4.19.3 搬入時に表示されるウィンドウ

搬入時に表示されるウィンドウについて説明します。

<この項の構成>
(1) 搬入データと格納先プロセサの不一致
(2) 搬入データと格納先データベースのACODのACODモデルの不一致
(3) PRMF構成とゲストOSの不一致
(4) ACOD名称およびACODモデルの指定
(5) 搬入データに定義されているプロセサ名称または物理プロセサ名称の確認
(6) 生成されたACOD経路・生成されなかったACOD経路の表示

(1) 搬入データと格納先プロセサの不一致

入出力構成定義データまたはPRMF構成定義データのシステム構成の情報と,格納先プロセサに設定されているシステム構成の情報とで不一致の情報があった場合,エラーメッセージが表示されます。この場合,次に示す方法を選択できます。

搬入データと格納先プロセサの不一致の情報は,不一致データ一覧表示(システム構成)ダイアログに一覧表示されます。不一致データ一覧表示(システム構成)ダイアログを図4-123に示します。

図4-123 不一致データ一覧表示(システム構成)ダイアログ

[図データ]

構成定義データ
搬入対象のプロセサのプロセサ名称が表示されます。
不一致項目
不一致になったデータの管理情報が表示されます。
システム構成の設定
データベースに設定されている管理情報が表示されます。
搬入データ
搬入データの管理情報が表示されます。
[OK]
このダイアログを閉じます。

ダイアログを閉じるとエラーメッセージに戻ります。

(2) 搬入データと格納先データベースのACODのACODモデルの不一致

入出力構成定義データまたはPRMF構成定義データに定義されているACODと,データベースに定義されているACODのACODモデルが不一致だった場合,エラーメッセージが表示されます。この場合,次に示す方法を選択できます。

搬入データと格納先プロセサの不一致の情報は,不一致データ一覧表示(ACOD)ダイアログに一覧表示されます。不一致データ一覧表示(ACOD)ダイアログを図4-124に示します。

図4-124 不一致データ一覧表示(ACOD)ダイアログ

[図データ]

構成定義データ
入出力構成定義データまたはPRMF構成定義データの場合は,搬入対象のプロセサ名称が表示されます。ACOD構成定義データの場合は「ACOD」が表示されます。
ACOD名称
搬入データに定義されているACODに対する入出力制御装置名称が表示されます。
不一致項目
「ACODモデル」が表示されます。
データベース
データベースに設定されているACODモデルが表示されます。
搬入データ
搬入データに定義されているACODモデルが表示されます。
[OK]
このダイアログを閉じます。

(3) PRMF構成とゲストOSの不一致

入出力構成定義データ(ゲストOS)を搬入すると,データベース中のPRMF構成と,搬入データとの間で整合チェックが実行されます。PRMF構成と搬入データの入出力構成が一致しない場合は,ゲストOSへの搬入不可要因表示ウィンドウ(図4-125参照)が表示されます。PRMF構成と搬入データのACOD構成が一致しない場合は,ACOD経路不整合エラー情報表示ウィンドウ(「4.6.3 エラーチェックの実行」参照)が表示されます。

図4-125 ゲストOSへの搬入不可要因表示ウィンドウ

[図データ]

搬入プロセサ名称
搬入データのプロセサ名称が表示されます。
搬入先PRMF構成
ゲストOSが動作する物理プロセサおよびLPARが表示されます。
エラーの種類,キー値,状態,不一致項目
PRMFとゲストOSとの不整合エラー情報表示ウィンドウと同じ形式で表示されます。PRMFとゲストOSとの不整合エラー情報表示ウィンドウについては,「4.6.3 エラーチェックの実行」を参照してください。

(4) ACOD名称およびACODモデルの指定

入出力構成定義初期データまたはPRMF構成定義初期データに定義されているACODに対する入出力制御装置に対して,ACOD名称を指定します。

ACOD名称指定ダイアログを図4-126に示します。

図4-126 ACOD名称指定ダイアログ

[図データ]

構成定義データ
搬入対象のプロセサ名称が表示されます。
〈ACOD一覧(A)〉
入出力構成定義初期データまたはPRMF構成定義初期データに定義されているACODに対する入出力制御装置が表示されます。
CUNO
ACODに対する入出力制御装置の制御装置番号が表示されます。
搬入データ
制御装置番号から仮定されるIOC名称「IOC0xxxx」(xxxx:制御装置番号)が表示されます。
変更後
データベースに格納するときのACOD名称を指定します。データベース中に定義されているACOD名称から選択できます。指定しない場合,搬入データに指定されているACOD名称が仮定されます。
ACODモデル
定義フィールドに「無」が表示されている場合に,ACODモデルを指定します。定義フィールドに「有」が表示されている場合は,データベースに定義されているACODモデルが表示されます。データベースに定義されているACODモデルは,搬入時には変更できません。
定義
指定しているACOD名称が,データベース中に定義されているかどうかが表示されます。
  • 有:データベース中に定義されていることを示します。
  • 無:データベース中に定義されていないことを示します。
[OK]
指定したACOD名称で入出力構成定義データまたはPRMF構成定義データを搬入します。
[キャンセル]
データの搬入を中止します。

