1.1 目的

この節では,Text Search Filter Libraryの目的について説明します。

 

Text Search Filter Libraryは,文書検索時の検索条件として指定したキーワード(検索ターム)が文書中のどの位置に出現しているかといった,ヒット位置情報を取得するUAP作成用のライブラリ機能を提供する32ビットのアプリケーションプログラムです。

Text Search Filter Libraryでは,UAP作成に必要な各種ファイルおよびAPI関数を提供していますので,UAPを効率良く作成できます。

ヒット位置情報取得の基となるデータは,データベースの全文検索用プログラムの検索結果です。Text Search Filter Libraryで作成したUAPでは,全文検索用プログラムの検索結果から,「先頭から何文字目」という形式でヒット位置情報を取得できます。

取得したヒット位置情報は,検索タームのヒット位置を検索結果の表示画面上に反転表示したり,ヒット位置情報の一覧を出力したりするなどの活用ができます。

また,ヒット位置情報が必要ない場合は,簡易的な機能としてヒットの有無だけを,またはヒット数だけを検索結果として取得することもできます。