HA構成の場合の定義ファイルの記述例を示します。ここでは,次の図を基に構築するときの記述例を示します。また,構築するOSはHP-UXとします。ただし,HAモニタの定義のうち,各OSで記述方法が異なるLANの状態設定ファイルについては,AIX 5Lについても示します。
図4-2 HA構成の場合のシステム構築例(定義ファイルの記述例)
なお,受信ファイル格納ディレクトリ(C_FILE_DIR_NAME)は,共有ディスク上に作成することを推奨しています。この例でも,受信ファイル格納ディレクトリは,共有ディスク上に作成しています。
この記述例での前提条件を次に示します。
表4-9 セットアップディレクトリのパス
ソフトウェア名 | 記述例での値 |
---|---|
共通ソフトウェア | /var/mpncm |
通信サーバBase | /home/HMPN |
表4-10 共通ソフトウェアに必要な設定項目
設定項目 | 記述例での値 | |
---|---|---|
ネットワーク設定 | ホスト名 | host_HMPN |
エイリアスIPアドレス | xxx.xxx.xxx.105 | |
キューマネージャー用論理ボリューム | /dev/vg01/MQHAlvl | |
キューマネージャー(ファイル転送用)のチャネル | TO.F0000000000:TO.F9999900000 | |
TO.F0000000001:TO.F9999900000 |
表4-11 通信サーバBaseに必要な設定項目
設定項目 | 記述例での値 | |
---|---|---|
ネットワーク設定 | ホスト名 | host_HMPNFT |
エイリアスIPアドレス | xxx.xxx.xxx.105 | |
サーバプログラム名 | /home/start_FT | |
サーバ識別名 | mpnBASE | |
共有ディスクに確保されているボリュームグループ | /dev/vg01 | |
ボリュームグループに格納されているボリューム | /dev/vg01/rHMPNFTST | |
/dev/vg01/rHMPNFTFL | ||
/dev/vg01/lvlft01 |
表4-12 共有ディスク上に作成するボリューム
ソフトウェア名 | ボリューム | 記述例での値 |
---|---|---|
共通ソフトウェア | キューマネージャー用論理ボリューム | /dev/vg01/MQHAlvl |
通信サーバBase | 状態管理ファイル用ロウ論理ボリューム | /dev/vg01/rHMPNFTST |
受信ファイルリスト用ロウ論理ボリューム | /dev/vg01/rHMPNFTFL | |
受信ファイル格納ディレクトリ用論理ボリューム | /dev/vg01/lvlft01 |