アプリケーションプログラムを作成・実行するときに使用する,ヘッダファイルおよびライブラリについて説明します。
HDLCパススルーAPIを使用するアプリケーションプログラムで取り込む必要のあるヘッダファイルを表3-1に示します。
表3-1 ヘッダファイル
ファイル名 | 記述形式 | 内容 |
---|---|---|
diuser.h | #include <xnfs/diuser.h> | 各種マクロ,および構造体が定義されています。 |
errno.h | #include <errno.h> | 詳細エラーコードが定義されています。グローバル変数errnoを参照するために使用します。 |
fcntl.h | #include <fcntl.h> | openシステムコールおよびfcntlシステムコールのフラグが定義されています。ライブラリ関数d_open( )のoflag引数を指定するために使用します。 |
作成したアプリケーションプログラムをコンパイルするとき,表3-2に示すライブラリとリンクする必要があります。
表3-2 ライブラリの種類と指定方法
ライブラリの種類 (ファイル名) | コンパイル時のオプションの指定方法※ | 特徴 |
---|---|---|
共用ライブラリ(/lib/libHDLC.so) | xlc ファイル名 -brtl -lHDLC | アプリケーションプログラム実行時に,ライブラリとリンクされます。 |