3.8 d_open( )

<この節の構成>
(1) 名称
(2) 形式
(3) 機能
(4) リターン情報

(1) 名称

d_open( )

データリンク端点を確立します。

(2) 形式

#include <xnfs/diuser.h>
int d_open(path,oflag);
char *path;
int oflag;

(3) 機能

通信管理を識別するUNIXファイルをオープンし,ファイル記述子(データリンク端点識別子)をリターン値として取得します。

path
オープンするファイルのパス名(/dev/xnfs/hdlc)へのポインタです。
oflag
これ以降のライブラリ関数を,同期方式または非同期方式のどちらで実行するかを指定します。指定方法は次のとおりです。
oflagの指定ライブラリ関数の処理方式
d_snd( )d_connect( ),d_rcvconnect( ),d_rcv( )
NULL(0)同期方式同期方式
O_NDELAYだけ同期方式非同期方式
O_DFLOWだけ非同期方式非同期方式
O_NDELAYとO_DFLOW非同期方式非同期方式

(4) リターン情報

(a) リターン値

正常終了時:ファイル記述子(データリンク端点識別子)を返します。

異常終了時:-1を返します。

(b) エラー情報
エラー名称要因
DSYSERR8この関数の実行中にシステムエラーが発生しました。詳細については,「3.16.1 詳細エラーコード」を参照してください。