未使用のネットワーク端点を開設し,そのファイル記述子を返します。
#include <xnfw/niuser.h> |
ネットワークプロトコル提供者名を指定します。
VC接続の場合,“X25-VC“を指定します。PVC接続の場合,”X25-PVC“を指定します。
これら以外の値を指定した場合は,n_errnoにNEPARAMが設定されて,エラーリターンします。
ネットワーク端点の属性を指定します。
表5-6の属性を論理和形式で設定してください。ただし,同期モードと非同期モードは同時に指定できません。
表5-6 oflagに設定するパラメタ一覧
パラメタ | 意味 | 使用サービス |
---|---|---|
NULL | 同期モードの実行 | VC,PVC |
O_NDELAY | 非同期モードの実行(n_snddisを除きます) | VC,PVC |
O_XNFNLI_DISC | n_snddisの非同期モードの実行 | VC |
O_XNFNLI_INT | 優先データサービスの使用 | VC |
O_XNFNLI_CALL | コールユーザデータサービスの使用 | VC |
O_XNFNLI_QBIT | Qビットインタフェースの使用(PVCサービスの場合はデフォルトで使用できます) | VC |
O_XNFNLI_LCN | 論理チャネル情報通知機能の使用 | VC |
O_XNFNLI_MLT | 上位プロセス選択機能の使用 | VC |
O_XNFNLI_NSAP | NSAPアドレス付加機能 | VC |
O_XNFNLI_RSTRSP | RFパケット応答同期機能 | VC,PVC |
ネットワーク端点に関する,情報を設定するエリアを指定します。
0以上:正常終了(ファイル記述子(ネットワーク端点)を返します)
-1:異常終了
エラー番号がn_errnoに設定されています。エラー番号の詳細は,「9.1 エラー番号一覧」を参照してください。
infoで指定したエリアに開設した,ネットワーク端点に関する情報が設定されます。
infoのそれぞれのフィールドに設定される値を表5-7および表5-8に示します。
表5-7 X.25プロトコルのVCサービスを使用する場合
フィールド名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
addr | 50または56 | ネットワークプロトコルアドレスの最大サイズ※1 |
options | 4または8 | ネットワークプロトコルオプションの最大サイズ※2 |
nsdu | -1 | 送信のサイズは無制限 |
ensdu | -2 | 優先データの送信を未サポート |
connect | 16 | 接続確立関数の送信データの最大サイズ |
discon | 16 | 途中解放関数の送信データの最大サイズ |
servtype | N_CONS | コネクションモードのサービスをサポート |
表5-8 X.25プロトコルのPVCサービスを使用する場合
フィールド名 | 値 | 意味 |
---|---|---|
addr | 26 | ネットワークプロトコルアドレスの最大サイズ |
options | -2 | ネットワークプロトコルオプションを未サポート |
nsdu | -1 | 送信のサイズは無制限 |
ensdu | -2 | 優先データの送信を未サポート |
connect | -2 | 接続確立関数の送信データを未サポート |
discon | -2 | 途中解放関数の送信データを未サポート |
servtype | N_PVC | PVCサービスをサポート |