金融業務プログラムとの通信に使用する,通信サーバfor Bankの入出力領域について説明します。
通信サーバfor Bankが使用する外部入力領域について次に示します。
表7-1 外部入力領域
サービス関数名 | 領域 | 入力内容 | 説明 |
---|---|---|---|
hmpn_ref_srv hmpn_pay_srv hpmn_can_srv | RPCコール入力電文 | 金融業務プログラムからの依頼電文 | MPN電文に通信サーバヘッダー部を追加した電文※ |
RPCコール入力電文長 | 金融業務プログラムからの依頼電文の長さ | RPCコール入力電文の長さ |
通信サーバfor Bankが使用する外部出力領域について次に示します。
表7-2 外部出力領域
サービス関数名 | 領域 | 出力内容 | 説明 |
---|---|---|---|
hmpn_ref_srv hmpn_pay_srv hpmn_can_srv | RPCコール出力電文領域 | 通信サーバfor Bankで編集した応答電文 | MPN電文に通信サーバヘッダー部を追加した電文※ |
RPCコール出力電文長 | 通信サーバfor Bankで編集した応答電文の長さ | RPCコール出力電文の長さ |
通信サーバfor Bankが使用する出力領域のサイズチェックの内容,およびチェックしたときの通信サーバfor Bankの動きについて説明します。
出力領域サイズチェックの内容について,次に示します。RPCコール出力領域がチェックの対象になります。
表7-3 出力領域サイズチェックの内容
チェック条件 | チェック内容 | チェックするタイミング |
---|---|---|
RPC出力領域長<最低長(19バイト) | 金融業務プログラムへ応答する場合に必要な長さがあるか | 各業務系SPPが呼び出された直後 |
RPC出力領域長<通信サーバヘッダー長 | 通信サーバfor Bankでエラーとなった場合にエラーリターンできる長さがあるか |
|
RPC出力領域長<MPNセンタ応答電文長 | 通信サーバfor Bankから応答電文を送信できる長さがあるか | MPNセンタからの応答電文を受信した直後 |
出力領域サイズチェックの場合,出力される「位置コード」および「要因コード」については,マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications serverメッセージ」を参照してください。
出力領域サイズチェックした場合の通信サーバfor Bankの処理について次に示します。
通信サーバヘッダー部については,「付録C 通信サーバヘッダー部のフォーマット」を参照してください。
出力領域サイズチェックした場合に表示されるメッセージの内容については,マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications serverメッセージ」を参照してください。