5.4.1 作成手順

再送電文格納用テーブルは,次の手順で作成します。なお,テーブルは,スキーマ権限を持ったユーザーが作成してください。

  1. RDエリアの容量を見積もる
    電文再送コマンド(hmpnretry),または複数電文再送コマンド(hmpnretryall)を実行する場合,取引情報の格納に必要となるRDエリアの容量を見積もってください。RDエリアの容量の見積もり方法については,「付録A HiRDBのRDエリアの見積もり方法」を参照してください。
  2. RDエリアを作成する
    手順1で見積もった容量のRDエリアをHiRDBに作成してください。RDエリアの作成手順については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 6 システム運用ガイド(UNIX(R)用)」または,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 7 システム運用ガイド(UNIX(R)用)」を参照してください。
  3. サンプルSQLファイル(HMpnRetry.sql)を任意のディレクトリにコピーする
    サンプルSQLファイルは,次のディレクトリに格納されています。
    (通信サーバfor Bankセットアップディレクトリ)/examples/sql
  4. SQLファイルを編集する
    SQLファイルの編集例を次に示します。下線で示している部分に,手順2で作成したRDエリア名を指定してください。サンプルSQLファイルに記載されている内容のうち,下線で示している部分以外は,編集しないでください。

    CREATE TABLE HMPNRETRY(

        :(中略)

    ) IN MPNAREA;

    CREATE Unique Index HMPNRETRY_IDX1  ON HMPNRETRY(

        :(中略)

    ) IN MPNAREA;

  5. HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行する
    次の形式で,データベース定義ユティリティを実行してください。引数には,手順4で作成したSQLファイル名を指定します。

    %pddef < 再送電文格納用テーブル作成SQLファイル名

    データベース定義ユティリティの詳細については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 6 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」または,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 7 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」を参照してください。