再送電文格納用テーブルは,次の手順で作成します。なお,テーブルは,スキーマ権限を持ったユーザーが作成してください。
- RDエリアの容量を見積もる
電文再送コマンド(hmpnretry),または複数電文再送コマンド(hmpnretryall)を実行する場合,取引情報の格納に必要となるRDエリアの容量を見積もってください。RDエリアの容量の見積もり方法については,「付録A HiRDBのRDエリアの見積もり方法」を参照してください。
- RDエリアを作成する
手順1で見積もった容量のRDエリアをHiRDBに作成してください。RDエリアの作成手順については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 6 システム運用ガイド(UNIX(R)用)」または,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 7 システム運用ガイド(UNIX(R)用)」を参照してください。
- サンプルSQLファイル(HMpnRetry.sql)を任意のディレクトリにコピーする
サンプルSQLファイルは,次のディレクトリに格納されています。
(通信サーバfor Bankセットアップディレクトリ)/examples/sql
- SQLファイルを編集する
SQLファイルの編集例を次に示します。下線で示している部分に,手順2で作成したRDエリア名を指定してください。サンプルSQLファイルに記載されている内容のうち,下線で示している部分以外は,編集しないでください。
CREATE TABLE HMPNRETRY(
:(中略)
) IN MPNAREA;
CREATE Unique Index HMPNRETRY_IDX1 ON HMPNRETRY(
:(中略)
) IN MPNAREA; |
- HiRDBのデータベース定義ユティリティ(pddef)を実行する
次の形式で,データベース定義ユティリティを実行してください。引数には,手順4で作成したSQLファイル名を指定します。
%pddef < 再送電文格納用テーブル作成SQLファイル名 |
データベース定義ユティリティの詳細については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 6 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」または,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 7 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」を参照してください。