付録A.3 納付情報を格納するための表領域の算出方法

納付情報をDBに格納するために,次の納付情報格納用テーブルの格納領域を用意します。

テーブルの種別テーブル名
納付情報格納用テーブルHMPNNyyyyyyyy
(凡例)
yyyyyyyy:収納機関コード

表領域は,ほかのテーブルと合わせて一つの領域を確保することもできますが,テーブルごとに異なる領域を確保することもできます。ただし,オンライン電文によって納付情報の追加および削除を頻繁に行う場合は,納付情報格納用テーブルとそのほかのテーブルの格納領域を別に確保することを推奨します。

表領域は,次の計算式から算出します。

表領域(バイト)=納付情報のレコード数(レコード)×1レコード当たりの最大サイズ(バイト)×1.25

次に,納付情報のレコード数,および1レコード当たりの最大サイズの考え方について説明します。

<この項の構成>
(1) 納付情報のレコード数
(2) 1レコード当たりの最大サイズ
(3) 納付情報格納用テーブルの表領域の計算式
(4) 算出例

(1) 納付情報のレコード数

納付情報は,次のようなタイミングで取得されます。

図A-3 納付情報を登録するタイミング(オンラインの場合)

[図データ]

1日に登録される納付情報の件数によって,納付情報のレコード数が決まります。

次に,納付情報のレコード数の計算式を示します。

納付情報の登録件数(単位:件)
  • 1日に一括登録される納付情報件数:a
  • 1日にオンライン電文で登録される納付情報件数:b
納付情報のレコード数の計算式
納付情報のレコード数(レコード)=a+b

(2) 1レコード当たりの最大サイズ

納付情報格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,1,499バイト(1,301桁)です。表領域のサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。なお,このテーブルには,VARCHAR2,およびNVARCHAR2型の可変長項目が含まれていますが,全体サイズに大きな影響はありません。

(3) 納付情報格納用テーブルの表領域の計算式

(1)で算出した値,および(2)の1レコード当たりの最大サイズを利用して,納付情報格納用テーブルの表領域を算出します。

次に表領域の計算式を示します。

表領域(バイト)=(a+b)×1,499×1.25

(4) 算出例

表領域の算出例を次に示します。

(例)
1日に一回,10,000件の納付情報を一括登録する。また,オンラインで1日に2,000件の追加登録をする。納付情報は平均有効期限を7日間とする。
この場合の表領域の計算式を次に示します。
(10,000(件)+2,000(件))×7(日)×1,499(バイト)×1.25=157,395,000(バイト)