OSI通信機能では,各種アプリケーション間通信を実現するOSAS(OSIアプリケーション共通機能:OSI Application Support Common Facility)をサポートしています。各システムのネットワークソフトウェアは,このOSASを使用することによって,お互いに通信ができます。
OSI通信機能では,図2-1に示すようなACSE(アソシエーション制御サービス),ROSE(リモートオペレーションサービス)およびプレゼンテーションサービスを切り口としたAPI(アプリケーションプログラムインタフェース)を提供します。このOSASインタフェースは,「C言語」のライブラリ関数として提供します。この章の例では,ライブラリ関数名を一般名で使用します。
図2-1 OSAS/API