OSAS/APIを使用するAPの情報を設定します。
自局のPSAPアドレスは,基本的にはAPで指定するものですが,自局のPSAPアドレスを指定できないAPを使用するための,端末互換機能です。
定義全体に対してOSAS_API文をconfiguration文のmax_AP_identification指定回数(デフォルトの設定内容を含む)記述できます。
OSAS/APIを使用するAPで,ENABLEマクロの要求種別に,“O_ACTR”または“O_PASI”を使用している場合に指定するAP識別子と,それに対応するPSAPアドレス情報を設定します。
ENABLEマクロについては,マニュアル「XNF/AS プログラマーズガイドOSI編」を参照してください。
実行されるすべてのAPに,それぞれ異なる名前を指定します。このオペランドは,AP_idと省略して指定することもできます。
AP識別子に対応するPセレクタを偶数けた(2~32けた:1~16バイト)で指定します。このオペランドは,P_selと省略して指定することもできます。
AP識別子に対応するSセレクタを偶数けた(2~32けた:1~16バイト)で指定します。このオペランドは,S_selと省略して指定することもできます。
AP識別子に対応するTセレクタを偶数けた(2~64けた:1~32バイト)で指定します。このオペランドは,T_selと省略して指定することもできます。
表2-23に示す内容をデフォルト値として保持しています。このAP識別子が示すPセレクタ,Sセレクタ,およびTセレクタの値を修正したい場合は,記述方法に従って,修正するAP識別子と各項目を記述してください。
表2-23 デフォルト設定内容
AP識別子 | 項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
ISCL | Pセレクタ | 使用しない | |
Sセレクタ | 0001 | 4けた | |
Tセレクタ | 0001 | 4けた | |
ISSV | Pセレクタ | 使用しない | |
Sセレクタ | 0001 | 4けた | |
Tセレクタ | 0001 | 4けた |