5.1 システム運用の流れ

通信サーバBaseが提供するファイル転送機能は次の手順で運用します。各手順については,図中に示した個所を参照してください。

図5-1 システム運用の流れ

[図データ]

システム運用の流れ
  1. 通信サーバBaseの起動
    通信サーバBaseのファイル転送機能を起動します。起動方法については,「5.2.1 通信サーバBaseの起動」を参照してください。なお,HA構成で構築している場合の起動方法については,「5.2.5 HA構成の場合の起動と停止」を参照してください。
  2. 通信サーバBaseの開局
    通信サーバBaseのファイル転送機能を開始するために,通信サーバBaseを開局します。開局方法については,「5.2.2 通信サーバBaseの開局」を参照してください。
  3. ファイルの送受信
    ファイル転送機能では,共通ソフトウェアを使用してファイルを受信します。ファイルの送受信については,「5.3 ファイルの送受信」を参照してください。ファイルの送受信として,次の運用方法があります。
    ・ファイル受信
    受信したファイルは受信ファイル格納ディレクトリに格納され,受信ファイル名が通知されます。なお,ファイル転送機能が閉局状態でも,MPNセンタからファイルが送信された場合は,ファイルを受信します。ファイル受信については,「5.3.1 ファイル受信」を参照してください。
    ・ファイル送信
    ファイル送信コマンド(hmpnftsend)で,指定したファイルをMPNセンタへ送信します。ファイル送信については,「5.3.2 ファイル送信」を参照してください。
    ・ファイル再受信
    ファイル受信で,過去に受信したファイルのうち,指定したファイルをMPNセンタから再度受信します。ファイル再受信については,「5.3.3 ファイル再受信」を参照してください。
    ・送受信ファイル一覧取得
    MPNセンタと通信サーバBase間で送受信したファイルの一覧を取得します。送受信ファイル一覧取得については,「5.3.4 送受信ファイル一覧取得」を参照してください。
  4. 状態表示
    ファイル転送機能の開閉局状態とコマンドの処理状態を表示します。状態表示については,「5.4 状態表示」を参照してください。
  5. 通信サーバBaseの閉局
    通信サーバBaseのファイル転送機能を終了するために,通信サーバBaseを閉局します。閉局方法については,「5.2.3 通信サーバBaseの閉局」を参照してください。
  6. 通信サーバBaseの停止
    通信サーバBaseのファイル転送機能を停止します。停止方法については,「5.2.4 通信サーバBaseの停止」を参照してください。なお,HA構成で構築している場合の停止方法については,「5.2.5 HA構成の場合の起動と停止」を参照してください。