8.2.2 通信サーバfor Bankの開局

開局とは,オンライン処理を開始するために通信サーバfor Bankの開局処理をする操作です。開局には,次の方法があります。

自動開局とは,通信サーバfor Bankの起動後に自動で開局することです。自動開局の場合は,開局の操作は必要ありません。手動開局とは,コマンドを実行して開局することです。

開局すると,業務系SPPが起動されます。開局後は,開閉局状態が「開局中」になっていることを確認してください。開閉局状態の確認方法については,「8.3.1 状態表示」を参照してください。

注意
  • 自動開局,手動開局に関係なく,通信できるチャネルが一つもない場合は開局できません。
  • 開局要求がタイムアウトした場合,MPNセンタ側の開閉局状態は,開局状態になる場合と閉局状態になる場合があります。開局要求がタイムアウトした場合および共通ソフトウェアからエラーリターンの応答があった場合は,出力されるエラーメッセージに従って対処してください。
  • 開局コマンド(hmpnopen)が異常終了した場合は,閉局状態になります。出力されるエラーメッセージに従って対処したあと,再度開局コマンドを実行してください。
  • MPNセンタから開始要求を受信した場合は,自動で開局します。
<この項の構成>
(1) 自動開局
(2) コマンドによる手動開局

(1) 自動開局

通信サーバシステム定義の「AUTO_OPEN」に「AUTO」が設定されている場合は,通信サーバfor Bankの起動時に自動開局されます。

通信サーバfor Bankに障害が発生して自動再起動した場合は,通信サーバシステム定義の「ONLINE_STATUS」の設定によって異なります。

通信サーバシステム定義については,「4.3 通信サーバシステム定義」を参照してください。

(2) コマンドによる手動開局

通信サーバシステム定義の「AUTO_OPEN」に「MANUAL」が設定されている場合は,手動で開局します。手動開局する場合は,開局コマンドを実行してください。また,強制開局する場合は,開局コマンドのオプションに「-F」を指定してください。

開局コマンドの詳細については,「10.3 コマンドの詳細 hmpnopen(開局)」を参照してください。

注意
MPNセンタと通信サーバfor Bankの開閉局状態が一致しない場合は,必ず強制開局してください。