4.3.2 通信サーバシステム定義ファイルの記述方法

定義ファイルの記述形式,および記述時の注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 記述形式
(2) 注意事項

(1) 記述形式

定義ファイルは,次の形式で記述します。

[タグ]
定義名="定義値"     #コメント
   :
定義名="定義値"

[タグ]
定義名="定義値"     #コメント
   :
定義名="定義値"

タグ
定義ファイル中では,「[」で始まり,「]」で終わる行が,タグとして扱われます。定義ファイルの項目は,定義の内容によって分類されています。各項目は,決められたタグの下に記述してください。定義項目の分類については,「4.3.3 通信サーバシステム定義の定義項目」を参照してください。
セクション
あるタグから,次のタグの前までの1行以上の定義をセクションといいます。
定義名
定義ファイルの項目は,定義名ごとに記述します。定義ファイル中では,「[」で始まり,「]」で終わる行以外が,定義名が含まれる行として扱われます。定義名のあとには,必ず「=」を記述してください。
定義値
定義名に対する値を設定します。定義ファイル中では,「=」のあとに記述します。定義値には,文字列型と数字型の値を指定できます。定義値が文字列の場合は,必ず「""」で囲んでください。定義値が数字の場合は,「""」で囲む必要はありません。また,「推奨値」欄の「,」は実際に定義する場合は不要です。
コメント
定義以外に補足する情報がある場合に記述します。コメントは,「#」のあとに記述してください。

(2) 注意事項

定義ファイルを記述するときは,次の点に注意してください。

定義ファイル全体について
  • 1行に記述できる文字列は,2,048文字までです。一つの定義が2,048文字を超える場合は,「,」で区切って,複数行に分けてください。
  • 最後の行の末尾では,必ず改行してください。
  • マルチバイトコードを含む定義は記述できません。ただし,コメントの場合は記述できます。
タグについて
定義名について
一つのセクションの中に,同じ定義名を複数記述することはできません。
定義値について
値には,指定属性値以外の値(記号,スペース,タブなど)を使用しないでください。