通信サーバfor Bankが送受信する電文の流れについて説明します。
通信サーバfor BankがMPNセンタとの間で電文を送受信します。
通信サーバfor Bankを開局する場合を例にすると,開局コマンド(hmpnopen)を実行することによって,MPNセンタに開始要求電文を送信したあと,MPNセンタから開始応答電文を受信しています。この場合の開始要求電文,および開始応答電文が制御電文です。
MPNセンタと通信サーバfor Bankとの間で電文を送受信します。通信サーバfor Bankの閉局時に収納カウンタ情報を送受信する場合と,コマンドを実行して送受信する場合とでは,電文の流れは異なります。
通信サーバfor Bankの閉局時に収納カウンタ情報を送受信する場合の電文の流れを,次の図に示します。ここで示すカウンタ通知電文およびカウンタ応答電文が,収納カウンタ情報電文です。
図1-11 通信サーバfor Bankの閉局時に収納カウンタ情報を送受信する場合の電文の流れ
コマンドを実行して収納カウンタ情報を送受信する場合の電文の流れを,次の図に示します。ここで示すカウンタ照会依頼電文およびカウンタ照会応答電文が,収納カウンタ情報電文です。
図1-12 コマンドを実行して収納カウンタ情報を送受信する場合の電文の流れ
収納情報の照会,消込,取消などの処理は,通信サーバfor BankとMPNセンタ,および通信サーバfor Bankと金融業務プログラムとの間で電文を送受信して行われます。
収納情報を照会する場合を例に,業務電文の流れを次の図に示します。ここで示す照会依頼電文,および照会応答電文が業務電文です。
図1-13 収納情報を照会する場合の業務電文の流れ
なお,通信サーバfor Bankが送受信する電文は,ユーザーコールバックを使用して,参照および編集できます。ユーザーコールバックについては,「6 ユーザーコールバックの作成」を参照してください。