3.3.2 アソシエーション解放時のユーザデータ

<この項の構成>
(1) RLRQ-APDU(DISABLE正常解放,RECEIVE解放指示)
(2) RLRE-APDU(DISABLE正常解放応答,解放確認)
(3) ARU-ABRT-APDU(DISABLE異常解放要求,RECEIVE異常解放指示)
(4) ARP-PPDU(DISABLE異常解放要求,RECEIVE異常解放指示)

(1) RLRQ-APDU(DISABLE正常解放,RECEIVE解放指示)

RLRQ-APDU形式を図3-8に示します。

図3-8 RLRQ-APDU形式

[図データ]

説明
  1. ACSEのEXTERNALというデータ構造を持つACSEデータです。ユーザバッファを使用します。オプションパラメタです。ユーザAPDUが存在するときは必須です。
    データ長:0~nバイト(O_rdtlen,O_sdtlenで示す長さ)

(2) RLRE-APDU(DISABLE正常解放応答,解放確認)

RLRE-APDU形式を図3-9に示します。

図3-9 RLRE-APDU形式

[図データ]

説明
  1. ACSEのEXTERNALというデータ構造を持つACSEデータです。ユーザバッファを使用します。オプションパラメタです。ユーザAPDUが存在するときは必須です。
    データ長:0~nバイト(O_rdtlen,O_sdtlenで示す長さ)

(3) ARU-ABRT-APDU(DISABLE異常解放要求,RECEIVE異常解放指示)

ARU-ABRT-APDU形式を図3-10に示します。

図3-10 ARU-ABRT-APDU形式

[図データ]

説明
  1. ユーザ通信エンティティが使用するプレゼンテーションコンテキスト識別子と転送構文から成り,複数のリストを指定できます。必須パラメタです。このパラメタはバージョン2のときだけ存在します。
    データ長:10~nバイト(O_ctxltのデータ長+1)
  2. ACSEの異常解放の中断元を示します。
    O_intrpに中断元の内容を反映します。必須パラメタです。このパラメタは,バージョン2のときだけ存在します。
    データ長:3~7バイト
  3. ACSEのEXTERNALというデータ構造を持つACSEデータです。ユーザバッファを使用します。オプションパラメタです。このパラメタは,バージョン2のときだけ存在します。ユーザAPDUが存在するときは必須です。
    データ長:0~nバイト(O_rdtlen,O_sdtlenで示す長さ)

(4) ARP-PPDU(DISABLE異常解放要求,RECEIVE異常解放指示)

プレゼンテーション層が異常解放した場合,ユーザデータは存在しません。O_intrpに中断元を反映します。

ARP-PPDU形式を図3-11に示します。

図3-11 ARP-PPDU形式

[図データ]