)を指定します。
SRVAC
論理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,論理ACの割り当て量(CPUサービス比)を指定します。このフィールドは,制御システムがPRMA E3でシンタクスレベルがLEVEL4以上の場合に表示されます。
PRIORITY
論理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,実行優先順位を指定します。
PRIAC
論理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,論理ACに対する実行優先順位を指定します。このフィールドは,制御システムがPRMA E3でシンタクスレベルがLEVEL4以上の場合に表示されます。
コメント
LPARに対するコメントを指定します。全角ならば32文字,半角ならば64文字以内で指定します。コメントは省略できます。
〈OPTION〉
LPARの定義シートで選択しているLPARのオプション機能が表示されます。
COUNT
論理IP台数を指定します。
MAXCOUNT
最大論理IP台数を指定します。
AC(1~7)
アクセラレートプロセッサを割り当てる論理IPを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E3でシンタクスレベルがLEVEL3以上の場合に表示されます。
MSサイズ
主記憶装置の容量をメガバイト単位で指定します。
MAXMSサイズ
ゲスト主記憶動的再構成によって該当するLPARに構成可能とする最大MS容量を指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2でシンタクスレベルがLEVEL3以上または制御システムがPRMA E3の場合に表示されます。
MSロケーション
主記憶装置を割り当てる物理主記憶装置上の先頭位置をメガバイト単位(16進数)で指定します。
ESサイズ
拡張記憶装置の容量をメガバイト単位で指定します。
ESロケーション
拡張記憶装置を割り当てる物理拡張記憶装置上の先頭位置をメガバイト単位(16進数)で指定します。
UNIT0
自動IPL機能を使用する場合,またはシステム運転支援装置からのIPL LOAD0指令によってIPLする場合のIPL装置の論理装置番号を指定します。
UNIT1
システム運転支援装置からのIPL LOAD1指令によってIPLする場合のIPL装置の論理装置番号を指定します。
UNIT
LPROPフレームでIPLする場合のIPL装置の論理装置番号を指定します。
DUMP
LPROPフレームでダンププログラムをIPLする場合のIPL装置の論理装置番号を指定します。
AUTACT
自動アクティベイトオプションを指定します。
AUTLOAD
自動IPLオプションを指定します。
IPLWAIT
時差IPL機能を使用する場合,自動IPLの待ち時間を分単位で指定します。
IPLPATRL
IPL監視オプションを指定します。
AUTLOCK
自動LPAR操作抑止オプションを指定します。
AUTDEACT
自動ディアクティベイトオプションを指定します。
RECONFCH
ゲストチャネル動的再構成機能をPRMFのフレーム操作で使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2の場合に表示されます
RECONFIP
ゲストIP動的再構成機能を使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2の場合,または制御システムがPRMA E3でシンタクスレベルがLEVEL2以下の場合に表示されます。
RECONFMS
ゲスト主記憶動的再構成機能を使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2でシンタクスレベルがLEVEL3以上または制御システムがPRMA E3の場合に表示されます。
WAITDISP
ウェイトディスパッチ機能を使用するかどうかを指定します。
SRVCAP
CPUサービスキャッピング機能を使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2でシンタクスレベルがLEVEL5以上または制御システムがPRMA E3の場合に表示されます。
ALARM
システム停止警報オプションを指定します。
DC
ダイレクトコントロール機構を使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2の場合に表示されます
CSC
CSCオプションを指定します。
ACF
自動通報機構を使用するかどうかを指定します。
APF
自動電源投入機構を使用するかどうかを指定します。
PST
パラレルシステムタイマ機構を使用するかどうかを指定します。
LINUX
命令プロセサ能力の追加資源としてのLINUX専用処理機構(LINUX IP)と,主記憶容量の増設を行うLINUX専用増設記憶(LINUX MS)を使用するかどうかを指定します。
このフィールドは,制御システムがPRMA E3の場合に表示されます
(b) 操作方法

(2) すべてのLPARに共通する機能の指定

LPAR共通の構成定義ダイアログで,すべてのLPARに共通する機能を指定します。

(a) ダイアログの形式

LPAR共通の構成定義ダイアログを図4-34に示します。

図4-34 LPAR共通の構成定義ダイアログ

[図データ]

〈物理IP〉
物理IPのスケジューリング属性が表示されます。
ERROR
エラー番号が表示されます。
物理IP番号
スケジューリング属性を指定する物理IP番号を指定します。
MODE
物理IPの割り当て属性を指定します。
GROUP
物理IPの割り当て属性が共用割り当て属性の場合,物理IPのスケジューリンググループを指定します。
LPAR番号
専用割り当て属性の物理IPを割り当てるLPARの番号を指定します。物理IPを割り当てるLPARを限定しない場合は,入力不要です。
このフィールドは,制御システムがPRMA E2でシンタクスレベルがLEVEL1以上または制御システムがPRMA E3の場合に表示されます。
[エラー詳細(D)]
エラー番号が表示されている場合,カレントレコードの物理IPのエラー内容を表示します。
〈SYSOPT(O)〉
PRMFのオプション機能が表示されます。
AUTPWOFF
自動電源切断機能を使用するかどうかを指定します。
AUTDUMP
自動PRMFダンプ機能を使用するかどうかを指定します。
AUTRSTRT
自動再開始機能を使用するかどうかを指定します。
〈PFキー〉
PFキーの割り当てが表示されます。
PFNO
PFキー番号を指定します。
COMMAND
PFキーごとに対応づけるPRMFコマンドテキストを指定します。
TYPE
PFキーごとに定義したPRMFコマンドを,PFキーを押すと同時に実行させるかどうか指定します。
[閉じる(C)]
このダイアログを閉じます。
(b) 操作方法