4.2.15 xnfsnap障害情報を収集する

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

/etc/xnfsnap -d 出力先ディレクトリ

(2) 機能

XNF/ASで発生した障害の解析に必要なXNF/AS構成定義情報,メモリダンプやログなどの障害情報を収集し,指定されたディレクトリに障害情報ファイル(xnfsnap.tar.Z)を出力します。

このコマンドはXNF/AS停止後,またはXNF/AS異常終了後でも使用できます。

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -d 出力先ディレクトリ名

XNF/ASの障害情報ファイル(xnfsnap.tar.Z)を出力するディレクトリ名を指定します。

出力先ディレクトリは,あらかじめ作成しておく必要があります。出力先ディレクトリがない場合,xnfsnapコマンドは障害情報を収集しないで終了します。

指定された出力先ディレクトリに障害情報がすでにある場合,既存のファイルはすべて上書きされます。

(5) 注意事項

  1. xnfsnapコマンドの実行中に,次のコマンドを同時に実行することはできません。
    • xnfbootコマンド
    • xnfgenコマンド
    • xnfshowコマンド
    • xnftdumpコマンド
    • comlogコマンド
  2. xnfsnapコマンドの二重実行はできません。
  3. xnfsnapコマンドが異常終了または割り込みキーで終了した場合,出力先ディレクトリに収集途中の情報が残ることがあります。不要な場合は削除してください。

(6) 使用例

/tmp/xnfsnapディレクトリに障害情報ファイルを出力します。

mkdir /tmp/xnfsnap
/etc/xnfsnap -d /tmp/xnfsnap