2.3.3 HP-UXの場合

HP-UXの場合のコンパイル方法およびリンケージ方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 前提とするコンパイラ
(2) コンパイルオプション(マルチスレッド)
(3) コンパイルオプション(シングルスレッド)
(4) リンクオプション(マルチスレッド)
(5) リンクオプション(シングルスレッド)

(1) 前提とするコンパイラ

HP-UXを使用してコンパイルまたはリンケージを行う場合は,次の製品を使用してください。

(2) コンパイルオプション(マルチスレッド)

マルチスレッドでコンパイルを実行する場合は,次のコンパイルオプションを指定してください。

表2-10 マルチスレッドのコンパイルオプション(HP-UXの場合)

指定するコンパイルオプションオプションの意味
-I/opt/TSPlugin/TSFilter/includeインクルードパスの指定
-D_ALL_SOURCEPOSIXやそのほかの規格を有効にする
-D_POSIX_SOURCE=199506LPOSIXのリビジョンレベルを指定する
-AaANSIモードでコンパイルする
-D_HPUX_SOURCEHP-UXで提供されるmacroやtypedefにアクセスする

(3) コンパイルオプション(シングルスレッド)

シングルスレッドでコンパイルを実行する場合は,次のコンパイルオプションを指定してください。

表2-11 シングルスレッドのコンパイルオプション(HP-UXの場合)

指定するコンパイルオプションオプションの意味
-I/opt/TSPlugin/TSFilter/includeインクルードパスの指定
-D_ALL_SOURCEPOSIXやそのほかの規格を有効にする
-D_POSIX_SOURCEPOSIX用ソース

(4) リンクオプション(マルチスレッド)

マルチスレッドでリンクする場合は,次のリンクオプションを指定してください。

表2-12 マルチスレッドのリンクオプション(HP-UXの場合)

指定するリンクオプションオプションの意味
-L/opt/TSPlugin/TSFilter/libライブラリパスの指定
-lts0_rマルチスレッド用TSFilterライブラリの使用
-lpthreadPOSIXスレッドの使用

(5) リンクオプション(シングルスレッド)

シングルスレッドでリンクする場合は,次のリンクオプションを指定してください。

表2-13 シングルスレッドのリンクオプション(HP-UXの場合)

指定するリンクオプションオプションの意味
-L/opt/TSPlugin/TSFilter/libライブラリパスの指定
-lts0シングルスレッド用TSFilterライブラリの使用