このマニュアルは,EP8000シリーズの通信管理XNF/ASのOSI通信機能と,その使用方法について説明したものです。
このマニュアルの対象となるプログラムプロダクトを次に示します。
なお,このマニュアルでは,EP8000シリーズを略してWSと表記しています。
対象読者
OSI通信機能を使用して上位プログラムの設計や製作をする方を対象としています。
このマニュアルは,OSI(開放型システム間相互接続)に関する知識があることを前提に説明しています。
また,上位プログラムの設計をする方は,OSIの第7層の機能であるACSE(アソシエーション制御サービス)とROSE(リモートオペレーションサービス),第6層の機能であるプレゼンテーションサービス,および第5層の機能であるセションサービスについての知識が必要です。
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編,章と付録から構成されています。
関連マニュアル
このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
読書手順
このマニュアルは,次の表に従ってお読みいただくことをお勧めします。
目的 | 記載個所 |
---|---|
OSI通信機能の仕組みについて知りたい | 1章,2章,3章,4章,5章,6章 |
プログラムを作成するときの留意事項について知りたい | 7章 |
OSI通信機能で提供されているライブラリ関数について知りたい | 8章,9章,10章 |
XNF/ASが出力するエラー情報について知りたい | 11章,12章,13章 |
ユーザデータ形式について知りたい | 付録A |
マルチネットワーク情報の設定方法について知りたい | 付録B |
OSIの関連資料について知りたい | 付録C |
従来製品との差異について知りたい | 付録D,付録E |
このマニュアルでの表記
このマニュアルでは,製品名称を次に示す略称で表記しています。
製品名称 | 略称 | |
---|---|---|
AIX 5L V5.1 | AIX 5L | AIX |
AIX 5L V5.2 | ||
AIX 5L V5.3 | ||
AIX V6.1 | ||
Extended HNA based Communication Networking Facility/for Advanced Server | XNF/AS |
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
常用漢字以外の漢字の使用について
このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。
個所(かしょ) 伝播(でんぱ) 必須(ひっす) 閉塞(へいそく) 捕捉(ほそく)
KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。