2.3 ライブラリ関数

HSC-APIで使用するライブラリ関数の一覧を表2-1に示します。また,ライブラリ関数発行基本シーケンスを図2-2に,ライブラリ関数発行シーケンス(テキスト一括送受信)を図2-3に示します。

表2-1 ライブラリ関数一覧

ライブラリ関数機能概要非同期方式
BT_CANL( )受信要求を,キャンセルします。
BT_CHECK( )完了した非同期方式の関数の結果を取り込みます。
BT_CLOSE( )ドライバをクローズします。
BT_IDLT( )公衆回線情報を設定します。
BT_LCLS( )回線をクローズします。
BT_LOPN( )回線をオープンします。
BT_MDFY( )回線の属性を設定します。
BT_OPEN( )ドライバをオープンします。
BT_RCTN( )相手局に応答を送信し,テキストを受信します。
BT_RINI( )相手局からENQを受信します。
BT_RTXT( )相手局からENQ受信に対し肯定応答送信後,テキスト(またはブロック)受信の一連の動作をします(BT_RINI( )+BT_RCTN( )の動作を行います)。
BT_SELECT( )非同期方式の関数の完了を監視します。
BT_SETDIAL( )回線交換接続時,短縮ダイヤルの登録,閉域登録・登録解除を行います。
BT_WCTN( )相手局にテキストを送信し,応答を受信します。
BT_WDSC( )公衆回線接続時,相手局にDLE・EOTを送信し回線を切断します。
BT_WEOT( )公衆回線接続時,相手局にEOTを送信し,相手局からEOTを受信します。
BT_WINI( )相手局にENQを送信し,応答を受信します。
BT_WRST( )相手局にEOTを送信し,テキスト送信を終結します。
BT_WTTD( )相手局にテキスト一時延期を送信し,応答を受信します。
BT_WTXT( )相手局にENQ,テキスト(1ブロックだけ)送信,およびEOT送信の一連の送信動作を行います(BT_WINI( )+BT_WCTN( )の動作を行います)。
(凡例)
○:同期方式または非同期方式が使用できます。
-:同期方式だけ使用できます。

図2-2 ライブラリ関数発行基本シーケンス

[図データ]

図2-3 ライブラリ関数発行シーケンス(テキスト一括送受信)

[図データ]