プロセス監視機能とは,通信サーバfor Bankの運用に必要なプロセスの障害監視をする機能です。プロセス監視機能では,プロセス監視デーモンまたは監視プロセスが,監視対象のプロセスがあるかどうかを監視します。
監視の結果,障害が検知された場合は,プロセスごとに決められた障害時の処理が実行されます。障害時の処理については,「9.3.2 各プロセスの障害と対処」を参照してください。
プロセス監視の種類を次に示します。
通信サーバfor Bankのプロセスは,プロセス監視デーモン,OpenTP1監視プロセス,およびSPP障害監視プロセスによって監視されます。これらのプロセスは,監視対象とするプロセスがそれぞれ異なります。監視対象のプロセスを次の図に示します。
図9-1 監視対象のプロセス
プロセス監視デーモン,OpenTP1監視プロセス,およびSPP障害監視プロセスは,通信サーバfor Bankが起動したときに監視を開始し,通信サーバfor Bankが停止したときに監視を終了します。その間,一定間隔でプロセスを監視します。プロセスの監視期間を次に示します。
図9-2 プロセスの監視期間