11.7 NSAPアドレス付加機能

<この節の構成>
(1) NSAPアドレス通知機能の有無
(2) NSAPアドレス送信
(3) NSAPアドレス受信

(1) NSAPアドレス通知機能の有無

n_open発行時,oflagにO_XNFNLI_NSAPを指定することで,NSAPアドレス付加機能が使用できるようになります。

(2) NSAPアドレス送信

n_connect発行時,NSAPアドレス付加機能を使用して,sndcallのaddrフィールドに相手局NSAPアドレスを指定すると,CRパケットにNSAPアドレスを付加して送信します。

(3) NSAPアドレス受信

n_listen発行時,NSAPアドレス付加機能を使用して,CNパケットに相手局NSAPアドレスが付加されている場合,NSAPアドレスをcallのaddrフィールドに設定してユーザに通知します。

注意事項
NSAPアドレス付加機能を使用する場合,84VCだけ使用できます。また,同一回線でOSIとの共存はできません。構成定義では,使用する回線に属するNLまたはX25_group_define文の専用回線識別子を,X.25パススルー専用回線にする必要があります。