hmpndefchk(定義チェック)

形式

hmpndefchk [-f 通信サーバシステム定義の定義ファイル] [-n エラーメッセージ出力数] [-s]

機能

通信サーバシステム定義の定義ファイルをチェックします。

通信サーバfor Bankまたは通信サーバfor Billerがセットアップされている場合は,それらの定義もチェックされます。この場合は,通信サーバBaseの定義がチェックされたあと,通信サーバfor Bankまたは通信サーバfor Billerの定義がチェックされます。通信サーバシステム定義に通信サーバfor Bankまたは通信サーバfor Billerの定義がない場合は,エラーになります。

注意
  • 定義ファイルを新規に作成したとき,および変更したときは,必ずこのコマンドを実行し,定義内容が正しいことを確認してください。定義内容が正しくない状態で通信サーバを起動させた場合,通信サーバの動作は保証できません。
  • このコマンドを実行するためには,通信サーバのセットアップが終了していなければなりません。
  • バージョンが01-03以前の通信サーバfor Bankを使用する場合は,このコマンドを実行しても,通信サーバfor Bankの定義はチェックされません。このコマンドを実行したあと,通信サーバfor Bankの定義チェックコマンドを実行してください。

次に,このコマンドでチェックされる内容を示します。

定義ファイルのフォーマットのチェック

定義値のチェック

パスのチェック

注意
  • 定義のチェックでエラーが発生した場合は,その製品の定義のチェックが終了した時点でコマンドが終了します。このため,通信サーバBaseの定義のチェックでエラーが発生した場合,通信サーバfor Bankまたは通信サーバfor Billerの定義はチェックされません。
  • 定義ファイルのフォーマットが不正だった場合は,コマンドの処理が中断されるため,定義値やパスについてはチェックされません。

オプション

-f 通信サーバシステム定義の定義ファイル~<パス名>

チェックする通信サーバシステム定義の定義ファイルを絶対パスで指定してください。省略した場合は,「(通信サーバセットアップディレクトリ)/conf/HMpnSvConf」がチェックされます。通信サーバfor Bankまたは通信サーバfor Billerの定義内容のチェックも,ここで指定したファイルが対象となります。

なお,通信サーバ起動中にこのコマンドを実行する場合は,「(通信サーバセットアップディレクトリ)/conf/HMpnSvConf」以外のファイルを指定してください。

-n エラーメッセージ出力数~<符号なし整数>((1~1,000))

出力するエラーメッセージ数の上限を指定してください。省略した場合は,1,000件が上限となります。

ここに指定した出力数より多くのエラーが発生した場合は,標準エラー出力に「KDMRCD101-I」のメッセージが表示されます。

-s

エラーメッセージをsyslogおよび標準エラー出力に出力する場合に指定してください。省略した場合は,標準エラー出力にだけ出力されます。なお,このオプションは,定義チェックでエラーが発生したときに出力されるメッセージにだけ適用されます。

戻り値

0:正常終了

1:定義エラー終了

9:エラーリターン