XNF/ASには保守運用をするための運用コマンドがあります。運用コマンドはリソース(XNF/AS構成定義文でnameオペランドが存在するもの)に対して,次のような場合に使用します。
XNF/ASの機能と対応する運用コマンドの一覧を表2-1に示します。コマンドの詳細については,「4.2 運用コマンドの詳細」を参照してください。
表2-1 XNF/ASの機能と運用コマンド
運用 | XNF/ASの機能 | 使用する 運用コマンド | |
---|---|---|---|
通常の運用 | 起動・終了 | XNF/ASを開始します。 | xnfstart |
XNF/ASを終了します。 | xnfstop | ||
IPL時またはPP組み込み後,XNF/ASを開始します。 | xnfboot | ||
OS停止時にXNF/ASを終了します。 | xnfshutdown | ||
OSI拡張機能を開始します。 | xnftpstart | ||
OSI拡張機能を停止します。 | xnftpstop | ||
定義文のチェックおよびゼネレーションファイルの作成 | XNF/ASの構成定義文をチェックしゼネレーションファイルを作成します。 | xnfgen | |
構成の変更 | XNF/AS稼働中にリソースを追加します。 | xnfstart -R | |
XNF/AS稼働中にリソースを削除します。 | xnfdelete | ||
定期的な保守 | 回線などの統計情報を表示します。 | xnfmonitor | |
APやリソースの状態と構成を表示します。 | xnfshow | ||
XNF/ASのバッファ使用状況を表示します。 | |||
XNF/AS内の統計情報を編集表示します。 | xnftune | ||
相手システムの電源投入 | パケット交換網に接続された相手システムの電源を入力します。 | xnfpwon | |
OSI拡張機能定義の登録 | OSI拡張機能のゲートウェイ定義を登録します。 | xnftpgwgen | |
OSI拡張機能のシステムパラメタ定義を登録します。 | xnftpprmgen | ||
障害時の運用 | メッセージの表示 | エラーメッセージを表示します。 | comlog |
障害の回復, またはリソースの切り替え | リソースをオンライン状態にします。 | xnfonline | |
リソースをオフライン状態にします。 | xnfoffline | ||
リソースをスタンバイ状態にします。 | xnfstandby | ||
HNA1次局で管理するPU,またはSLUを運用状態にします。 | xnfact | ||
HNA1次局で管理するPU,またはSLUを非運用状態にします。 | xnfinact | ||
障害原因の調査・テスト | XNF/AS稼働中に,XNF/ASの内部テーブル,およびバッファのメモリダンプを取得して編集します。 | xnftdump | |
XNF/AS稼働中に,回線アダプタのメモリダンプを取得して編集します。 | xnfdump | ||
トレースを採取します。 | xnftrace | ||
トレースを編集します。 | xnfedit | ||
XNF/AS稼働中に,回線や回線下のリソースを追加した場合,または障害が発生した場合にテストします。 | xnftest | ||
XNF/AS構成定義情報,メモリダンプやログなどの障害情報を収集します。 | xnfsnap |