共通ソフトウェアを使用してファイルを受信します。受信したファイルは受信ファイル格納ディレクトリに格納され,受信ファイル名が通知されます。なお,ファイル転送機能が閉局状態でも,MPNセンタからファイルが送信された場合は,ファイルを受信します。
受信ファイル監視機能は,受信ファイル格納ディレクトリを監視し,ファイルの受信時にファイル名を通知します。
共通ソフトウェアを使用して受信したすべてのファイルは,受信ファイル格納ディレクトリに格納されます。受信ファイル監視機能は,受信ファイル格納ディレクトリを一定の周期で監視します。受信ファイル監視機能がファイル受信を検知すると,プロセス別トレースにファイル名およびファイル受信時のファイル転送機能の開閉局状態を通知します。なお,受信ファイル格納ディレクトリの監視周期は,通信サーバシステム定義の「FILE_WATCH_TIME」で設定します。通信サーバシステム定義の詳細については「4.2 通信サーバシステム定義」を参照してください。受信ファイル格納ディレクトリの詳細については,「3.3 共通ソフトウェアのインストールと環境設定」を参照してください。
MPNセンタでの障害発生時,MPNセンタのメンテナンス時などには,MPNセンタから終了通知ファイルが送信されます。終了通知ファイルの受信後,ファイル転送機能は閉局処理を実行して,開閉局状態を「閉局中(センタ)」に更新します。再開局する場合は,開局コマンド(hmpnftopen)を実行してください。
受信した終了通知ファイルのファイル名は,受信ファイルとしてプロセス別トレース((通信サーバBaseセットアップディレクトリ)/spool/ft/ft_rcv_watcher*.log)に出力されます。不要な終了通知ファイルは,定期的に削除してください。