3500のコミュニケーションアダプタからEP8000の回線アダプタへ移行する場合,次の点に注意してください。
- 注意点:
- リンク切断後,相手システム側から1秒※以内にリンク確立要求(SABM,SNRMなど)が発行された場合,EP8000側でリンク確立要求を受信できない場合があります。
- 対応策:
- 相手システム側の設定で,リンク確立要求の再試行が1秒※以内に終了する場合は,相手システム側でリンク障害が発生するおそれがあります。相手システム側では,リンク確立要求の再試行回数およびリトライ間隔を調整し,1秒※以上はリンク確立を繰り返すように設定してください。
- 相手システム側でリンク確立要求のリトライが発生した場合,リンク確立処理ごとにリトライ間隔分の時間が余計に掛かるおそれがあります。リンクの切断,再接続を繰り返すシステムでは,相手システム側のリンク確立要求のリトライ間隔を短めに設定してください。
- 注※
- EP8000側がXNF/AS/HDLCを使用したユーザプログラムの場合,リンク切断の検出からd_connect()発行までの期間となります。ユーザプログラムに合わせて調整してください。