3.7 d_look( )

<この節の構成>
(1) 名称
(2) 形式
(3) 機能
(4) リターン情報

(1) 名称

d_look( )

データリンク端点上のイベントを確認します。

(2) 形式

#include <xnfs/diuser.h>
int d_look(fd);
int fd;

(3) 機能

データリンク端点上のイベントの有無,および種類をリターン値として取得します。ほかのライブラリ関数の実行時に,エラー情報としてDLOOKが設定された場合は,この関数を発行して,発生したイベントの種類を確認する必要があります。

fd
データリンク端点識別子を指定します。

(4) リターン情報

(a) リターン値
正常終了時:イベントがない場合は0を,ある場合はイベントの種類を返します。
リターン値イベントの種類
D_CONNECT0x0002コネクション確立要求に対する応答を受信しました。
D_DATA0x0004データを受信しました。
D_DISCONNECT0x0010コネクションが切断されました。
異常終了時:-1を返します。
(b) エラー情報
エラー名称要因
DSYSERR8この関数の実行中にシステムエラーが発生しました。詳細については,「3.16.1 詳細エラーコード」を参照してください。