X.25(VC)プロトコルを使用して発呼/着呼時に着信課金などの条件を設ける場合に相手を特定する情報を定義します。この定義文に続いてX25_request文,X25_accept文を定義します。
全NL文より後ろに定義します。
X.25相手指定情報名称には,定義文の中で固有な値を指定します。
このオペランドを省略するとこの定義文の構成変更はできません。
X25_request文,およびX25_accept文を適用したい仮想スロット番号または,代表仮想スロット番号を指定します。
ただし,代表選択のグループ指定をしているグループ配下の仮想スロット番号は指定できません。
X25_request文,およびX25_accept文を適用したい上位プロトコル識別子を指定します。指定できる範囲は00~ffです。
上位プロトコルごとの値を表2-31に示します。
表2-31 上位プロトコルとSPI値
上位プロトコル | 値 |
---|---|
OSI | 03-3F |
X25_request文,およびX25_accept文を適用したい相手局のDTEアドレスを指定します。このオペランドは,S_addrと省略して指定することもできます。
X25_request文,およびX25_accept文を適用したい相手局のNSAPアドレスを指定します。このオペランドは,N_addrと省略して指定することもできます。
NSAPなしOSI通信機能を使用する場合は,このオペランドは指定しないでください。
VASSオペランドで指定する仮想スロットがパケット交換網に接続している場合だけX25_request文,およびX25_accept文のreverse_chargeオペランドが有効となります。