4.4 PLユーザデータ

送受信するユーザデータは,ユーザバッファで指定します。各データの領域と長さは,通信記述部というインタフェース領域で指定します。

PLデータ転送時にユーザが指定する必要があるデータは,次の二つのパートから成ります。

<この節の構成>
(1) PLのuser-dataというデータ構造を持つPDVリスト
(2) PLのPPDU

(1) PLのuser-dataというデータ構造を持つPDVリスト

PDVリスト部は,コンテキスト識別子と転送構文名を指定するパートです。転送構文名は,転送構文を識別したり,符号化規則を識別したりするのに使用します。PDVリスト部のデータ形式については,「付録A.3 PL(プレゼンテーションサービス)のユーザデータ」を参照してください。転送構文名を一つしか使用しない場合は,PDVリストの転送構文名を省略できます。複数の転送構文名を使用する場合は省略できません。PDVリスト部に続けてPLのPPDUを表現します。P-DATAのユーザデータは必ず指定してください。

(2) PLのPPDU

PLのPPDUはPLサービスの種類によって内容が異なります。詳細については,「付録A データ形式」を参照してください。

PLのユーザデータの形式を図4-4に示します。

図4-4 PLのユーザデータの形式

[図データ]