3.8.3 OSI拡張機能の着信監視の設定手順

OSI拡張機能で着信時に使用するデーモンを次のどちらかの方法で起動します。

<この項の構成>
(1) OSI拡張着呼デーモンから起動する場合
(2) スーパサーバinetdから起動する場合

(1) OSI拡張着呼デーモンから起動する場合

TPTCP_define文のisotsap_listenオペランドにyesを指定します。OSI拡張高信頼化機能でOSI拡張着呼デーモンを使用する場合は,TPTCP_common文のhost_adaptor_listenオペランドにyesを指定します。

(2) スーパサーバinetdから起動する場合

OSI拡張機能のデーモンをスーパサーバinetdに登録します。

inetdが読み取るコンフィグレーションファイル(/etc/inetd.conf)に次のフィールド(4行)を追加してください。

#
#XNF/AS  TPTCP(OSI_EX) deamon
#
iso_tsap1 stream tcp2 nowait root /etc/xnftpsrvdmon xnftpsrvdmon

また,OSI拡張高信頼化機能を使用する場合は,コンフィグレーションファイルに次のフィールド(4行)を追加してください。

#
#XNF/AS Host Adaptor deamon
#
host_adaptor1 stream tcp2 nowait root /etc/xnftptcpvc xnftptcpvc

注※1
"iso_tsap"(または"iso-tsap")またはhost_adaptor 以外を使用する場合は,図3-10の注※4を参照してください。
注※2
/etc/protocolsファイルにtcpが定義されていなければなりません。inetdについての詳細は,AIXのマニュアルを参照してください。