OSI拡張高信頼化機能で使用する共通情報を指定します。
定義文全体に対して1回だけ定義します。
この定義は省略できます。
パス接続重複チェック機能を使用する場合に,XNF/ASが動作するサーバごとに一意な値を指定します。必ずほかのサーバのserver_idオペランドで指定した値とは異なる値を指定してください。このオペランドを省略した場合,パス接続重複チェック機能は使用できません。
なお,VOS3 XNF/TCP仮想サーバ連携機能によるホスト間接続のサーバモードで動作するホストにサーバIDが指定されていることがあります。この場合,ホストのサーバIDとも重複しないように指定する必要があります。ホストとサーバにサーバIDを指定する構成例は,マニュアル「XNF/AS 解説・運用編」の「OSI拡張高信頼化機能を使用するときの注意事項」を参照してください。
OSI拡張高信頼化機能でOSI拡張着呼デーモンを使用するかどうかを指定します。省略した場合はnoが仮定されます。OSI拡張着呼デーモンは,スーパサーバinetdを経由しないで,TCPコネクションの着呼接続を行う機能です。詳細については,マニュアル「XNF/AS 解説・運用編」の「OSI拡張機能の環境設定と運用」を参照してください。
OSI拡張高信頼化機能でOSI拡張着呼デーモンを使用する場合に,相手局ホストからの着呼を受け付けるTCPのポート番号を指定します。
ポート番号は22102を推奨します。22102以外を使用する場合は,相手局ホストの設定に合わせてください。省略した場合は,22102が仮定されます。なお,ポート番号はシステム内で固有な値を指定してください。
パスの生存監視時間(単位:秒)を指定します。
ソケットの受信バッファサイズ(単位:バイト)を指定します。
ソケットの送信バッファサイズ(単位:バイト)を指定します。
OSの機能であるTCPのNagleアルゴリズムを無効にするかどうかを指定します。省略した場合はnoが仮定されます。
Nagleアルゴリズムは,小さなデータしか送信しない場合にデータをすぐに送信しないで,幾つかのデータを一つのパケットにまとめてから送信する機能です。Nagleアルゴリズムについては,AIXのマニュアルを参照してください。
OSの機能であるTCPの遅延ACKを無効にするかどうかを指定します。省略した場合はnoが仮定されます。
遅延ACKは,受信バッファのサイズに対して受信したデータが小さいと,データを受信してもすぐにACKを返信しない機能です。遅延ACKについては,AIXのマニュアルを参照してください。