PUで使用する情報を定義します。
SLUSを使用する場合,SLUSインタフェースで使用するPU番号をHNA2_destination文の下で必ず定義します。また,SLUSの使用有無に関係なく,接続ホストごとに「自動ログオン機能の使用有無」,「UNBIND後のNOTIFY送信の有無」をHNA2_configuration文の設定と異なる設定に変更したい場合も,この定義文を定義します。
上記に該当しない場合,この定義文は不要です。
APが,該当するPUを識別するために使用するPU番号を指定します。
接続する相手情報を持つHNA2_destination文のnameオペランドで定義した接続先名称を指定します。異なるPU番号に対して,同じ接続先名称は指定できません。
このオペランドは,dnameと省略して指定することもできます。
該当するPU下のLUの自動ログオン機能の使用有無を指定します。省略した場合はHNA2_configuration文のauto_logonオペランドの指定値が仮定されます。
このオペランドの指定値は,HNA2_configuration文のauto_logonオペランドの指定より優先されます。
該当するPU下の560/20系LU(560/20系拡張LUを含む)のUNBIND後のNOTIFY送信の有無を指定します。このオペランドは,u_notifyと省略して指定することもできます。また,省略した場合はHNA2_configuration文のunbind_notifyオペランドの指定値が仮定されます。
このオペランドの指定値は,HNA2_configuration文のunbind_notifyオペランドの指定より優先されます。
該当するPUでローカルアドレス割り当て機能の使用有無を指定します。省略した場合はnoが仮定されます。
通常,ローカルアドレスの割り当てはXNF/ASが自動的にするため,この機能は使用しません。接続ホスト側の定義を変更しないで,LU数の変更をする場合,またはLUに対応するローカルアドレスの変更をする場合に,この機能を使用します。
ローカルアドレス割り当て機能を使用する場合は,first_560_LA,first_extend_LA,およびfirst_SLUS_LAオペランドで,各LUのローカルアドレス先頭番号を指定する必要があります。
ローカルアドレス割り当て機能を使用し,かつHNA2_configuration文のmax_560_LUオペランドを指定した場合,このオペランドを指定します。このオペランドは,f_560_LAと省略して指定することもできます。
ローカルアドレス割り当て機能を使用し,かつHNA2_configuration文のmax_extend_LUオペランドを指定した場合,このオペランドを指定します。このオペランドは,f_ex_LAと省略して指定することもできます。
ローカルアドレス割り当て機能を使用し,かつHNA2_configuration文のmax_SLUS_LUオペランドを指定した場合,このオペランドを指定します。このオペランドは,f_SLUS_LAと省略して指定することもできます。
ローカルアドレス割り当て機能は,LU種別ごとにローカルアドレス(LA)を任意に割り当てる機能です。
HNA2で,通常のLU番号とローカルアドレスの関係は,「ローカルアドレス=LU番号+2」固定です。したがって,使用できるローカルアドレスはLA2~LA255となります。通常のローカルアドレスの割り当て状態を例1に示します。また,ローカルアドレス割り当て機能を使用したローカルアドレスの割り当て状態を,例2に示します。