4.2.4 xnfdelete構成を削除する

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

/etc/xnfdelete {-n 名称|-x キーワード}

(2) 機能

XNF/ASの稼働中に,指定したリソースを削除します。構成を削除する場合,必ず「3.3 構成の変更」を参照してから実施してください。

削除できるリソースを次に示します。なお,(a)および(b)で示したリソース以外を指定しても,有効にはなりません。

(a) -nオプションで削除できるリソース
(b) -xオプションで削除できるリソース

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -n 名称

削除するリソースの名称を指定します。-xオプションと同時には指定できません。

(b) -x キーワード

特定のキーワードに対応する,リソースを削除する場合に指定します。-xオプションで指定できるキーワードを次に示します。

なお,-nオプションと同時には指定できません。

(5) 注意事項

  1. 次の場合,このコマンドは使用できません。
    • リソースの名称に指定した回線アダプタがメモリダンプ採取中
    • リソースの名称に指定した回線アダプタがトレース採取中
    • リソースの名称に指定した回線アダプタに属する回線がトレース採取中
    • リソースの名称に指定した回線がトレース採取中
  2. HNA1次局の内部トレース採取中に,HNA1次局が管理するPU,またはPUが使用するリンクを削除した場合は,xnftraceコマンド(-eオプション指定)でHNA1次局の内部トレース採取を停止してください。
  3. 下位リンクのコネクション確立処理中にHNA2_slotを削除するとxnfdeleteコマンドが終了してもHNA2_slotが削除処理中のままになることがあります。この場合は,リンクに対してxnfofflineコマンドを実行することで,HNA2_slotの削除が完了します。

(6) 使用例

(例1)
回線(LINE01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n LINE01

(例2)
リンク(LINK0011)を削除します。

/etc/xnfdelete -n LINK0011

(例3)
OSAS_API定義情報を削除します。

/etc/xnfdelete -x osas_api

(例4)
回線アダプタ(LA01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n LA01

(例5)
SW_group_define(swgrp01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n swgrp01

(例6)
X25_group_define(x25grp01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n x25grp01

(例7)
X25_info(x25info01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n x25info01

(例8)
X25_route(x25rout01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n x25rout01

(例9)
HNA1_PU(PU01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n PU01

(例10)
HNA1_SLU(SLU01)を削除します。

/etc/xnfdelete -n SLU01

(例11)
HNA1のすべての不定様式コマンド情報を削除します。

/etc/xnfdelete -x hna1uss

(例12)
HNA2_slot(hna2slot1)を削除します。

/etc/xnfdelete -n hna2slot1

(例13)
仮想サーバ情報(SV001)を削除します。

/etc/xnfdelete -n SV001