XNF/ASの稼働中に,回線やリンクなどのリソースの構成を変更できます。構成変更にはリソースの追加,リソースの削除,および同一リソースの変更の三つがあります。
XNF/ASを停止しないでリソースを追加できます。現在稼働中のリソースへの影響はありません。定義文ファイルにリソースを追加し,xnfgenコマンドでゼネレーションファイル作成後,xnfstart -Rコマンドで稼働中のXNF/ASにリソースを追加します。リソースの追加手順を次に示します。
- 運用中の定義文ファイルを複写します。
- 複写した定義文ファイルに,追加したいリソースを追加します。
- xnfgen -cコマンドで文法をチェックし,誤りがあれば修正します。
- 文法誤りがなくなったら,運用中の定義文ファイルにリソースを追加したファイルを上書きします。
- xnfgenコマンド(-cオプションなし)で,追加した構成のゼネレーションファイルを作成します。
- xnfstart -Rコマンドで,動作中のXNF/ASにリソースを追加します。
- comlogコマンドを入力するか,またはsyslogファイルを参照して,xnfstart -Rコマンド実行時にエラーメッセージが表示されていないことを確認します。エラーメッセージが表示されている場合,エラーメッセージに従い手順1からやり直してください。
- 追加リソースに対し,xnfonlineコマンドなどのコマンドを入力し,運用を開始します。
XNF/AS稼働中に特定のリソースを削除できます。xnfdeleteコマンドでリソース名称を指定し削除します。xnfdeleteコマンドでリソースを削除しても,定義文ファイルの内容は更新されません。xnfdeleteコマンドで削除後に定義文ファイルの内容を更新し,xnfgenコマンドでゼネレーションファイルを作成してください。
xnfdeleteコマンドでリソースを削除後,定義文ファイルの内容を更新し,xnfgenコマンドでゼネレーションファイルを作成しないと,XNF/ASの停止(xnfstopコマンドの入力,システムの終了,およびXNF/ASの異常終了)後,XNF/ASを再開始しても,XNF/ASはゼネレーションファイルの内容で開始しますので,削除したはずのリソースが,削除されない状態で起動されてしまいます。
リソースの削除手順を次に示します。
- xnfofflineコマンドなどのコマンドで,リソースの運用を停止します。
- xnfdeleteコマンドで,対象となるリソースを削除します。
- 削除したリソースをゼネレーションファイルに反映するため,定義文ファイルを複写します。
- 複写した定義文ファイルから,xnfdeleteコマンドで削除したリソースを削除します。
- xnfgen -cコマンドで文法をチェックし,誤りがあれば修正します。
- 文法誤りがなくなったら,運用中の定義文ファイルにリソースを削除したファイルを上書きします。
- xnfgenコマンド(-cオプションなし)で,削除した構成のゼネレーションファイルを作成します。
- xnfdeleteコマンドで,HNA1の不定様式ログオン/ログオフ定義情報を削除した場合,xnfstart -Rコマンドを入力します。
同一リソースを変更するには,「リソースの削除」で示したリソースを削除したあと,「リソースの追加」で示したリソースを追加します。定義文ファイルの定義情報を変更し,xnfgenコマンドおよびxnfstart -Rコマンドを実行しても「リソースの削除」で示したリソースを削除していないと,変更した定義情報は有効になりません。
- <この節の構成>
- 3.3.1 リソースの追加
- 3.3.2 リソースの削除
- 3.3.3 同一リソースの変更
- 3.3.4 定義例