3.3.3 定義シートの操作

定義シートの構成を図3-5に示します。

図3-5 定義シートの構成

[図データ]

レコードは,そのウィンドウのキーとなるフィールドを基準に昇順で,次に示す順序に並びます。

-,#,/,@,¥,0~9,A~Z

搬出時,レコードはEBCDIKコード順に並べ替えられます。ホストには,EBCDIKコード順で格納されます。

各構成定義ウィンドウのキーとなるフィールドを表3-5に示します。

表3-5 キーとなるフィールド

ウィンドウキーとなるフィールド
システム構成の設定ウィンドウ物理プロセサ名称
プロセサ名称
LPAR構成定義ウィンドウLPAR番号
チャネル定義ウィンドウ
チャネル定義(PRMF)ウィンドウ
PATHID
入出力制御装置定義ウィンドウ
入出力制御装置定義(PRMF)ウィンドウ
CUNO
入出力装置定義ウィンドウ
入出力装置定義(PRMF)ウィンドウ
ADDR
装置タイプ定義ウィンドウ装置タイプ
装置グループ定義ウィンドウ装置グループ名
ADDR
装置割り当て順序定義ウィンドウ順序
ACOD定義ウィンドウACOD名称
ポート
接続定義ウィンドウPATHID
CUNO
ADDR
ACOD経路定義ウィンドウPATHID
CUNO
CNC-CTC接続用入出力制御装置の登録ウィンドウCUNO
ACONARC制御機能の対象入出力制御装置の登録ウィンドウIOCMN

レコードを追加または挿入した時点では,レコードは並び替わりません。次に示すどれかの操作をした契機に並び替わります。

<この項の構成>
(1) セルに値を入力する
(2) 入力した値を確定する
(3) レコードの追加・削除
(4) レコードのコピー・貼り付け
(5) 条件を満たすレコードだけを表示する
(6) セルの内容を拡大表示する

(1) セルに値を入力する

値を入力する方法には,次の二つがあります。

(2) 入力した値を確定する

セルに値を入力した直後は,レコードが編集中の状態になります。指定した値をデータベースに格納するには,レコードの保存を実行します。レコードを保存すると,指定した値は誤りがないかチェックされ,データベースに格納されます。レコードを保存するには,次に示す方法があります。

なお,省略できないフィールドに値を指定していない場合は,値を指定するまでレコードの保存ができません。

(3) レコードの追加・削除

(4) レコードのコピー・貼り付け

レコードの貼り付け時には,レコードを入力した場合と同様のエラーチェックが実施されます。

定義シート以外でも,レコードセレクタが表示されていれば,レコードのコピー・貼り付けができます。

なお,レコードのコピー・貼り付け方法は,次に示す2とおりの方法があり定義の性質によってコピー・貼り付け方法を使いわけると効率よく定義操作ができます。

(a) 通常のコピー・貼り付け
(b) 連携レコードのコピー・貼り付け
注意事項
  • 印刷プレビュー形式のウィンドウまたはユティリティ機能のウィンドウではレコードのコピー・貼り付けはできません。
  • シンタクスエラーが発生すると貼り付け処理が中止されるため,エラーが発生した以降のレコードは貼り付けられません。
  • レコードのコピーまたは貼り付けで複数レコードを選択する場合,選択範囲となるレコードの最上位レコードが必ず選択開始位置(最上位のレコードがカレントレコード)となるように操作してください。

(5) 条件を満たすレコードだけを表示する

次に示す条件を指定して,条件を満たすレコードを抽出します。抽出したレコードだけを定義シートに表示できます。

抽出したレコードの表示はそのウィンドウを開いている間だけ有効です。

(a) レコードの抽出手順
  1. 定義シートにカーソルを移動します。
  2. [レコード(R)]-[フィルタの実行(F)...]を選択します。
  3. フィルタ条件の指定ダイアログで,抽出条件を指定します。フィルタ条件の指定ダイアログを図3-6に示します。

    図3-6 フィルタ条件の指定ダイアログ

    [図データ]

  4. [OK]ボタンをクリックします。[キャンセル]ボタンをクリックすると,指定を取り消してレコードの抽出を中止します。
  5. ダイアログが閉じた後,指定した条件を満たすレコードだけが定義シートに表示されます。
(b) 抽出条件の指定方法

(6) セルの内容を拡大表示する

セルの内容が定義シート上で表示しきれない場合に,カーソルを置いているセルをズームして,定義内容をすべて表示します。ズームして表示した定義内容は変更できます。

  1. ズームするセルにカーソルを置き,Shift+F2キーを押します。
  2. ズームダイアログが開いて,テキストボックスに定義内容が表示されます。ズームダイアログを図3-7に示します。

    図3-7 ズームダイアログ

    [図データ]

[OK]ボタンをクリックすると,ダイアログが閉じます。ズームダイアログで定義を入力することもできます。ただし,[キャンセル]ボタンをクリックすると入力した内容は無効になります。