2.3.1 OSASサービス

OSI通信機能のACSEとROSE(リモートオペレーションサービス)を使用してデータを送受信する場合にOSASサービスを指定します。ユーザ通信エンティティはROPM(リモートオペレーションプロトコルマシン)を実装してください。

リモートオペレーションは分散アプリケーションを実現するための問い合わせ応答型の会話機能です。アソシエーションクラス(ROSE起動クラス)およびオペレーションクラス(モードと応答のクラス)の定義はROSEユーザが決定します。

ROSEは,ROSEサービスをP-DATAにマッピングする機能を持ちます。

ユーザ通信エンティティは,抽象構文表記法1(ASN.1)の基本符号化規則によって変換した転送構文を使用します。

リモートオペレーションサービスを表2-1に示します。

表2-1 リモートオペレーションサービス

サービス名機能概要要求種別
SENDRECEIVE
RO-INVOKEROSEデータを送受信します。O_RIVRQO_RIVID
RO-RESULTROSEデータ受信結果を送受信します。O_RRSRQO_RRSID
RO-ERRORROSEオペレーションの報告を送受信します。O_RERRQO_RERID
RO-REJECT-UROSEオペレーション拒否通知を送受信します。O_RRJURQO_RRJUID
RO-REJECT-P相手ROSEが起動したオペレーション拒否通知を受信します。O_RRJPID
(凡例)
-:該当しません。
(例)OSASサービスを使用する場合の応用コンテキスト
[図データ]