収納カウンタ情報取得とは,MPNセンタが保有している収納カウンタ情報をオンラインで取得する操作です。収納カウンタ情報には,通信サーバfor BankとMPNセンタとの間の収納情報の集計値が含まれており,オンライン取引の精査に利用できます。
収納カウンタ情報の取得には,次の方法があります。
自動取得の場合は,閉局時に収納カウンタ情報が自動で取得されます。自動取得されるかどうかは,通信サーバシステム定義によって異なります。通信サーバシステム定義に自動取得をしない設定をしている場合,または通信サーバfor Bankの終了時以外に取得したい場合は,コマンドを実行して,手動で取得してください。
金融機関の取扱日に収納カウンタ情報で精査をする場合は,コマンドを実行して,手動で収納カウンタ情報を取得することを推奨します。
また,収納カウンタ情報を取得したあとに閉局するときには,収納カウンタ情報の取得に成功したことを確認してください。
収納カウンタ情報を自動取得する場合は,あらかじめ通信サーバシステム定義の「ONLINE_SEISA」に「ON」を設定してください。
「ONLINE_SEISA」に「ON」を設定している場合は,閉局時に,MPNセンタからカウンタ通知電文を受信します。受信したカウンタ通知電文には,当日分と前日分の収納カウンタ情報が含まれています。取得した収納カウンタ情報は,DBに保存されます。ただし,カウンタ年月日が次に示す条件に当てはまる場合は,DBに登録しないでMPNセンタへエラー応答(電文種別1630)を返します。
収納カウンタ情報を格納する形式については,「5.3 収納カウンタ情報格納用テーブルの作成」を参照してください。
通信サーバシステム定義については,「4.3 通信サーバシステム定義」を参照してください。
収納カウンタ情報取得コマンド(hmpncntget)を実行してください。ただし,収納カウンタ情報取得コマンドは,収納サービスの状態が「開局中」または「予備閉局中」のときだけ実行できます。
収納カウンタ情報取得コマンドを実行すると,収納カウンタ情報が標準出力に表示されます。また,コマンド実行時にオプションを指定して,DBに保存することもできます。なお,取得できる収納カウンタ情報は,コマンド実行日の当日,前日および前々日だけです。
収納カウンタ情報取得コマンドの詳細については,「10.3 コマンドの詳細 hmpncntget(収納カウンタ情報取得)」を参照してください。