7.2 ライブラリ

OSI通信機能を使用する上位プログラムは,リンケージ実行時に,OSI通信機能用のライブラリ関数のオブジェクトモジュールを取り込む必要があります。このため,コンパイルまたはリンクを実行するときには,表7-2に示すライブラリを指定する必要があります。

共用ライブラリを使用すると,OSI通信機能のバージョンアップでライブラリが変更された場合でも,上位プログラムを再リンケージする必要がなくなります。

表7-2 OSI通信機能が提供するライブラリファイル

項番ライブラリ種別説明
1共用ライブラリ(/lib/libxOSI.so)ライブラリ関数は,実行時に上位プログラムと結合されます。

OSI通信機能使用時のライブラリファイルとのリンク方法を表7-3に示します。

表7-3 OSI通信機能使用時のライブラリファイルとのリンク方法

項番リンク対象ライブラリ種別リンク方法
1共用ライブラリ(/lib/libxOSI.so)xlc ファイル名 -brtl -lxOSI
コンパイルオプションの詳細については,各種コンパイラのマニュアルを参照してください。