チャネル接続で使用する通信路単位の情報を定義します。
CHANNEL_definition文の下に定義できます。
一つのチャネルアダプタに対して,複数のCHANNEL_line文を定義できます。また,pair_ofオペランドを指定したCHANNEL_line文は,pair_ofオペランドで指定したペアのCHANNEL_line文よりもあとに定義します。
チャネルライン名称を指定します。チャネルライン名称には,定義文の中で固有な値を指定してください。
使用するチャネルアダプタに対応するデバイス名称を指定します。このオペランドは,dev_nameと省略して指定することもできます。
デバイス名称は,escaX(Xは数字)を指定してください。組み込み済みのデバイス名称は,lsdev -H -Cで確認できます。
チャネルアダプタで設定したホスト側の受信サブチャネルに対応する,送信用のサブチャネル名称を指定します。このオペランドは,s_subchと省略して指定することもできます。
チャネルアダプタで設定したホスト側の送信サブチャネルに対応する,受信用のサブチャネル名称を指定します。このオペランドは,r_subchと省略して指定することもできます。
このチャネルラインで使用する送信バッファ個数を指定します。このオペランドは,s_bufと省略して指定することもできます。
pair_ofオペランドを指定したCHANNEL_line文の場合,このオペランドは指定できません。
このバッファは,4096バイトのクラスタ付きmbuf(mbuf単体は256バイト)で構成され,9個までチェインされます。したがって,1個の送信バッファで消費されるシステムのmbufのメモリ使用量は,4352~39168バイトとなります。
このバッファは,XNF/AS開始時に一括確保しないで,送信処理時に動的に確保し,送信完了時に解放されます。特にメモリ使用量を少なくする必要がない場合は,デフォルトの値を指定してください。
OSI_buffer文のsizeオペランドには,4096,8192,16384,24576,または32768を指定してください。
チャネルラインで使用する受信バッファ個数を指定します。このオペランドは,r_bufと省略して指定することもできます。
pair_ofオペランドを指定したCHANNEL_line文の場合,このオペランドは指定できません。
このバッファのサイズは,96+4096バイトです。
このバッファは,XNF/AS開始時にシステムのメモリから一括確保します。特にメモリ使用量を少なくする必要がない場合は,デフォルトの値を指定してください。
チャネルラインの動作状態を監視するための無通信監視時間(秒)を指定します。このオペランドは,patrolと省略して指定することもできます。
チャネルライン使用中に,一定時間以上無通信の状態が続いたとき,リンク障害を報告し,障害回復処理をします。
ホストは,サーバとのコネクションが切断されていないことを確認するために,5秒おきに無通信監視用の指令をサーバに送信します。
xnfstartコマンドまたはxnfonlineコマンドを入力してから,ホストが起動するまでの監視時間(秒)を指定します。このオペランドは,host_s_tと省略して指定することもできます。
このオペランドの指定時間内にホストが起動しないと,メッセージKANF26005-E CHANNEL_link(チャネルライン名称) error. code=10-8610を出力し,障害回復処理をします。なお,このメッセージは1回だけ出力します。
このオペランドに0を指定した場合,またはこのオペランドを省略した場合,ホスト起動監視はしません。また,pair_ofオペランドを指定したCHANNEL_line文では指定できません。
経路切り替え用に,二つのチャネルラインをペアで定義する場合,ペアとなるチャネルラインの名称を指定する必要があります。このオペランドは,ペアの一方にだけ指定します。
異なるチャネルラインで同一のペアチャネルラインは指定できません。