4.3.3 HAモニタの定義項目

HAモニタの定義の項目について説明します。なお,各項目の詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。また,定義ファイルの記述例については,「4.6 定義ファイルの記述例(HA構成の場合)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) サーバの環境設定(servers)

(1) サーバの環境設定(servers)

サーバの環境設定には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次の表に示す項目を必ず定義してください。なお,これらの項目は,現用系と予備系で同じ値を指定してください。

注意
表中にない項目については環境に合わせて定義できますが,「patrolcommand」は定義しないでください。

表4-7 server定義文

項目名説明定義値定義値の変更
name通信サーバ起動シェルの絶対パスを指定してください。任意
alias通信サーバシステム定義のファイル転送機能HA定義の「SRV_NAME」で指定したサーバ識別名を指定してください。任意
acttypeサーバの起動方法を指定します。monitor×
termcommand作成したサーバの終了コマンドを絶対パスで指定してください。任意
disk通信サーバのロウ論理ボリューム,および共通ソフトウェアのキューマネージャー用の論理ボリュームを含むボリュームグループ名を指定してください。任意
lan_updownLANの状態設定ファイルを使用するかどうかを指定します。use×
fs_name共通ソフトウェアのキューマネージャー用論理ボリューム,および受信ファイル格納ディレクトリ用論理ボリュームを絶対パスで指定してください。任意
fs_mount_dirキューマネージャー用論理ボリューム,および受信ファイル格納ディレクトリ用論理ボリュームをマウントするディレクトリを絶対パスで指定してください。任意
waitserv_execHAモニタの実行サーバ起動完了処理を実行する前にnameオペランドに指定したサーバプログラムの実行完了を待つかどうかを指定します。yes×
(凡例)
○:「説明」欄の条件で,任意の値を指定できる
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
注※
オプションを指定する場合は,「actcommand」を定義してください。