4.20.1 搬出の指定

搬出するときのデータの指定方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 搬出データの指定
(2) 搬出する転送ファイルの指定

(1) 搬出データの指定

搬出する定義データは搬出ウィンドウで指定します。搬出ウィンドウには,データベースに格納されているすべての定義データが表示されます。表示された定義データの中から一つまたは複数選択できます。選択した定義データはすべて一つの転送ファイルに格納されます。

(a) ウィンドウの形式

搬出ウィンドウを図4-130に示します。

図4-130 搬出ウィンドウ

[図データ]

システム名称
データベースを識別するシステム名称が表示されます。
〈入出力構成定義データ(N)〉
入出力構成定義データおよびPRMF構成定義データについての情報が表示されます。
対象
搬出する定義データを選択します。
ERROR
エラー番号が表示されます。
プロセサ名称
定義データを識別する名称が表示されます。
状態
搬出できるかどうかが表示されます。
  • 搬出可:定義データを搬出できることを示します。
  • 搬出否:定義データを搬出できないことを示します。
  • 不明:一度もエラーチェックを実行していない,またはメインウィンドウで表示する更新日時がエラーチェック日時よりも新しいことを示します。
搬出日時
データを搬出したことがある場合,最後に搬出した日時が表示されます。
〈ACOD構成定義データ〉
ACOD構成定義データについての情報が表示されます。ACONARC制御機能を使用する場合に次に示す情報が表示されます。
対象(S)
搬出するかどうかを選択します。
状態
ACOD構成定義データを搬出できるかどうかが表示されます。
  • 搬出可:搬出できることを示します。
  • 搬出否:搬出できないことを示します。
  • 不明:一度もエラーチェックを実行していない,またはメインウィンドウで表示する更新日時がエラーチェック日時よりも新しいことを示します。
搬出日時
データを搬出したことがある場合,最後に搬出した日時が表示されます。
ERROR(C)
エラー番号が表示されます。
[実行(X)...]
搬出対象として選択した定義データの搬出を実行します。
(b) 操作方法
(c) 注意事項

状態フィールドに「不明」と表示されている定義データを選択すると,構成定義データチェックを実行するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。メッセージで[はい]ボタンをクリックすると,構成定義データチェックが実行されます。定義データにエラーがあった場合,構成定義データチェックダイアログから構成定義データチェック結果表示ウィンドウを開いて,エラーを確認してください。

(2) 搬出する転送ファイルの指定

搬出データを格納する転送ファイルを,搬出実行ダイアログで指定します。

(a) ダイアログの形式

搬出実行ダイアログを図4-131および図4-132に示します。

図4-131 搬出実行ダイアログ

[図データ]

図4-132 搬出実行ダイアログ(512チャネル構成定義データの場合)

[図データ]

対象構成定義データ
入出力構成定義データの場合プロセサ名称が,PRMF構成定義データの場合物理プロセサ名称が,ACOD構成定義データの場合「ACOD(外部)」および「ACOD(内部)」が表示されます。なお,512チャネル構成定義データの場合,物理プロセサ(I/Oグループ0,1)名称のほかに物理CPU名称も表示されます。
メンバ名称
構成定義データに設定した情報識別子に,次に示すメンバ種別が付加された名称が表示されます。
  • 入出力構成定義データの場合:JAGC
  • PRMF構成定義データの場合:JAGH
  • ACOD外部構成定義データの場合:JAGA
  • ACOD内部構成定義データの場合:JAGL
なお,512チャネル構成定義データの場合,物理CPU名称のメンバ名称フィールドは“--------"を表示します。
出力ファイル名(F)
データを格納する転送ファイル名を絶対パス名で指定します。
[参照(B)...]
転送ファイルを選択できます。
[OK]
搬出を開始します。
[詳細(D)]
転送ファイルの内容一覧を表示します。
[キャンセル]
搬出を中止し,搬出ウィンドウに戻ります。
(b) 操作方法

転送ファイル名を指定して,[OK]ボタンをクリックします。

(c) 注意事項