付録B 用語解説
(英字)- CUP(Client User Program)
- OpenTP1のUAPのうち,WSまたはPCからTP1/Clientのライブラリ関数を使ってSPPのサービスを要求する,クライアント専用のプログラムです。CUPは,OpenTP1クライアント機能が前提となります。
- SPP(Service Providing Program)
- OpenTP1のUAPのうち,ファイルへのアクセスなど,サーバの役割をするプログラムです。SPPは,クライアントUAPから要求されたサービスを実行するサービス関数と,サービス関数をまとめるメイン関数で構成されています。
- SUP(Service Using Program)
- OpenTP1のUAPのうち,SPPに処理要求をするだけの,クライアント専用のプログラムです。ほかのUAPにサービスを提供するための関数は持ちません。
- UAP(User Application Program)
- ユーザーの業務をプログラムとして作成したものです。アプリケーションプログラムともいいます。
(カ行)- 開局
- 通信サーバBaseでは,ファイル転送機能を開始する操作です。通信サーバfor Bankおよび通信サーバfor Billerでは,オンライン処理を開始する操作です。
- 共通ソフトウェア
- 通信サーバが,伝送制御手順を意識することなく,MPNセンタと通信するためのソフトウェアです。金融機関および収納機関は,共通ソフトウェアを経由してMPNセンタと接続します。
- 系
- CPU単位で,サーバが稼働するシステムの単位を示します。システムを構成するハードウェアや,システム上で稼働するプログラムを総称して「系」といいます。
(サ行)- 収納カウンタ情報
- 通信サーバfor BillerとMPNセンタ間の収納情報の集計値が含まれた情報で,オンライン取引の精査に利用できます。
- 収納機関サービス
- 収納機関ごとの収納サービスです。通信サーバfor Billerでは,通信サーバシステム定義によって,指定した収納機関の収納サービスを起動または停止できます。
- 状態表示
- 通信サーバBaseの提供するファイル転送機能の開閉局状態および,コマンドの処理状態を表示する操作です。
- スーパーユーザー
- UNIXの最高権限を持つユーザーです。UNIXファイルシステムのすべてのファイルに対してアクセス権を持ちます。スーパーユーザーの利用者名はrootで固定されています。
(タ行)- チャネル
- 金融機関が利用者に向けて,各業務メニューを提供するシステムです。
- 通信サーバヘッダー部
- 通信サーバfor Bankが送受信する電文のうち,金融業務プログラムとやり取りする電文に追加される情報です。
- 伝送ファイル名
- 通信サーバおよびMPNセンタからファイルを送信する際に付けるファイル名です。MPNセンタでは伝送ファイル名を管理し,伝送ファイル名が重複しないようにチェックします。
(ハ行)- 閉局
- 通信サーバBaseでは,ファイル転送機能を終了する操作です。通信サーバfor Bankおよび通信サーバfor Billerでは,オンライン処理を終了する操作です。
(ヤ行)- ユーザーコールバック
- ユーザー固有の処理をするために,ユーザーが処理をコーディングする部分です。
- 予備系
- 起動時に,最初に稼働状態で待機するシステム(系)です。