カウンタ照会依頼電文およびカウンタ通知電文の収納カウンタ情報を格納するために,次の収納カウンタ情報格納用テーブルの格納領域を用意します。
テーブルの種別 | テーブル名 |
---|---|
収納カウンタ情報格納用テーブル | MBMPCNTR |
なお,収納カウンタ情報格納用テーブルだけを格納するユーザー用RDエリアを一つ確保することもできますが,電文履歴格納用テーブル用のユーザー用RDエリア,および再送電文格納用テーブルのユーザー用RDエリアとまとめて確保することもできます。
ユーザー用RDエリアは,次の計算式から算出します。
ユーザー用RDエリア(バイト)=収納カウンタ情報のレコード数(レコード)×1レコード当たりの最大サイズ(バイト)×1.25 |
次に,テーブルの更新タイミング,収納カウンタ情報のレコード数,および1レコード当たりの最大サイズの考え方について説明します。
MPNセンタから通知された収納カウンタ情報が収納カウンタ情報格納用テーブルに格納(INSERT)されるのは,次の場合です。
このとき,収納カウンタ情報が格納されるタイミングは,通信サーバfor Bankがカウンタ情報通知を受信してからカウンタ情報応答の送信をする間となります。なお,収納カウンタ情報格納用テーブルに格納されたあと,履歴が更新(UPDATE)されることはありません。
図A-2 収納カウンタ情報を取得するタイミング(通信サーバfor Bankの閉局時)
閉局時にMPNセンタから通知される収納カウンタ情報は,当日分と前日分の2日分の情報を含んでいるため,一度に2レコード記録されます。
次に,収納カウンタ情報のレコード数の計算式を示します。
収納カウンタ情報のレコード数(レコード)=a+(b×2)(レコード) |
収納カウンタ情報格納用テーブルの1レコード当たりの最大サイズは,50バイトです。ユーザー用RDエリアのサイズを算出する場合には,1レコード当たりの最大サイズで見積もる必要があります。
(2)で算出した値,および(3)の1レコード当たりの最大サイズを利用して,収納カウンタ情報格納用テーブルのユーザー用RDエリアを算出します。収納カウンタ情報格納用テーブルの項目には,可変長項目は含まれません。
次にユーザー用RDエリアの計算式を示します。
ユーザー用RDエリア(バイト)={a+(b×2)}×50×1.25 |
ユーザー用RDエリアの算出例を次に示します。