(a) patrol_time
- パスの生存監視タイマ ~<10進数> ((1~2550))《30》
パスの生存監視時間(単位:秒)を指定します。
(b) receive_buffer_size
- 受信バッファサイズ ~<10進数> ((128~1048576))《32768》
ソケットの受信バッファサイズ(単位:バイト)を指定します。
(c) send_buffer_size
- 送信バッファサイズ ~<10進数> ((128~1048576))《32768》
ソケットの送信バッファサイズ(単位:バイト)を指定します。
(d) tcp_nodelay {yes|no}
OSの機能であるTCPのNagleアルゴリズムを無効にするかどうかを指定します。省略した場合はnoが仮定されます。
Nagleアルゴリズムは,小さなデータしか送信しない場合にデータをすぐに送信しないで,幾つかのデータを一つのパケットにまとめてから送信する機能です。Nagleアルゴリズムについては,AIXのマニュアルを参照してください。
- yes:
- Nagleアルゴリズムを無効にします。データをまとめないでそのまますぐに送信するため,送信済みデータが応答待ちの状態になっても,遅延させることなくデータを送信できます。ただし,通信時の送信効率が低下して,ネットワークのトラフィックが増加するおそれがあります。
- no:
- Nagleアルゴリズムを無効にしません。ただし,OSの設定でNagleアルゴリズムを無効にしている場合は,noを指定しても無効になります。
(e) tcp_nodelayack {yes|no}
OSの機能であるTCPの遅延ACKを無効にするかどうかを指定します。省略した場合はnoが仮定されます。
遅延ACKは,受信バッファのサイズに対して受信したデータが小さいと,データを受信してもすぐにACKを返信しない機能です。遅延ACKについては,AIXのマニュアルを参照してください。
- yes:
- 遅延ACKを無効にします。受信バッファのサイズに対して受信したデータが小さくても,データを受信すると直ちにACKを返信するため,レスポンスが向上することがあります。ただし,通信時の送信効率が低下して,ネットワークのトラフィックが増加するおそれがあります。
- no:
- 遅延ACKを無効にしません。ただし,OSの設定で遅延ACKを無効にしている場合は,noを指定しても無効になります。