通信管理の状態を表2-2に示します。通信管理の状態は,ライブラリ関数d_getstate( )で確認できます。
表2-2 通信管理の状態
状態 | 意味 |
---|---|
UNINIT※ | データリンク端点が確立していない状態を示します。 |
D_UNBND | データリンク端点と仮想スロット番号が結合していない状態を示します。 |
D_IDLE | データリンク端点と仮想スロット番号が結合した状態を示します。 |
D_OUTCON | コネクションの確立保留中の状態を示します。 |
D_DATAXFER | コネクションが確立し,データの転送が可能な状態を示します。 |
ライブラリ関数の発行によって,通信管理の状態がどのように変化するかを図2-1に示します。なお,同期方式と非同期方式の違いについては,「2.4 同期方式と非同期方式」を参照してください。
図2-1 ライブラリ関数の発行による通信管理の状態の変化