hmpnretry(電文再送)
形式
hmpnretry 取引区分 仕向処理年月日 仕向処理通番
機能
指定した電文を再送します。
このコマンドを使用して消込電文を再送するためには,通信サーバシステム定義の「PAY_CMD_RETRY」に「Y」を指定している必要があります。また,このコマンドを使用して取消電文を再送するためには,通信サーバシステム定義の「CAN_CMD_RETRY」に「Y」を指定している必要があります。詳しくは,「8.3.3 電文の再送」を参照してください。
RPCタイマ(秒)=(31+3×(a+7)×b)×c |
オプション
取引区分~{P|C|A}
再送する電文の取引の種別として,次の文字のどれかを指定します。
どのサービス(一般収納サービス,国庫金収納サービス,または地公体収納サービス)の電文が再送の対象になるかは,取引区分と通信サーバシステム定義の値によって決まります。
取引区分に「P」または「C」を指定した場合に,再送の対象となるサービスについては,次のどちらかの表を参照してください。取引区分に「A」を指定した場合は,「P」を指定した場合に対象となるサービスと「C」を指定した場合に対象となるサービスの両方が,再送の対象となります。
表10-2 再送の対象となる消込サービス(取引区分に「P」を指定した場合)
通信サーバシステム定義の値 | 再送の対象となる消込サービス | ||
---|---|---|---|
[GENERAL_RECEIPT]タグのPAY_CMD_RETRY | [NATIONAL_RECEIPT]タグのPAY_CMD_RETRY | [LOCAL_RECEIPT]タグのPAY_CMD_RETRY | |
N | N | N | - |
Y | N | N | 一般収納サービス |
N | Y | N | 国庫金収納サービス |
N | N | Y | 地公体収納サービス |
Y | Y | N | 一般収納サービス,国庫金収納サービス |
Y | N | Y | 一般収納サービス,地公体収納サービス |
N | Y | Y | 地公体収納サービス,国庫金収納サービス |
Y | Y | Y | 一般収納サービス,国庫金収納サービス,地公体収納サービス |
表10-3 再送の対象となる取消サービス(取引区分に「C」を指定した場合)
通信サーバシステム定義の値 | 再送の対象となる取消サービス | ||
---|---|---|---|
[GENERAL_RECEIPT]タグのCAN_CMD_RETRY | [NATIONAL_RECEIPT]タグのCAN_CMD_RETRY | [LOCAL_RECEIPT]タグのCAN_CMD_RETRY | |
N | N | N | - |
Y | N | N | 一般収納サービス |
N | Y | N | 国庫金収納サービス |
N | N | Y | 地公体収納サービス |
Y | Y | N | 一般収納サービス,国庫金収納サービス |
Y | N | Y | 一般収納サービス,地公体収納サービス |
N | Y | Y | 地公体収納サービス,国庫金収納サービス |
Y | Y | Y | 一般収納サービス,国庫金収納サービス,地公体収納サービス |
仕向処理年月日~<符号なし整数>
再送する電文の仕向処理年月日をYYYYMMDD形式で指定します。必ず,存在する日付を指定してください。
仕向処理通番~<符号なし整数>((00000000~99999999))
再送する電文の仕向処理通番を指定します。
戻り値
0:正常終了※
255:再送の対象となる電文がなかった
上記以外:エラーリターン(電文は,再送されていません)