(a) max_PLU
- 最大PLU数 ~<10進数>((1~255))
HNA1次局通信機能でのPLUの最大数を指定します。
(b) max_PU
- 最大PU数 ~<10進数>((1~1024))
HNA1次局通信機能でのPUの最大数を指定します。
(c) max_SLU
- 最大SLU数 ~<10進数>((1~4096))
HNA1次局通信機能でのSLUの最大数を指定します。
(d) max_connection
- 最大コネクション数 ~<10進数>((3~65535))
HNA1次局通信機能での最大コネクション数を指定します。このオペランドは,max_conと省略して指定することもできます。
- 注
- 最大コネクション数は次の計算式で求めます。
- <計算式>
max_connection=
(PVC手順でauto_start:yesを指定したPU配下のSLU数×2+PU数)
+(専用線(NRM)でauto_start:yesを指定したPU配下のSLU数×2+PU数)
+(VC手順で同時に起動するPU配下のSLU数×2+PU数)
- 次に示す条件の場合の,最大コネクション数の計算例を次に示します。
- <条件>
- PU-1(PVC)配下でauto_start:yesを指定したSLU数:2
- PU-2(専用線(NRM))配下でauto_start:yesを指定したSLU数:4
- PU-3(VC)配下のSLU数:3
- PU-4(VC)配下のSLU数:7
- PU-5(VC)配下のSLU数:6
-
- <VC手順のPUを同時に起動しない場合の計算例>
- PVC手順のPU数は1,auto_start:yesを指定したSLU数は2なので,PVC手順の最大コネクション数は,(2×2+1)となります。
- また,専用線(NRM)のPU数は1,auto_start:yesを指定したSLU数は4なので,専用線(NRM)の最大コネクション数は,(4×2+1)となります。
- VC手順のPU数は,PU-3,PU-4,およびPU-5を同時に起動しないため,1となります。SLU数は,VC手順で起動するPUの中で最も大きい値となるため,7となります。したがって,VC手順の最大コネクション数は(7×2+1)となります。
- これらすべてをまとめた計算式を次に示します。
max_connection=(2×2+1)+(4×2+1)+(7×2+1)
- 上記の計算式から,最大コネクション数は29となります。
-
- <VC手順のPUを同時に起動する場合の計算例>
- PVC手順,および専用線(NRM)の計算式は,VC手順でPUを同時に起動しない場合と同様です。
- VC手順のPU数は,PU-3,PU-4,およびPU-5を同時に起動するため,3となります。SLU数は,VC手順で起動する三つのPU配下のSLUの合計値となるため,(3+7+6)となります。したがって,VC手順の最大コネクション数は((3+7+6)×2+3)となります。
- これらすべてをまとめた計算式を次に示します。
max_connection=(2×2+1)+(4×2+1)+((3+7+6)×2+3)
- 上記の計算式から,指定する最大コネクション数は49となります。
(e) connect_retry
- PU起動再試行回数 ~<10進数>((0~255))《10》
PUの起動に失敗したときの再試行回数を指定します。このオペランドは,con_rと省略して指定することもできます。
- 注
- 0(回)を指定した場合は,PUの起動を再試行しません。255(回)を指定した場合は,PUの起動を永久再試行します。
(f) connect_retry_interval
- リンク障害時のリトライインタバル時間 ~<10進数>((30~65535))《30》
リンク障害時に再試行するまでの間隔時間(秒)を指定します。このオペランドは,con_r_intと省略して指定することもできます。
(g) reset_retry_interval
- RQ(開始)パケット再送インタバル時間 ~<10進数>((0~65535))《60》
RQ(開始)パケットの再送を行うまでの間隔時間(秒)を指定します。このオペランドは,res_r_intと省略して指定することもできます。
- 注
- 0(秒)を指定した場合は,60秒が仮定されます。
(h) session_response_time
- 応答監視時間 ~<10進数>((0~65535))《60》
ユーザが送信したSC(セションコントロールPDU)に対する応答監視時間(秒)を指定します。タイムアウト時の再試行回数は2(回)固定です。このオペランドは,s_resp_tと省略して指定することもできます。
- 注
- 0(秒)を指定した場合は,応答監視および再試行をしません。
(i) XID_response_time
- XID応答監視時間 ~<10進数>((1~255))《8》
ISDN(回線交換)接続時,XID応答監視時間(秒)を指定します。
PU単位(HNA1_PU文)で指定する場合は,このオペランドを省略できます。
HNA1文,HNA1_PU文の両方で指定された場合,HNA1_PU文で指定された値を優先します。
このオペランドは,XID_resp_tと省略して指定することもできます。
- 注
- link文のconnection_timeオペランドの指定値と同程度の値を指定してください。
(j) XID_retry
- XID再送回数 ~<10進数>((0~255))《3》
ISDN(回線交換)接続時,XID再送回数を指定します。
PU単位(HNA1_PU文)で指定する場合は,このオペランドを省略できます。
HNA1文,HNA1_PU文の両方で指定された場合,HNA1_PU文で指定された値を優先します。
- 注
- 0を指定した場合は,XID再送は行いません。255を指定した場合は,永久再送します。課金を考慮して再送回数を指定してください。
(k) max_USSTBL
- USSTBL文最大数 ~<10進数>((1~255))
使用するUSSTBL文の最大数を指定します。
動的に追加されるUSSTBL文数を考慮して指定してください。
このオペランドを省略した場合,USSTBL文を増やす構成変更はできません。
(l) max_USSDATA
- USSDATA文最大数 ~<10進数>((1~255))
使用するUSSDATA文の最大数を指定します。
動的に追加されるUSSDATA文数を考慮して指定してください。
このオペランドを省略した場合,USSDATA文を増やす構成変更はできません。
(m) max_logon_PLU
- PLU名称最大種類数 ~<10進数>((1~4096))
HNA1_SLU文のlogon_PLU_nameオペランドおよびthrough_PLUオペランドで指定するPLU名称の最大種類数を指定します。
動的に追加されるHNA1_SLU文で,新しく追加するPLU名称数を考慮して指定してください。このオペランドを省略した場合,PLU名称を増やす構成変更はできません。このオペランドは,max_l_PLUと省略して指定することもできます。