3.11 d_rcvdis( )

<この節の構成>
(1) 名称
(2) 形式
(3) 機能
(4) リターン情報
(5) 注意事項

(1) 名称

d_rcvdis( )

コネクション切断の原因を取得します。

(2) 形式

#include <xnfs/diuser.h>
int d_rcvdis(fd,discon);
int fd;
struct d_discon *discon;

(3) 機能

コネクションが切断された原因を,切断理由コードとして取得します。

切断理由コードは,構造体d_discon中の領域reasonに設定されます。アプリケーションプログラムは,この切断理由コードをメッセージに出力しておくと,運用時の障害調査に便利です。

fd
データリンク端点識別子を指定します。
discon
構造体d_disconのアドレスを指定します。構造体d_disconのテーブル形式および内容は次のとおりです。

テーブル形式

[図データ]

テーブル内容

テーブル要素内容指定値
dislen構造体d_disconで設定する情報のバイト数0x0008
rsnlen切断理由コードのバイト数0x0004
reason切断理由コード
(凡例)
-:該当しません。

(4) リターン情報

(a) リターン値

正常終了時:0を返します。

異常終了時:-1を返します。

(b) エラー情報
エラー名称要因
DSYSERR8この関数の実行中にシステムエラーが発生しました。詳細については,「3.16.1 詳細エラーコード」を参照してください。
DLOOK9データリンク端点上でイベントが発生しました。ライブラリ関数d_look( )による確認が必要です。
DNODIS14指定されたデータリンク端点は,コネクションの切断を通知されていません。

(5) 注意事項

切断理由コードは,ライブラリ関数d_retryck( )で使用するためのものです。そのままエラー判定などには使用しないでください。