3.8.5 ゲートウェイ通信機能を使用するときの注意事項

ゲートウェイ通信機能を使用するときの注意事項について説明します。

  1. OSI拡張機能のゲートウェイ定義で指定する「中継先プロトコル」が'TCP'の「着信Tセレクタ」がすでにほかのAPで使用されている場合,ゲートウェイ通信機能は該当する「着信Tセレクタ」を使用できません。これは,「ゲートウェイ通信機能で使用する該当する着信Tセレクタは,ほかの通信機能で使用する着信Tセレクタとは別にしなければならない」ためです。
  2. XNF/ASのxnfstopコマンド入力時,またはXNF/ASが異常終了した場合,1.と同様に,OSI拡張機能のゲートウェイ定義で指定する「中継先プロトコル」が'TCP'の「着信Tセレクタ」は,OSI拡張機能では使用できなくなります。使用するためには,次のどれかを実行する必要があります。
    • 再IPLを実行
    • xnftpgwgen -fを実行
    • /etc/xnftpstopを実行後,/etc/xnftpstartを実行
  3. OSI拡張機能のソケットトレースを取得(xnftraceコマンドの-xオプションでキーワードにosiexを指定)するには,configuration文のmax_TPTCP_connectionオペランドの指定が必要です。また,自局レファレンス番号の範囲指定やバッファプールの指定など,OSI拡張機能に関する設定をする場合は,TPTCP_define文の指定が必要です。