ACSEのユーザデータはEXTERNALというデータ構造を持ち,EXTERNALとユーザAPDUの二つのパートから成ります。
EXTERNAL部はユーザAPDUの転送構文名とコンテキスト識別子とを指定するパートです。
EXTERNAL部に続けてユーザのAPDUを付加することができます。ユーザAPDU部の使用は任意です。
データの送信時は,図A-1に示す形式でユーザの送信バッファにデータを作成します。受信時は,同じ形式でユーザの受信バッファにデータが格納されます。
なお,ここで示すAPDU形式は参考であり,詳しくはISO規格(8650)を参照してください。
図A-1 ACSE EXTERNALデータ形式