(5) 搬入データに定義されているプロセサ名称または物理プロセサ名称の確認

ACOD構成定義データを搬入するプロセサまたは物理プロセサを,ACOD搬入プロセサ確認ダイアログで確認します。

ACOD搬入プロセサ確認ダイアログを図4-127に示します。

図4-127 ACOD搬入プロセサ確認ダイアログ

[図データ]

外部構成定義情報番号,内部構成定義情報番号
搬入データのACOD構成定義情報番号が表示されます。
〈搬入データ〉
搬入データの内容が表示されます。
プロセサ名称
搬入データに定義されているプロセサまたは物理プロセサが表示されます。
〈システム構成の設定〉
データベースに設定されている管理情報が表示されます。
プロセサの設定
プロセサ名称で示されるプロセサまたは物理プロセサがデータベースに定義されているかどうかが表示されます。
  • 有:データベース中にプロセサまたは物理プロセサが定義されていることを示します。
  • 無:データベース中にプロセサまたは物理プロセサが定義されていないことを示します。
ACONARC
プロセサ名称で示されるプロセサまたは物理プロセサのACONARC装備・非装備の設定が表示されます。データベース中にプロセサが設定されていない場合は空欄になります。
搬入適用
搬入データに定義されているプロセサまたは物理プロセサに関する情報が搬入できるかどうかが表示されます。
  • ○:搬入できます。
  • ×:搬入できません。
[OK]
プロセサまたは物理プロセサにACOD構成定義データを搬入します。
[キャンセル]
ACOD構成定義データの搬入を中止します。

(6) 生成されたACOD経路・生成されなかったACOD経路の表示

プロセサまたは物理プロセサにACOD構成定義データを搬入する操作をすると,データベース中の入出力構成(PRMFを使用する場合の入出力構成を含む)と,搬入するACOD構成定義データ間で整合チェックが実行された後,ACOD経路が生成されます。

ACOD経路が生成された後,生成されたACOD経路の数と,正常に生成されないでエラーになったACOD経路(エラー経路)の数がメッセージで表示されます。このとき,次に示す方法を選択できます。

(a) 生成されたACOD経路の確認

生成されたACOD経路は,ACOD経路生成結果表示ダイアログで確認します。ACOD経路生成結果表示ダイアログを図4-128に示します。

図4-128 ACOD経路生成結果表示ダイアログ

[図データ]

プロセサ名称(P)
ACOD経路を表示するプロセサまたは物理プロセサを選択します。
エラー経路数
エラーになったACOD経路の数が表示されます。
[エラー詳細(D)]
エラー番号に対応するエラーメッセージを表示します。
〈経路一覧(T)〉
チャネルパスIDを基準に,生成したACOD経路が一覧に表示されます。
ERROR
エラー経路の場合,エラー番号が表示されます。
PATHID
搬入するデータに定義されているチャネルパスIDが表示されます。
ACOD名称1,IN1,接続属性,OUT1
1段接続の場合のACOD,または多段接続の場合のチャネル側ACODの次に示す値が表示されます。
  • チャネルに接続するACODのACOD名称
  • チャネルに接続するポートのポートアドレス
  • ポートの接続属性
  • 入出力制御装置(多段接続の場合入出力制御装置側ACOD)に接続するポートのポートアドレス
ACOD名称2,IN2,接続属性,OUT2
多段接続の場合,入出力制御装置側ACODの次に示す値が表示されます。
  • 入出力制御装置に接続するACODのACOD名称
  • チャネル側ACODに接続するポートのポートアドレス
  • ポートの接続属性
  • 入出力制御装置に接続するポートのポートアドレス
IOC名称
搬入するデータに定義されているIOC名称が表示されます。
[OK]
エラーがないACOD経路を搬入します。
[全プロセサ分のレポート表示(R)]
生成されたACOD経路を全プロセサ分表示します。
[キャンセル]
生成したACOD経路をすべて破棄し,搬入を中止します。
(b) 生成されたACOD経路の表示

エラーになったACOD経路を定義時に参照するためにACOD経路を表示するには,[全プロセサ分のレポート表示(R)]ボタンをクリックして,ACOD経路生成結果表示ウィンドウを開きます。

ACOD経路生成結果表示ウィンドウを図4-129に示します。

図4-129 ACOD経路生成結果表示ウィンドウ

[図データ]

ACOD経路生成結果表示ダイアログの内容が,全プロセサ分表示されます。