2.1.8 エラーのチェック・表示機能

SCMRF CD for Windowsでは,定義データに対してエラーチェックを実行できます。エラーチェックの結果はエラーの表示機能で確認できます。エラーチェックの結果を表示しながら,定義データのエラーを修正できます。

<この項の構成>
(1) エラーチェックの内容
(2) エラーチェックの契機
(3) チェック結果の表示

(1) エラーチェックの内容

次に示すエラーチェックが実行されます。

注※
表2-4に示すエラーチェックはSCMRF CD for Windowsでは実行しません。ホスト側で入出力構成定義データの場合はSCCPを,PRMF構成定義データの場合はHLUSCCPを実行してチェックしてください。

表2-4 SCMRF CD for Windowsでチェックしない内容

項番分類SCMRF CD for Windowsでチェックしない内容ホスト側でチェックを実行するプログラム
1統一性のチェック
  • チャネルクラスタ内にチャネルタイプが混在していないか(ACONARCチャネルと非ACONARCチャネルとが混在していないか)のチェック
  • 入出力装置を複数の入出力制御装置に接続する場合の装置アドレスの差分が一致しているかのチェック
SCCPおよびHLUSCCP
2論理制御装置(LCU)に関する整合性チェック
  • 台数の制限のチェック
  • LCU内に同じチャネルが含まれている構成かのチェック
  • LCU内で入出力制御装置が統一されているかのチェック
  • 一つの入出力制御装置が複数のLCUに属していないかのチェック
  • LCU内の入出力装置が,入出力制御装置ごとに異なる装置アドレスである構成かのチェック
SCCPおよびHLUSCCP
3上限値のチェック
  • BLMPXチャネルを割り当てられる本数の制限のチェック
SCCPおよびHLUSCCP
  • サブ装置グループ数の上限値チェック
  • 装置グループに定義する装置総台数の上限値のチェック
SCCP
  • サブチャネル分割後のサブチャネル数の上限値のチェック
  • LCU分割後のLCU数の上限値のチェック
HLUSCCP

(2) エラーチェックの契機

次に示す契機でエラーチェックが実行されます。

(3) チェック結果の表示

エラーを確認するためには,次に示す表示機能を使います。

(a) 構成定義ウィンドウでのエラーメッセージの表示

構成定義ウィンドウでエラーがあると,エラー番号が表示されます。ウィンドウに表示されたエラー番号から,エラーメッセージを表示できます。

(b) エラー情報の表示

次に示すエラー情報を表示できます。