閉局とは,オンライン処理を終了するために,通信サーバfor Bankの閉局処理をする操作です。閉局するには,閉局コマンド(hmpnclose)を実行してください。また,強制閉局する場合は,閉局コマンドのオプションに「-F」を指定してください。
閉局コマンドの詳細については,「10.3 コマンドの詳細 hmpnclose(閉局)」を参照してください。
なお,閉局後は,開閉局状態が「閉局中」になっていることを確認してください。開閉局状態の確認方法については,「8.3.1 状態表示」を参照してください。
- 注意
- 閉局要求がタイムアウトした場合,MPNセンタ側の開閉局状態は,開局状態になる場合と閉局状態になる場合があります。開局要求がタイムアウトした場合および共通ソフトウェアからエラーリターンの応答があった場合は,出力されるエラーメッセージに従って対処してください。
- MPNセンタと通信サーバfor Bankで開閉局状態が一致しない場合に閉局するときは,必ず強制閉局してください。
- 閉局コマンドが異常終了した場合は,MPNセンタと通信サーバfor Bankで開閉局状態の不一致が起こっているおそれがあります。閉局コマンドが異常終了した場合は,強制閉局してください。閉局できない場合は,MPNセンタに連絡してください。
- MPNセンタでの障害発生時,MPNセンタのメンテナンス時などは,MPNセンタからの終了要求によって,自動で閉局されます。
- 予備閉局
- 予備閉局とは,照会サービスは受け付けないで,消込サービスおよび取消サービスは受け付ける状態にすることです。予備閉局する場合は,閉局コマンドのオプションに「-p」または「-t」を指定してください。指定したオプションによって,処理が異なります。
- オプションに「-p」を指定した場合
照会サービスが終了し,収納サービスの状態が「予備閉局中」になります。「予備閉局中」の状態を解除するには,開局コマンド(hmpnopen)を実行してください。また,予備閉局したあとに,閉局するときは,閉局コマンドを実行してください。
- オプションに「-t」を指定した場合
収納サービスの状態が「予備閉局中」になったあと,閉局実行待ち時間が経過すると,閉局処理が実行されます。