2.2.21 OSI_bufferOSI用バッファ定義文

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 定義条件
(3) 書き方
(4) オペランド
(5) 注意事項

(1) 機能

OSI通信機能が使用する送信バッファプール名称とバッファ個数,およびバッファ長を指定します。

(2) 定義条件

configuration文の下で8回まで連続して定義できます。OSI_buffer文は省略できるので,必要なときに定義します。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) name
バッファプール名称 ~<英数字>((8文字以内))

バッファプール名称を指定します。この名称をgroup文,TPTCP_define文,またはTPTCP_VC文のbuffer_poolオペランドに指定することで,その回線グループ,エンドシステムでのOSI拡張機能,またはOSI拡張高信頼化機能の仮想サーバにこのバッファプールを割り当てます。

複数の回線グループまたは仮想サーバに,同一のバッファプールを割り当てることもできます。

(b) number
バッファ個数 ~<10進数>((10~10000))

このバッファプールのバッファ個数を指定します。

このバッファプールを使用して,同時に通信するアソシエーション数に最も近い値を指定値の目安としてください。

(c) size {128|256|512|1024|2048|4096|8192|16384|24576|32768}

このバッファプールのバッファ長(バイト)を指定します。省略した場合は1024が仮定されます。

送信ユーザデータ長に最も近い値を指定値の目安としてください。

(5) 注意事項

  1. OSI通信機能を使用してデータを送信するとき,XNF/ASではユーザデータの長さと使用するバッファの長さによっては,複数のバッファで一つのデータを送信することがあります。
    バッファ個数やバッファ長は,送信データ長や上位APの動作に依存します。業務や運用を考慮して定義してください。
    例えば,問い合わせ応答型業務の場合,1本のアソシエーションに一つのバッファで十分なこともあります。しかし,一方送信型業務では,1本のアソシエーションに複数のバッファが必要なことがあります。
    バッファの使用状況は,xnfshowコマンドで確認できるので,使用状況を把握して必要に応じて定義する数を調整してください。
  2. group文下の回線群は同一のバッファを使用します。異なる業務の回線は,グループを別にして別のバッファプールを使用するようにすると,ある業務がビジーになっても,別の業務に影響がありません。
  3. OSI通信機能では,デフォルトのバッファプールを自動的に割り当てます。割り当てる個数と長さは,次のとおりです。

    バッファ個数=max_OSI_associationの指定値(ただし,下限値は128)
    バッファ長=1024バイト