n_open発行時,oflagにO_XNFNLI_RSTRSPを指定することで,RFパケット応答同期機が使用できるようになります。
RFパケット応答同期機能を使用しない場合,ネットワークコネクションのリセット指示をすると,図11-1に示すようにn_look関数に対してN_RSTイベントを通知し,RFパケットを応答します。
図11-1 ネットワークコネクションのリセット手順(RFパケット応答同期機能を使用しない場合)
RFパケット応答同期機能を使用した場合,ネットワークコネクションのリセット指示を受信すると,図11-2に示すようにn_look関数に対してN_RST2イベントを通知しますが,RFパケットは応答しません。n_rstrsp関数を発行することで,上位プログラムからRFパケットを応答できます。
図11-2 ネットワークコネクションのリセット手順(RFパケット応答同期機能を使用する場合)
RFパケット応答同期機能使用時のネットワークコネクションのリセットで使用する関数を表11-5に示します。
表11-5 ネットワークコネクションのリセットで使用する関数(RFパケット応答同期機能使用時)
関数 | 説明 |
---|---|
n_look | ネットワークコネクションのリセット指示を受信して,リセット指示(N_RST2イベント)を通知します。RFパケットは応答しません。 |
n_rstrsp | RFパケットを応答します。 |