5.3.12 n_listen
(1) 機能概要
ほかのネットワークユーザからのコネクション確立指示の到着を待ちます。
(2) 構文
#include <xnfw/niuser.h>
rcode = n_listen(fd, call);
int rcode, fd;
struct n_call *call; |
(3) 設定情報
(4) リターン情報
(a) リターンコード
0:正常終了
-1:異常終了
エラー番号がn_errnoに設定されています。エラー番号の詳細は,「9.1 エラー番号一覧」を参照してください。
(b) call
- VCの場合
- addr:
- コネクション確立着信側のネットワークアドレスが設定されます。
- opt:
- コネクション確立着信側が指定したネットワークプロトコルオプションが設定されます。プロトコルオプションとして,パケットサイズと優先データ使用有無が設定されます。プロトコルオプションについては,「8. ネットワークプロトコルオプション」を参照してください。
- udata:
- コールユーザデータが設定されます。コールユーザデータの使用については,「11.2 コールユーザデータの転送機能」を参照してください。
- sequence:
- コネクション確立指示を一意に認識するための番号が設定されます。この番号を,n_acceptまたはn_snddisで指定します。
- PVCの場合
- addr:
- LCIなどの情報が設定されます。ここに設定される情報の形式については,「7.1 ネットワークアドレス」を参照してください。
- opt:
- 設定されません。
- udata:
- 設定されません。
- sequence:
- 設定されません。
(5) 特記事項
n_listenは,非同期モードで動作している場合,相手からのコネクション接続指示が到着していないと-1でリターンし,n_errnoにNNODATAが設定されます。同期モードで動作している場合,相手からのコネクション接続指示が到着するまでリターンしません。