2.2.39 X25_requestX.25要求専用情報定義文

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 定義条件
(3) 書き方
(4) オペランド

(1) 機能

X25_info文で指定した相手に対し,VCプロトコルで発呼するときに付加する課金制御情報,およびQOSパラメタを定義します。

(2) 定義条件

X25_info文の下で,一つのX25_request文が定義できます。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) reverse_charge {yes|no}

着信課金機能を使用するかどうかを指定します。このオペランドは,r_chgと省略して指定することもできます。また,省略した場合はnoが仮定されます。

yes:
VCの料金を着呼側の加入者に請求することを要求します。
no:
VCの料金を着呼側の加入者に請求することを要求しません。
(b) EETDN {use|not_use}

終端間転送遅延・ネゴシエーション機能を使用するかどうかを指定します。省略した場合はnot_useが仮定されます。

use:
終端間転送遅延・ネゴシエーション機能を使用します。
not_use:
終端間転送遅延・ネゴシエーション機能を使用しません。
(c) TCN {use|not_use}

スループットクラスネゴシエーション機能を使用するかどうかを指定します。省略した場合はnot_useが仮定されます。

use:
スループットクラスネゴシエーション機能を使用します。
not_use:
スループットクラスネゴシエーション機能を使用しません。
(d) MTCN {75|150|300|600|1.2K|2.4K|4.8K|9.6K|19.2K|48K|64K}

最小スループットクラスを指定します。なお,1K(キロ)=1000の計算値です。

(e) DTE_address
相手局のDTEアドレス ~<10進数>((15けた以内))

相手局のDTEアドレスを指定します。このオペランドは,DTE_addrと省略して指定することもできます。

NL文または,X25_group_define文でDTE_address2定義がある場合だけ,このオペランドが有効になります。