ヒット位置情報を検索するための条件は,検索条件式で指定します。検索条件式に指定した検索条件に従って検索タームが検索され,ヒット位置情報を取得できます。
検索条件式は,TS0F_Compile関数(検索条件式のコンパイル)の引数で指定します。
検索条件式の記述形式および指定する値を次に示します。
演算子(<項1>,<項2>…)
検索タームおよび演算子の詳細について次に説明します。
検索条件に指定するキーワードを検索タームといいます。検索条件およびTS0F_Mlook関数(同義語・異表記展開結果の取得)の指定時,検索タームにさらに条件を付け加えることで,さまざまな条件で検索できます。
検索タームは,'(アポストロフィ)で囲んでください。
また,次に示す文字を指定する場合,直前に¥(0x5c)をエスケープ文字として記述してください。
* ? | ¥ ^ [ ] , ( ) '
直後の丸括弧で囲まれた,一つ以上の項の検索条件を指定するために演算子を使用します。
検索条件式に指定する演算子を次の表に示します。
表2-18 検索条件式に指定する演算子
演算子 | 検索の種類 | 指定できる項の数 | 説明 |
---|---|---|---|
eq | 一致 | 一つ | 指定された検索タームが存在することを指定します。 一つの項に指定できる検索タームは一つです。 |
fnot※ | 論理否定 | 一つ | 項の検索条件が存在しないか,または成立しないことを指定します。 |
fand※ | 論理積 | 二つ以上 | すべての項の検索条件が存在するか,または成立することを指定します。 |
for※ | 論理和 | 二つ以上 | すべての項の検索条件で,一つ以上の項の検索条件に合致した内容が存在するか,または成立することを指定します。 |
演算子を使用した検索条件式の指定例を次に示します。