6.2.1 プロセス監視機能の概要

プロセス監視機能とは,通信サーバBaseの運用に必要なプロセスの障害監視をする機能です。プロセス監視機能では,プロセス監視デーモンが,監視対象のプロセスがあるかどうかを監視します。

監視の結果,障害が検知された場合は,プロセスごとに決められた障害時処理が実行されます。

<この項の構成>
(1) 監視対象のプロセス
(2) プロセス監視の開始と終了

(1) 監視対象のプロセス

通信サーバBaseのプロセスは,プロセス監視デーモンによって監視されます。監視対象のプロセスを次に示します。

図6-1 監視対象のプロセス

[図データ]

なお,プロセス監視デーモンに障害が発生した場合は,OSがプロセス監視デーモンを再起動します。

(2) プロセス監視の開始と終了

プロセス監視デーモンは,通信サーバBaseが起動したときに監視を開始し,通信サーバBaseが停止したときに監視を終了します。その間,一定間隔でプロセスを監視します。プロセスの監視期間を次に示します。

図6-2 プロセスの監視期間

[図データ]