OSI拡張クライアントデーモンまたはOSI拡張着呼デーモンがハングアップしたときに,syslogファイルにメッセージを出力することによって異常発生をユーザに通知する機能です。この機能を使用して,OSI拡張機能の各デーモンのハングアップを検知する方法について説明します。
OSI拡張機能で発呼接続を制御するOSI拡張クライアントデーモン(xnftpclidmon)のハングアップ通知機能の使用方法を図3-13に示します。
図3-13 OSI拡張クライアントデーモンのハングアップ通知機能の使用方法
TPTCP_define文xnftpclidmon_hangup_timeオペランドに指定した時間でOSI拡張クライアントデーモンのハングアップ監視を行います。OSI拡張機能の使用方法の詳細については,「3.8.1 OSI拡張機能を使用するための手順」を参照してください。
syslogファイルのメッセージを監視してOSI拡張クライアントデーモンがハングアップしたことを検知し,デーモンを再起動するための仕掛けをユーザが作成してシステムに組み込みます。なお,xnftpstopコマンド,xnftpstartコマンドの実行によってOSI拡張クライアントデーモン以外に,OSI拡張着呼デーモン(xnftplsndmon)とOSI拡張ゲートウェイデーモン(xnftpgwdmon)も再起動します。
OSI拡張機能でTCPコネクションの着呼接続を制御するOSI拡張着呼デーモン(xnftplsndmon)のハングアップ通知機能の使用方法を図3-14に示します。
図3-14 OSI拡張着呼デーモンのハングアップ通知機能の使用方法
TPTCP_define文xnftplsndmon_hangup_timeオペランドに指定した時間でOSI拡張着呼デーモンのハングアップ監視を行います。OSI拡張機能の使用方法の詳細については,「3.8.1 OSI拡張機能を使用するための手順」を参照してください。OSI拡張着呼デーモンの使用方法の詳細については,「3.8.2 OSI拡張機能での着信監視」および「3.8.3 OSI拡張機能の着信監視の設定手順」の「(1)OSI拡張着呼デーモンから起動する場合」を参照してください。
syslogファイルのメッセージを監視してOSI拡張着呼デーモンがハングアップしたことを検知し,デーモンを再起動するための仕掛けをユーザが作成してシステムに組み込みます。なお,xnftpstopコマンド,xnftpstartコマンドの実行によってOSI拡張着呼デーモン以外に,OSI拡張クライアントデーモン(xnftpclidmon)とOSI拡張ゲートウェイデーモン(xnftpgwdmon)も再起動します。