通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信した依頼電文および応答電文の履歴情報をDBに格納するために,次の電文履歴格納用テーブルの格納領域を用意します。
テーブルの種別 | テーブル名 |
---|---|
電文履歴格納用テーブル | HMPNHyyyyyyyy |
表領域は,ほかのテーブルと合わせて一つの領域を確保することもできますが,テーブルごとに異なる領域を確保することもできます。ただし,MPNセンタと電文を送受信するごとに情報が増加するため,電文履歴格納用テーブルとそのほかのテーブルの格納領域を別に確保することを推奨します。
表領域は次の計算式から算出します。
表領域(バイト)=電文履歴のレコード数(レコード)×平均電文長(バイト)×1.25 |
次に,電文履歴のレコード数,および平均電文長の考え方について説明します。
電文履歴は,照会サービス,消込サービス,取消サービスおよび再送確認サービスの電文種別に関係なく,電文ごとに次のようなタイミングで合計2回取得されます。
図A-1 電文履歴を取得するタイミング(照会依頼電文の場合)
電文種別に関係なく,1日にどれくらいの電文数が処理されるかによって,電文履歴のレコード数が決まります。
次に,電文履歴のレコード数の計算式を示します。
電文履歴のレコード数(レコード)=a×2 |
電文履歴格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,5,454バイト(5,454桁)です。表領域のサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。ただし,電文履歴格納用テーブルの項目には,VARCHAR2型の可変長項目であるMPN電文のデータ部が含まれるため,この部分に電文種別ごとの平均値を採用することで,用意する表領域の見積もり量を抑えることができます。
次に,平均電文長の計算式を示します。なお,取消依頼電文,取消応答電文,再送確認通知電文および再送確認応答電文の割合は無視できるほど小さいため,平均電文長の計算式には含めません。
平均電文長(バイト)=(b+c+d+e)÷4 |
(1)および(2)で算出した値を利用して,電文履歴格納用テーブルの表領域を算出します。
次に表領域の計算式を示します。
表領域(バイト)=a×2×(b+c+d+e)÷4×1.25 |
表領域の算出例を次に示します。