2.2.7 group手順別回線群定義文

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 定義条件
(3) 書き方
(4) オペランド

(1) 機能

手順別に回線群を指定します。回線群は,group文の次に定義する複数のline文,およびbasicline文でグループを形成します。

手順の異なる回線群は,別のgroup文で定義します。また,同じ手順の回線群でも,運用上,別のgroup文で定義できます。

group文に下位の定義文のオペランドを一括して定義できます。この定義の詳細は「2.3.1 group文でのグループ指定」を参照してください。

(2) 定義条件

Line_adapter文の下で一つ以上のgroup文を定義します。

group文から次のgroup文の前までのline文,およびbasicline文を,ーつのグループと見なします。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) name
グループ名称 ~<英数字>((8文字以内))

グループ名称を指定します。グループ名称は,定義文の中で固有の値を指定します。

(b) type {HDLC|HSC1|HSC2|NCSB}

回線群の手順を指定します。異なる手順の回線は,同じグループ内に指定できません。省略した場合はHDLCが仮定されます。

HDLC:
HDLC手順を示します。
HSC1:
HSC1手順を示します。
HSC2:
HSC2手順を示します。
NCSB:
NCS-B手順を示します。
(c) buffer_pool
バッファプール名称 ~<英数字>((8文字以内))

回線群が使用するバッファプール名称を指定します。バッファプール名称はOSI_buffer文,NLI_buffer文,またはHDLC_buffer文で指定した名称です。このオペランドは,buf_poolと省略して指定することもできます。

バッファプール名称は,複数指定できますが,一つのbuffer_poolオペランドでは一つのバッファプール名称しか指定できません。なお,一つのgroup文内では最大八つのbuffer_poolオペランドが指定できます。

また,このオペランドを省略した場合,X.25パススルー,OSI通信機能,およびHDLCパススルーのデフォルト送信バッファプールが割り当てられます。