OSASサービスを使用するときの送受信データは,PDVリスト,およびROSEのAPDUの二つのパートから成ります。ROSEのAPDUは,ROSEユーザとの間のサービスプリミティブとして定義されている表A-1に示す種類があります。
表A-1 ROSEのAPDUとサービスプリミティブ
項番 | APDU | サービスプリミティブ | 要求 | 指示 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ROIV | RO-INVOKE | ○ | ○ | - |
2 | RORS | RO-RESULT | ○ | ○ | - |
3 | ROER | RO-ERROR | ○ | ○ | - |
4 | RORJ | RO-REJECT-U | ○ | ○ | ユーザ拒否 |
5 | RORJ | RO-REJECT-P | - | ○ | ROSE拒否 |
データの送信時は,図A-2~図A-7に示す形式でユーザの送信バッファにデータを作成します。受信時は,同じ形式でユーザの受信バッファにデータが格納されます。
なお,ここで示すAPDU形式は参考であり,詳しくはISOの規格(9072)を参照してください。
図A-2 ROSEユーザデータ形式
図A-3 ROIV-APDU形式
図A-4 RORS-APDU形式
図A-5 ROER-APDU形式
図A-6 RORJ-P-APDU形式
図A-7 RORJ-U-APDU形式