HAモニタのserversという定義ファイルにサーバ対応の環境を設定します。XNF/ASをサーバプログラムとして設定する内容を,オペランドごとに次に示します。
なお,次に示す以外のオペランドについては,環境に合わせて任意に指定してください。詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ AIX(R)編」を参照してください。
XNF/ASでは戻り値が0のダミーの起動コマンドを指定します。
XNF/ASの起動コマンド(xnfstartコマンドなど)を記述したシェルスクリプトなどを指定しないでください。
この設定例では,XNF/ASはシステムを起動すると自動的に開始する設定なので,サーバの起動コマンドからXNF/ASを起動する必要はありません。
シェルスクリプトによるダミーの起動コマンドの作成例を次に示します。
#!/bin/sh |
システム起動時にXNF/ASを開始するための設定方法については,「3.1 XNF/ASの環境設定」を参照してください。
XNF/ASではモニタモードで運用するため,monitorを指定します。
XNF/ASではこのオペランドの指定を省略します。
ユーザが作成したサーバの停止コマンドを指定する場合は,XNF/ASの停止コマンド(xnfstopコマンドなど)を記述したシェルスクリプトなどを指定しないでください。
この設定例では,XNF/ASはシステムを停止すると自動的に停止する設定にしてください。設定方法については,「3.1 XNF/ASの環境設定」を参照してください。
XNF/ASと上位APなどの他のサーバをグループ化して連動系切り替えを行う場合は,サーバグループの名称を指定します。
XNF/ASの付加通信機能(OSI拡張機能,自局IPアドレス指定機能,およびOSI拡張高信頼化機能)で使用するIPアドレスを,HAモニタのLANの状態設定ファイルで設定するため,useを指定します。
ユーザが作成したXNF/ASのプロセスを監視するコマンドを指定します。
XNF/ASプロセス監視シェルスクリプトのサンプルは,XNF/ASのサンプルファイル用ディレクトリ下に格納されています。詳細については,「3.10.7 HAモニタで使用するサンプルファイル」を参照してください。
nameオペランドに指定したダミーの起動コマンドは再実行する必要がないので,0を指定します。
切り替え対象となる回線アダプタの名称(Line_adapter文のnameオペランドで指定した名称)を指定します。
切り替え対象となる回線切替装置の名称を指定します。
仮想サーバの切り替え失敗時に系切り替えを中止させるため,useを指定します。