6.2.1 消込情報ファイルの変換

消込情報ファイルの変換とは,伝送ファイルを消込情報ファイルに変換する操作です。伝送ファイルは,MPNセンタからファイル転送によって,通信サーバfor Billerに送られます。収納機関コードごとに実行できます。

消込情報ファイルの変換では,次に示すチェック機能があります。

伝送ファイルのフォーマットチェック,および対象金融機関チェックでエラーメッセージが出力されます。対象金融機関チェックでエラーとなった場合は,消込情報ファイルのリターン情報に,仮消込情報としてリターンコードを設定します。設定するリターンコードと,各リターンコードの説明を次に示します。

表6-1 仮消込情報として設定するリターンコード(消込情報ファイルの変換)

リターンコード説明
HMPNA002※1
  • 金融機関コード,または金融機関店舗コードがDBの対象金融機関情報格納用テーブルに登録されているものと不一致の場合
  • 税目・料金番号※2,金融機関コード,金融機関店舗コード,およびチャネル区分は一致しているが,適用年月日は範囲外の場合
HMPNA010※1税目・料金番号※2,金融機関コード,および金融機関店舗コードは一致しているが,チャネル区分が不一致の場合
HMPNA013※1金融機関コード,および金融機関店舗コードは一致しているが,税目・料金番号※2は不一致の場合
注※1
対象金融機関チェックでエラーの場合に設定しますが,正常に処理します。
注※2
税目・料金番号は,地方税,地公体料金の場合だけ設定しています。一般料金で税目・料金番号を設定していた場合,チェック範囲外となります。

消込情報ファイルの変換コマンド(hmpnpayfile)のオプションを指定すると,次の機能が追加されます。

消込情報ファイルの変換コマンドの詳細については,「8.3 コマンドの詳細 hmpnpayfile(消込情報ファイルの変換)」を参照してください。