hmpnstart(通信サーバfor Bankの起動)
形式
機能
通信サーバfor Bankを起動します。SPP,SUP,および共通ソフトウェアも,プロセスの起動処理中に起動されます。
通信サーバfor Bankの起動コマンドは,OpenTP1の起動中には実行できません。また,通信サーバfor Bankの起動コマンドを実行できるタイミングは,現用系と予備系で異なります。
通信サーバfor Bankの起動コマンドを実行できるタイミングを次に示します。
系の種別および状態 | オプション |
---|
なし | -n | -b |
---|
現用系 | 停止中 | ○ | ○ | × |
起動中 | × | × | × |
予備系 | 停止中 | × | × | ○ |
待機中 | × | × | × |
- (凡例)
- ○:実行できる
- ×:実行できない
次のような場合は,必ず強制起動してください。
- 前回停止時に,強制停止した
- 前回異常終了した
- 起動に失敗した
- 注意
- 通信サーバシステム定義の「AUTO_OPEN」に「AUTO」が設定されている場合は,プロセス起動時に自動開局されます。自動開局処理後は,必ず収納サービスの状態を確認してください。収納サービスの状態の確認方法については,「状態表示コマンド(hmpnstat)」を参照してください。
- 障害停止した場合,通信サーバfor Bankの起動コマンドは,次の共通ソフトウェアのプロセスが停止している状態を確認し,実行してください。これらのプロセスが一つでも起動している状態で実行すると,通信サーバfor Bankのプロセスを正常に起動できません。
- オンライン電文用キューマネージャー配下のプロセス
- amqhasmx
- amqrrmfa
- amqzllp0
- amqzlaa0
- amqzxma0
- runmqchi
オプション
-n
通信サーバfor Bankを強制起動する場合に指定します。
-b
HA構成で通信サーバfor Bankを構築している場合に,予備系を起動するときに指定します。起動後は,待機状態になります。
- 注意
- 「-b」オプションを指定してコマンドを実行する前には,オプションを指定しない状態でコマンドを実行して,通信サーバfor Bankが正常に動作することを必ず確認してください。
- 「-b」オプションを指定してコマンドを実行したあとには,HAモニタの機能を使用して,OpenTP1が待機状態になっていることを必ず確認してください。確認方法については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。
戻り値