4.2.5 xnfdump(ハードウェアのダンプを取得または編集する

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

/etc/xnfdump -n 名称 -f ダンプ出力ファイル名称
            |-e ダンプ入力ファイル名称 〔-o 編集出力ファイル名称〕

(2) 機能

XNF/AS稼働中に,ハードウェアのメモリダンプを取得,または編集します。メモリダンプの編集は,XNF/ASが停止中でもできます。メモリダンプを取得した回線アダプタはオフライン状態になります。

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -n 名称

ダンプを取得するLine_adapter文で定義した回線アダプタを指定します。このオプションは,-fオプションを指定した場合,必ず指定します。

(b) -f ダンプ出力ファイル名称

ダンプを取得するときに,ダンプを出力するファイル名称を指定します。

指定したファイルがない場合,ファイルが作成されます。すでにある場合は,上書きされます。

(c) -e ダンプ入力ファイル名称

ダンプファイルからダンプを編集するときに指定します。-fオプション指定で取得したダンプファイル名称を指定します。

(d) -o 編集出力ファイル名称

ダンプの編集結果を出力するファイル名称を指定します。このオプションは,-eオプションを指定したときに指定できます。

指定したファイルがない場合,ファイルが作成されます。すでにある場合は,上書きされます。また,省略した場合,標準出力に出力されます。

(5) 注意事項

メモリダンプ取得後,-nオプションで指定した回線アダプタはオフライン状態になります。再度,通信を行う場合は,回線アダプタをオンライン状態にしてください。

(6) 使用例

(例1)
ダンプ出力ファイル(file1)に回線アダプタ(LA01)のダンプを取得します。

/etc/xnfdump -f file1 -n LA01

(例2)
ダンプ入力ファイル(file1)を編集出力ファイル(file2)に編集出力します。

/etc/xnfdump -e file1 -o file2