プロセサ間でCNCチャネルとCTCチャネルを接続する場合,実際にはない入出力制御装置,入出力装置を想定し,プロセサごとに定義します。この実際にはない装置を,「CNC-CTC接続用装置」と呼びます。CNCチャネル,CTCチャネルをACOD経由で接続する場合,CNC-CTC接続用入出力制御装置は,互いに相手側プロセサのチャネルパスを接続しているポートに接続する必要があります。つまり,一つのポートにチャネルパスとCNC-CTC接続用入出力制御装置の両方が接続されます。
しかし,SCMRF CD for WindowsではACOD構成をシステム全体で管理しているため,一つのポートにチャネルパスと入出力制御装置の両方が接続されることが妥当かどうかが判断できません。このため,一つのポートにチャネルパスとCNC-CTC接続用入出力制御装置の両方が接続されることを,SCMRF CD for Windowsに通知する必要があります。
CNC-CTC接続用入出力制御装置は,ACODの接続段数(1段または2段),ポートの接続属性にかかわらず登録する必要があります。SCMRF CD for WindowsでACOD構成を定義しない(ACOD経路を定義しない)場合は,登録する必要はありません。
CNC-CTC接続用入出力制御装置の登録を図2-5に示します。
図2-5 CNC-CTC接続用入出力制御装置の登録
図2-6 CNC-CTC接続用入出力制御装置のIOC名称の付け方
図2-7 AMIFを使用する場合のCNC-CTC接続用入出力制御装置のIOC名称の付け方