付録A.7 収納機関情報を格納するための表領域の算出方法

収納機関情報をDBに格納するために,次の対象収納機関情報格納用テーブルの格納領域を用意します。なお,このテーブルは,通信サーバfor Billerに一つだけ必要です。

SQL*Loaderなどで収納機関情報を登録します。SQL*Loaderについては,ORACLEのマニュアルを参照してください。

テーブルの種別テーブル名
対象収納機関情報格納用テーブルHMPNR

なお,対象収納機関情報格納用テーブルだけを格納する表領域を一つ確保することもできますが,そのほかの表領域とまとめて確保することもできます。

表領域は,次の計算式から算出します。

表領域(バイト)=収納機関情報のレコード数(レコード)×1レコード当たりの最大サイズ(バイト)×1.25

次に,収納機関情報のレコード数,および1レコード当たりの最大サイズの考え方について説明します。

<この項の構成>
(1) 収納機関情報のレコード数
(2) 1レコード当たりの最大サイズ
(3) 対象収納機関情報格納用テーブルの表領域の計算式
(4) 算出例

(1) 収納機関情報のレコード数

通信サーバfor Billerで扱う収納機関の数でレコード数が決まります。

収納機関の数:a
収納機関情報のレコード数
収納機関情報のレコード数(レコード)=a

(2) 1レコード当たりの最大サイズ

対象収納機関情報格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,74バイト(62桁)です。表領域のサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。

(3) 対象収納機関情報格納用テーブルの表領域の計算式

(1)および(2)の値を利用して,対象収納機関情報格納用テーブルの表領域を算出します。

次に表領域の計算式を示します。

表領域(バイト)=a×74×1.25

(4) 算出例

表領域の算出例を次に示します。

(例)
通信サーバfor Billerで扱う収納機関数が10機関あるとする。
この場合の表領域の計算式を次に示します。
10(機関)×74(バイト)×1.25=925(バイト)