2.2.24 OSAS_APIアプリケーションプログラムインタフェース定義文

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 定義条件
(3) 書き方
(4) オペランド
(5) デフォルトAP識別子

(1) 機能

OSAS/APIを使用するAPの情報を設定します。

自局のPSAPアドレスは,基本的にはAPで指定するものですが,自局のPSAPアドレスを指定できないAPを使用するための,端末互換機能です。

(2) 定義条件

定義全体に対してOSAS_API文をconfiguration文のmax_AP_identification指定回数(デフォルトの設定内容を含む)記述できます。

OSAS/APIを使用するAPで,ENABLEマクロの要求種別に,“O_ACTR”または“O_PASI”を使用している場合に指定するAP識別子と,それに対応するPSAPアドレス情報を設定します。

ENABLEマクロについては,マニュアル「XNF/AS プログラマーズガイドOSI編」を参照してください。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) AP_identification
AP識別子 ~<英数字>((14文字以内))

実行されるすべてのAPに,それぞれ異なる名前を指定します。このオペランドは,AP_idと省略して指定することもできます。

(b) P_selector
Pセレクタ ~<16進数>((2~32けた))《使用しない》

AP識別子に対応するPセレクタを偶数けた(2~32けた:1~16バイト)で指定します。このオペランドは,P_selと省略して指定することもできます。

(c) S_selector
Sセレクタ ~<16進数>((2~32けた))《使用しない》

AP識別子に対応するSセレクタを偶数けた(2~32けた:1~16バイト)で指定します。このオペランドは,S_selと省略して指定することもできます。

(d) T_selector
Tセレクタ ~<16進数>((2~64けた))《00》

AP識別子に対応するTセレクタを偶数けた(2~64けた:1~32バイト)で指定します。このオペランドは,T_selと省略して指定することもできます。

(5) デフォルトAP識別子

表2-26に示す内容をデフォルト値として保持しています。このAP識別子が示すPセレクタ,Sセレクタ,およびTセレクタの値を修正したい場合は,記述方法に従って,修正するAP識別子と各項目を記述してください。

表2-26 デフォルト設定内容

AP識別子項目内容備考
ISCLPセレクタ使用しない 
Sセレクタ00014けた
Tセレクタ00014けた
ISSVPセレクタ使用しない 
Sセレクタ00014けた
Tセレクタ00014けた