1.4.2 共通基盤機能

通信サーバBaseが提供する共通基盤機能のうち,システム構築,および障害時の運用として必要な機能について説明します。

<この項の構成>
(1) システム構築
(2) 障害時の運用

(1) システム構築

通信サーバBaseの共通基盤機能には,システム構築に必要な次の機能があります。

セットアップ
通信サーバをセットアップします。
共通ライブラリ
通信サーバfor Bankおよび通信サーバfor Billerに必要な,共通ライブラリを提供します。
定義チェック
通信サーバシステム定義の定義ファイルをチェックします。ファイルのフォーマットや定義値などをチェックできます。

(2) 障害時の運用

通信サーバBaseの共通基盤機能には,通信サーバBaseの運用に必要なプロセスに障害が発生した場合に備えて,次の機能があります。

プロセスの監視
通信サーバBaseの運用に必要なプロセスの障害監視をします。監視対象は,通信サーバBaseおよび共通ソフトウェアのプロセスです。
障害情報の取得
ファイルやテーブルを基に障害情報を取得します。障害発生時のトレース情報を,トレースファイルとして出力します。トレースの出力先には,syslog,統合トレース,およびプロセス別トレースがあります。