付録C 通信サーバヘッダー部のフォーマット

通信サーバヘッダー部のフォーマットについて説明します。通信サーバヘッダー部のフォーマットは,通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した場合と,通信サーバfor Bankが金融業務プログラムに送信した場合でフォーマットが異なります。

<この節の構成>
(1) 通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した場合
(2) 通信サーバfor Bankが金融業務プログラムに送信した場合

(1) 通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した場合

通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した場合の通信サーバヘッダー部のフォーマットを次に示します。

表C-1 通信サーバヘッダー部のフォーマット(金融業務プログラムから受信した場合)

項番項目名データ型固定長/可変長データ長
(単位:バイト)
属性内容
1リターンコードChar型F1数字通信サーバfor Bankが発行するリターンコードです。※1
2電文種別コードChar型F4数字電文の種別コードです。
3消込期限年月日Char型F8数字収納情報を取扱できる期限です。消込依頼電文に設定されている場合に,システム日付と比較され,システム日付が消込期限年月日を過ぎていた場合はエラーとなります。
4詳細情報位置コードChar型F2数字エラーを機能ごとに分類したコードです。※1
5要因コードChar型F4数字エラーの要因を特定するコードです。※1
6紐付け情報Char型F24金融業務プログラムが独自に設定する項目です。
7チャネル処理通番Char型F22
8チャネル処理年月日Char型F8
9チャネル処理時刻Char型F6
10電文バージョンChar型F2
11取引種別Char型F4
12元取引仕向処理通番Char型F8
13共同センタレスポンスコードChar型F4
14内部チャネル区分Char型F2
15端末番号Char型F4
16店舗コードChar型F4
17科目コードChar型F3
18口座番号Char型F10
19口座名義人(カナ)Char型F48
20契約者IDChar型F30
21通信制御部通信制御部総データ長Char型F4数字通信制御総データ数に設定されているデータ全体の長さです。0を設定した場合は,通信制御部総データ数,データ名長,データ名,データ長,およびデータを省略できます。
22通信制御部総データ数Char型F2数字データ名長,データ名,データ長,およびデータを一つの単位として,その総数を設定します。
23データ名長※2Char型F2数字データ名の長さです。
24データ名※2Char型V最大99データの名前です。
25データ長※2Char型F2数字データの長さです。
26データ※2Char型V最大99ユーザー任意のデータです。
(凡例)
F:固定長
V:可変長
-:該当なし
注※1
すべての桁に0を設定してください。
注※2
これらの項目は,通信制御総データ数に設定されている数だけ設定されます。

(2) 通信サーバfor Bankが金融業務プログラムに送信した場合

通信サーバfor Bankが金融業務プログラムに送信した場合の通信サーバヘッダー部のフォーマットを次に示します。

表C-2 通信サーバヘッダー部のフォーマット(金融業務プログラムから送信した場合)

項番項目名データ型固定長/可変長データ長
(単位:バイト)
属性内容
1リターンコードChar型F1数字通信サーバfor Bankが発行するリターンコードが設定されます。
2電文種別コードChar型F4数字電文の種別コードが設定されます。
3消込期限年月日Char型F8数字収納情報を取扱できる期限です。
4詳細情報位置コードChar型F2数字エラーを機能ごとに分類したコードです。
5要因コードChar型F4数字エラーの要因を特定するコードです。
6取引種別Char型F4金融業務プログラムが独自に設定する項目です。通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した電文のデータが,そのまま設定されます。
7仕向処理通番Char型F8数字電文の項目と同じ値が設定されます。
8仕向センタコードChar型F10数字
9オリジナル電文種別コードChar型F4数字
10オリジナルレスポンスコードChar型F4数字
11レスポンスコードChar型F4数字
12共同センタレスポンスコードChar型F4金融業務プログラムが独自に設定する項目です。通信サーバfor Bankが金融業務プログラムから受信した電文のデータが,そのまま設定されます。
13入金日Char型F8数字電文の項目と同じ値が設定されます。
14通信制御部通信制御部総データ長Char型F4数字通信制御総データ数に設定されているデータ全体の長さです。0を設定した場合は,通信制御部総データ数,データ名長,データ名,データ長,およびデータを省略できます。
15通信制御部総データ数Char型F2数字データ名長,データ名,データ長,およびデータを一つの単位として,その総数を設定します。
16データ名長Char型F2数字データ名の長さです。
17データ名Char型V最大99データの名前です。
18データ長Char型F2数字データの長さです。
19データChar型V最大99ユーザーコールバックで付加するデータです。
(凡例)
F:固定長
V:可変長
-:該当なし
注※
これらの項目は,通信制御総データ数に設定されている数だけ設定されます。